COMITIA83 アフターレポート

水温む頃になりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。さる2月10日に行なわれたコミティア83のアフターレポートをお送りします。
今回は直接参加が1728サークルと、前回の11月よりは減り気味。これは実は昨年も見られた傾向で、5月の拡大開催に流れたものと予想されます。前年比では+66サークルと、やはり増加傾向は続いています。
心配だったのは池袋で行なわれるサンシャインクリエイション(以下サンクリ)と同日開催になったこと。申込数はさほど影響を受けませんでしたが、一般参加者がこちらにどれだけ来てくれるかはヒヤヒヤもの。よく言うことですが、開催日程は、ビッグサイトやサンシャインシティなどの会場側から提示される候補にほとんど選択肢がなく、ぶつかってしまうと回避はまず不可能。双方、覚悟を決めて行なうしかありません。せめてものアピールとして、サンクリ側の作るニュースペーパーに双方の代表挨拶を載せたり、実況ブログを開設したりなど、細かな対応を行ないました。その甲斐あってか、ティアズマガジンも多少部数を絞ったものの、2時過ぎには完売。アンケートでも「人が少ない」という指摘はチラホラあったものの、「そんなに影響はなかった」「まったりしていてよかった」という声の方が多く、ホッと一安心しました。サンクリさん、もし次に同日開催の時にはぜひビッグサイトで一緒にやりましょう(笑)。
もう一つの心配事は天気。今年は雪の日が多く、前夜も降雪に見舞われましたが、当日はおかげ様で快晴でした。しかし、夜行バスなどは運休が多かったり、飛行機が大幅に遅れたり、と遠征組にはかなり影響があった模様です。諸々の困難を乗り越えて、当日参加してくれた方達には心より御礼を言います。
さて、あらためて前夜の前日設営からコミティアは始まります。例年もっとも寒いシーズンの2月は設営協力者も激減。昨年までは協力者10数人+スタッフ 10数人くらいの少人数で、悲しい気持ちで会場設営を行なっていたのですが、今年は雪天にもかかわらず30人もの協力者が来てくれて、設営作業がわずか2 時間で終了。実況ブログ担当者が更新が間に合わないと悲鳴を上げるほどでした。最近の「スタッフ募集」運動が実を結んだのか、このところスタッフ希望者がどんどん増えたり、こうして設営や撤収にみんな積極的に協力してくれたりと、「ああ、コミティアはみんなで作っているんだなあ」としみじみ感動した次第です。
なお、現在コミティア公式HPでは、一連のスタッフ作業を説明するマンガ(高世えり子/池猫屋騒動)を連載中。スタッフが普段こんなことをしているんだと知ってもらったり、当日のちょっとしたことでも一手間協力してくれたら、それだけでとても嬉しいです。そしてマンガとしても面白いのでぜひ一度読んでみてください。
さて、当日の会期中はバレンタインデー間近ということで、会場内でたくさんのチョコが手渡されていた模様。本のおまけだったり、サークルさん同士のプレゼント交換だったり、微笑ましいコミュニケーションが各所で見られました。ティアズマガジンの表紙もバレンタイン仕様で、とくに女性に好評でした。即売会の楽しみの一つは、リアルに人と会えること。外は寒い一日でしたが、会場内ではそんな人と人が出会う暖かさであふれていたように思います。
次回は5月5日。一年振りの2ホール拡大開催リターンズです。企画も満載で行ないます(詳細は同封のチラシやHPを)。さらにたくさんの人と会場で出会えるよう、大いに楽しみにしています!

コミティア実行委員会代表 中村公彦
(広報ティアズより)

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