COMITIA76 アフターレポート

初夏の頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。さる5月5日に行なわれたコミティア76のアフターレポートをお送りします。
当日は好天に恵まれ、まさにイベント日和。ゴールデンウイーク中の参加しやすさもあってか、参加サークル数も直接1837/委託110サークルとまたも過去最大を更新しました。おかげでブロック数を増やした結果、ブロック表記がアルファベットでは足りなくなり、急遽カナ表記に。もう本当に会場内はギチギチで、消防法で定められた通路幅を確保するのが精一杯の状態です。これまでビッグサイトではなんとか落選を出さないで来ましたが、ここを越えると抽選になる可能性が高いので、その場合どうかご容赦ください。
さて、ご覧になった方もいるかもしれませんが、コミティアは5月1日の毎日新聞の東京23区版朝刊に全面広告を出しました。これは急なご縁があり、大変リーズナブルな価格で実現したもの。当日の一般参加者の動員にどのくらい効果があったかは判らないのですが、ティアズマガジンが13時頃には売切れてしまい、やはり影響は大きかったと思われます。ちなみに広告掲載が決定した時点で、ティアズマガジンの増刷も検討したのですが、印刷所から一冊の単価が1200円になると言われて断念しました。
前回は『ダ・ヴィンチ』(メディアファクトリー)のコミティア特集もありましたし、実は今回は漫画家のよしながふみさんが取材に来られ、6月発売の『ウイングス』(新書館)の連載「フラワー・オブ・ライフ」で、主人公達が出張マンガ編集部に持込むシーンが登場するとか。どうも最近のコミティアはメディアづいているようで、ちょっと不思議な感じです。でも多くの人に存在を知ってもらえるのは嬉しいことですね。
当日会場でのイベントは「村田蓮爾×robot」展。『robot』は村田蓮爾さん責任編集によるワニマガジン社発行のオールフルカラーコミック誌で、アートグラフの展示や、関連グッズの展示販売を行ないました。何より注目を浴びたのは50インチの大型プラズマディスプレイを使用した、執筆作家のCGメイキング映像や、ディスプレイ画面に直接ペン入力する新型液晶ペンタブレットの公開デモ(協力・WACOM)。こちらは執筆作家のokamaさんや、コザキユースケさん、そして飛び入りで久し振りに来場したオノ・ナツメさんらのライブペインティングに大いに盛り上がりました。ティアズマガジンに掲載した前嶋重機さんの作画メイキング記事も人気が高く、全体に嬉しい評価をもらいました。
これまで原画展中心でアナログ寄りだった会場内企画ですが、今回はCGメインの雑誌のイベントということもあり、ほぼ初めて挑戦した映像企画。前夜の設営時には電源が落ちて青くなったりしましたが、当日はトラブルも無く無事終了。ホッとすると同時に各方面から好評いただいたのは嬉しいことでした。なお、この企画は本当に試行錯誤を重ね(右往左往とも言う)、たくさんの方々に助言や協力をしてもらってやっと実現したものです。この場を借りて関係各位に心より御礼申し上げます。もちろん現場で頑張ったスタッフにも最大の感謝を。 もう一つ、今回の「出張マンガ編集部」企画は角川書店編。少年エース、Asuka、スニーカー文庫の3編集部が登場して、こちらも相変らず人気コーナーでした。
これら会場内イベントは同人誌即売会であるコミティアと外の世界を繋ぐ接点として企画するものです。参加する描き手にとっては創作の刺激になるように。そして普通の創作同人誌には興味を持ってくれない一般のマンガファン・関係者にもコミティアへ足を運んでもらえるように。コミティアの内側と外側の人がそこで出会うことで、新しい変化が生まれることを願って、これからもさまざま企画を実現させていきたいと思います。
多くの人が集う、リアルなイベントであるコミティアに何ができるか、参加者の皆さんもそれぞれの立場で注目してもらえれば幸いです。どうぞご期待ください。

コミティア実行委員会代表 中村公彦
(広報ティアズより)