COMITIA115 アフターレポート

大分、寒さが緩んできたように感じられますが、いかがお過ごしでしょうか。1月31日に行われたコミティア115のアフターレポートをお送りします。

今回は直前まで雨や雪の予報でヤキモキしていたのですが、当日は良い天気に恵まれました。全参加者の願いが通じたようです。前日設営にも寒い時期にもかかわらず、60人からの協力者が集まってくれて、普段より30分も早く終わったほど。いつも協力に感謝しています。

さて、やはり当日は外気温が低く、シャッター付近のサークルからは「寒かった」という声が多く聞かれました。しかし入場導線や混雑対応、宅急便の受付などの関係でどうしてもシャッターを開けざるをえず、随時開閉して対応しました。この季節ばかりはどうしようもないので、出展案内にも書いている通り、体温調節の出来る服装での参加をお願いします。

会場内企画ではトークショーが2つ。[コミティア30thクロニクル]完結記念として開催した、内藤泰弘(第1集掲載作家)、宮尾佳和(アニメ監督)のお二人をゲストに迎えたトークショーでは、私・中村公彦が司会役を務めましたが、立ち見がたくさん出る盛況ぶり。二人のコミティアとのかかわりから始まり、懐かしい思い出話や最近のことまで、楽しくお話しできました。とくに『クロニクル』で面白かった作品を挙げてもらうコーナーでは、発表当時に同人誌で読んだ思い出にも触れながら、二人とも熱く作品の魅力を語ってくれて、責任編集者としても大いに感激しました。おかげ様でトーク終了後の『クロニクル』販売コーナーには行列ができ、持込み分は完売しました。出演してくれたお二人に深く感謝します。

続く、文星芸術大学卒業制作展の記念企画「ちばてつや マンガの授業」も同じく盛況で、ちば先生の愛の溢れる語りに魅了された方も多かったようです。今回のティアズマガジンではちば先生に私がインタビューした記事を掲載しましたが、目からウロコが落ちるようなお話がたくさん聞けて、とても刺激的でした。サークルアンケートでも記事は非常に好評で、ちば先生に日常的に教えてもらえる学生さんたちが羨ましいですね。

落選の出た前回の秋のコミティアの混雑に比べると、今回は比較的ゆったりしていた印象。年4回のサイクルの中で、5月と11月(10月)に増えたり、2月(1月)と8月は減ったり、と波があるのは仕方ありません。年間を通して流れを見て行きたいと思います。

次回5月は1年ぶりのビッグサイト3ホール開催。GWだけ参加するというサークルさんも多く、久し振りのところも多いことでしょう。たくさんのご参加を楽しみにお待ちしています。

コミティア実行委員会代表 中村公彦
(広報ティアズ115より)