ティアズマガジン127 Push&Review全コメント

このアーカイブは、前回のコミティアで頒布された本に対する、
 1.ティアズマガジンPush&Review用に送られたコメント
 2.見本誌読書会アンケートのコメント
をすべてデータ入力したものです。書式は、

【投票された本のタイトル/サークル名】
●葉書アンケートのコメント。(投稿者の住所・ペンネーム)
◆読書会アンケートのコメント。(投稿者の住所・ペンネーム)

となっています。掲載の順序は、サークル名の50音順となっていますが、編集の都合上順序が入れ替わっている所があります。あらかじめご了承下さい。

コメントがない葉書は記載されていません。また、集計締め切り後に来た葉書も極力載せています。したがって、順位の票数と実際の掲載数が異なっていることがあります。

コミティア実行委員会

はがきアンケート

11 【偶像は愛する人のために(1)/おでんランチ。】
6 【平成の方舟/テクノストレス】
5 【セレモニーひかりぼし/卓上ヘヴン】
5 【体重1000tの女の子はどうでしょう/brilliant thunder】
3 【HEAVE/MP-ML】
3 【空の子供たち/endoakka】
3 【The Colombia Night Drive volume.15/Sugarland】
3 【my home town #3 君のこと/焚き火】
3 【名古屋コミティア第五十回開催記念 表紙完全収録冊子/名古屋コミティア】
3 【ペンライトより光って/ねてもさめても】
2 【ねずみのパンやさんとぼくのおくさんのふりん/いちりのところ】
2 【さよならロボットハニー/S curve】
2 【ほのかいろづくななかまど(上)/海鮮帝国】
2 【ここは神様のおうち/カルガモフロート】
2 【サイハテの籠/空想雑貨店 f】
2 【魔王級彼女EX/ササナキドリ】
2 【米百俵 新潟コミティア50回記念アンソロジー/桟俵法師】
2 【shalom/tito】
2 【アソート/はこべ】
2 【幸せカナコの殺し屋生活①/ピッカ☆ピッカ】
2 【本当に出会ったエクストリーム変態のハナシ/ぶたあし】
2 【たいやき屋さんではたらいてます②/ブラック・クラッシャー】
2 【嘘つきなりりか/MarmaladeWaltz】
2 【#柔女子/モノフィーユ】
2 【退職届はポケットの中/モノフォビア】
2 【青春の 環境は 整った/夕方メェル】
2 【大槌町 ここは復興最前線 ~震災復興記録写真集2017~/雪待終夜】
2 【きっとそれでいい/rectenna】
1 【ふたりの会議室/アキココット】
1 【魂の証明/アサイブクロ】
1 【ねこ日録/アジフライ】
1 【黒猫ネスの青春/アシメトリーリボン】
1 【Buono/あったかぱんつ】
1 【サンダーボルト5/アッパーカット】
1 【STAR CHIL-DREN/abditory】
1 【キミのやさしいみどりの手/雨と声】
1 【水洗・4/いけだの本屋】
1 【数矢さんちの保健体育/いたちごっこ】
1 【GODBURGERs IN TOKYO 1+2/インカルナタ】
1 【ピー タイの精・霊・妖・魔/吼狼郷】
1 【ブロブロ/優曇華】
1 【Om nom nom/エアインチョコ】
1 【夏の引力/SMMKC】
1 【OSAKA STRUT/SCO.LAND】
1 【ネネトの嫌いな先生/M2BRAND】
1 【アフターカーテンフォール/おーびっと113】
1 【魔法の国の豆スープ/おこめのかし】
1 【独逸移住戯譚2/お洗濯もの取り込み隊】
1 【1/2ピアニスト/おたべ★ダイナマイツ】
1 【轟さんちのブヒ事情/オレンジロータス】
1 【おひっこし/カスピトラ】
1 【テクニカルイラストを描く2/カドヤキソバ】
1 【後悔/金はないが愛はある】
1 【PSYCHO ROCKER/かばやき】
1 【きやまさんちの被災日記(仮)/かんみや】
1 【床の上/季節はずれ】
1 【休日/休日】
1 【ひらさかニュータウンガイドブック/牛乳屋+黒豆】
1 【2017 2018/餃子ネオン】
1 【キャバレーは今も昔も青春のキャンパス/郷里の娘】
1 【ネガティブ・ブレッド8月編Preview/kirazu】
1 【辞典悪魔彼女QR合同/KingdomCome!!】
1 【Walking in the park【秋】/熊団】
1 【a posteriori/Kleinod】
1 【魔女と歳時記/くらげの森のアリス】
1 【Diary vol.1/暮らしの研究所】
1 【こがねとケモノ/クルのトーチカ】
1 【誤植の弟/黒いバナナは武器】
1 【Ruinas/glossy black】
1 【Egg sushi/ケケモツ】
1 【DELAY ディレイ/芥子】
1 【さくらの森の満開の下/げっぺるさんが通る!】
1 【煙羅怪奇な物語2 集団目玉の怪/幻想百輪】
1 【甲亜期報 NO.1/甲亜企及】
1 【クランククラウン/鋼鉄皇帝】
1 【ひとかみカフェ/kohlab】
1 【衒奇譚検尋録/50Sn】
1 【龍神様とわたし/虚空100万マイル】
1 【過春DS #6/CottonClub】
