COMITIA69 アフターレポート

記録的な猛暑だった今夏も過ぎ、風も涼しくなってきた頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか? さる8月29日に行われたコミティア69のアフターレポートをお送りします。
当日は久し振りの雨模様。もっともおかげで思ったより気温が上昇しなかったのは怪我の功名でしょうか。運営の都合で一部のシャッターを開けるため、エアコンが使用できないので場内温度が上がることが心配されましたが、その問題はどうにか我慢できるレベルで回避されました。やはり夏冬のビッグサイトは出来るだけ参加者各人の防暑防寒対策をお願いします。
今回の大きなトピックは「ハチミツとクローバー」で大人気の羽海野チカ原画展。原画のみならず、プロットやネームの作成過程や、使用画材の実物展示など、描き手向けに参考になる内容の一方、凝った入口&出口ゲートや、記念写真コーナーなど楽しいスペースもあり、硬軟のバランスの取れた企画が好評でした。作品にちなんだモンゴルカフェの出店もつねに行列が途切れず大人気でした。
おなじみになった「出張編集部」も9誌が出展。1雑誌あたり平均して30~40人前後、最大100人近い持込もあった編集部もあるなど、人気企画として定着したように思います。
この日は同じビッグサイトで、オールジャンルの同人誌即売会グッドコミックシティやフィギュア系のワンダーフェスティバルも開催され、ビッグサイト全体がミニコミケの雰囲気。ついでに覗いてみようという人も多かったようで、ティアズマガジンの売上から推測される総来場者数も過去最大を記録しました。
実は今回、内部的に一番大きかった出来事は、会場の都合で前日設営が出来なかったこと。いつもは前日の夜6時からスタッフと一般の協力者で会場設営を終わらせて一旦解散。当日朝に再集合という習慣だったのが、今回ばかりは深夜0時から一部のスタッフで準備を始めて、当日朝6時から全員集合で設営開始、8時設営終了→業者搬入という超タイトロープスケジュールでした。それでも多くの協力者に早朝から来てもらい、みんなで力を合わせて無事こなすことが出来ました。頑張ったスタッフみんなと一般協力者の皆さんの尽力に心から感謝します。
そして何より嬉しかったのは、閉会の3時半の時点でほとんど人が引かなかったこと。こんなに最後まで人がゆっくり残っているイベントは見たことがありません。それだけコミティアをトータルで楽しんでもらえたのだと喜びたいと思います。
さて、次回11月はついに20周年記念イベント。今回ばかりは楽しく盛り上がりたいと思います。スタッフ一同知恵を絞っていますので、皆さんも当日はぜひ積極的にご参加ください。どうぞお楽しみに。

コミティア実行委員会代表 中村公彦
(広報ティアズより・一部加筆)