1 【足利義昭LAST GENERAL 公方様と七人の家来と破壊の魔王(仮)/相模屋】
1 【こがらしのオークの森で/SangoBouro】
1 【山菜がぁる!/山菜がぁる!】
1 【ウイスキー探訪帖/suntrap notes.】
1 【「ここから先の世界」とフリーペーパーマンガ/shirtskirt】
1 【cocoは笑っていた/Shandy Gaff】
1 【人狼と女子大生の百合/自由缶詰工場】
1 【日々のかわいさ/junkuma】
1 【ため息吐息と悪魔人形/しろたま】
1 【ぐるぐるなると/すじ】
1 【「日本怪神物語」「月面到達法」/スタッフWHY】
1 【陰葉沼女子高七不思議/スタッフWHY】
1 【MYTHOS YOUNG GODS #2/すちぶっくす】
1 【乙女だって好きなんだ/space base】
1 【てんごくじごくおおじごく/生活学習】
1 【架空新聞の作り方 レイアウトとメイキング/青洋書房】
1 【罪の行方/せるふさあびす】
1 【お姫さまだったらよかった/洗剤日和】
1 【ディスコミュ/タ―ティン】
1 【迷惑メールで出逢えたら/だーくさいどるーむ】
1 【キーボードの話/ダイオキシン】
1 【MAQUINA/黄昏見本市】
1 【淡水微生物図鑑/淡水微生物図館】
1 【同じオリオン座を見上げている/ちーず書店】
1 【アルボスアニマ 5/チキンの魂】
1 【近からず遠からず/ディアベア】
1 【キモノ少女/TeaPot】
1 【ごほうびは卒業のあとに 総集編/でぃえすおー】
1 【Sugars! 3/東京アルストロメリア】
1 【きつねとたぬきといいなずけ VOL.3/トキワセイイチ制作室】
1 【お兄さんの凸貸して下さい1・2・3本 総集編/drill'n girl】
1 【サイボーグおとうさんといっしょ/どんのや】
1 【せいりのまんが 短編集/なつみんのさーくる】
1 【塔子さんは家事ができない2/生ハム食べ放題】
1 【フール・オン・ザ・プラネット/Nishi Notes.】
1 【女の子が棚になる漫画/ニトト閃光】
1 【ごじゅう!マンガ家生活50周年記念本デビュー作は猫マンガだった!!/猫おばさん】
1 【白内障の手術をしました!/猫おばさん】
1 【ボクの哲学者/ねこぐま。】
1 【素顔を見せない世界で/ねこぐま。】
1 【Ban Appetit/NEKOBOX】
1 【traveling 台北/NekoMe】
1 【人ならざる憧れに/バアルロア】
1 【見習い死神クエル/墓の下】
1 【DEPT/爆破解体にうってつけの日】
1 【ここが宇宙の果てだから/はしくれ工房】
1 【腐ってたってなんだって! 4.35巻 番外編/×3】
1 【制服のLADY/B.W.Factory】
1 【あこがれmeetsガール/biscolon】
1 【箱から海をのぞいてみれば/ひすとリふぁくとリ】
1 【架空世界雑誌えるなび/Pitohui Records】
1 【コミュ障vs百合/ひみつせらぴー】
1 【大学ではじめて恋人ができた人の話/ひみつせらぴー】
1 【花・ハルカ2/100feet】
1 【Around the Medicine Willow Hospital/表皮】
1 【メイビーアイラブユー/FRAC】
1 【オーブンはクロワッサンと竜の国/プラテート】
1 【Two Shot/burari】
1 【春と秋と奏ちゃんと。中巻。/べにばなみりん】
1 【脳姉妹/PELL】
1 【失恋確定/ポ!】
1 【マユミの肉/ぼくのぬいめ。】
1 【同人オタクのための小劇場ガイド準備号/Poke】
1 【PETALS/ポポコミ】
1 【たまには戦争させてくれ 川崎昌平短編作品総集編/polocco】
1 【恋するくちびる診療所/ポンポーグラー】
1 【ちゃんちゃらおかしい多宇宙解釈/ほんわかtakotsubo病院】
1 【ニコの旅/松村上久郎】
1 【赤面本/まばたき星雲+メソリウム】
1 【立ち食い禁止/みかんととまと】
1 【赤いはキミの咎/むしゃぶる】
1 【来週、雨が降ったら/murasakino】
1 【ブラックバーン家のメイドさん達・ショート編/メアリー】
1 【東京シガレット MATCHに火をつけて/名称未設定。】
1 【メタボはガマンができないってホント?/メキシコォ!】
1 【きつねの住む町/メソリウム】
1 【幸福くん/moment】
1 【ファイアーメイジ/模造クリスタル】
1 【たかがせかいのはて/やぶのなか】
1 【うちのかわい子ちゃん2/悠々閑々】
1 【浪江町 2018年ある日の光景/雪待終夜】
1 【ヤバイカフェ店員とタカシ/揺れるマンボウ】
1 【終末の晴れた空 第一章:幸福を夢見た塔/宵々屋】
1 【coco/吉田屋。】
1 【さよなら世界/吉田屋。】
1 【パントマ/RAOYA】
1 【不動君は動じすぎる/RAGTIME】
1 【谷南町スタンプラリー/ラルゴ】
1 【フューチャーデイズ Vol.5ワールズエンド・スーパーノヴァ(7)/RIMLAND】
1 【銀花街物語2/L'ETOILE DU CIEL BLEU】
1 【アルファルドに夢を見る/路地裏兎】
1 【突発坊/RossoFabrica】
1 【かなしいがぁる/わたしのタニー】

読書会アンケート

10 【水際/BK*N2】
9 【Blue Monday/RICALANDUSE】
8 【誤植の弟/黒いバナナは武器】
8 【決して開けてはいけません/CHEZ NIIMURA】
8 【セレクト/平行線の夢】
7 【おきらく書店員のまいにち/ドーナツのあな】
7 【ボスの失敗スイーツ/焼肉刑事土瓶】
6 【底に愛はあるのか/EEE】
6 【Crafordication/Calciumer】
6 【キャバレーは今も昔も青春のキャンパス/郷里の娘】
6 【セレモニーひかりぼし/卓上ヘヴン】
6 【C'est la vie!/ぶなのき】
6 【マユミの肉/ぼくのぬいめ。】
5 【にんじ田んー子のララバイ/タコライス】
5 【ホームセンターてんこ増刷への道からの道/とだ勝之・元気堂】
5 【僕が2度自殺するまでの話/ノコわとり】
5 【オーブンはクロワッサンと竜の国/プラテート】
4 【大人の為の中二病 漢字練習帳 黒の書/あれくさんどりあ・ノート】
4 【ねずみのパンやさんとぼくのおくさんのふりん/いちりのところ】
4 【さよならロボットハニー/S curve】
4 【ほのかいろづくななかまど(上)/海鮮帝国】
4 【龍神様とわたし/虚空100万マイル】
4 【姉妹劇/コケリウム】
4 【Veil/KOTTE】
4 【平成の方舟/テクノストレス】
4 【幸せカナコの殺し屋生活①/ピッカ☆ピッカ】
4 【Two Shot/burari】
4 【失恋確定/ポ!】
4 【願いのかなう部屋/マンガエリー】
4 【おでかけDays!/りんぱせん】
3 【パンツの森/RPGカンパニー2】
3 【偶像は愛する人のために(1)/おでんランチ。】
3 【みとろじあ ふるはうす/江月堂】
3 【ねえママ あなたの言うとおり/七妖会】
3 【てれぴんレコーズ GET BACK/住処】
3 【メトロポリス/ナランジャ】
3 【引き摺るほど与う 後編/肉を食べよう】
3 【わかるをつくる。/弐博同人製作所】
3 【ペンライトより光って/ねてもさめても】
3 【アソート/はこべ】
2 【おなかがすいたハイヌウェレ/あんまりひどい】
2 【静物図鑑/イキモノヅクリ】
2 【光の方舟/空蝉】
2 【HEAVE/MP-ML】
2 【空の子供たち/endoakka】
2 【絶対に許さない/おこめこめ】
2 【偽本ブックカバー/きりえや(タカギリョウ)】
2 【種守/kohlab】
2 【俺(アラサー・フリーター・漫画家志望)のコミティア/コーヒーのシミ】
2 【わたしのあなた/古暮草】
2 【SUPER STITION/CGCh=】
2 【エリートサラリーマン枕営業メス墜ちマニュアル/SERVICE BOY】
2 【信仰はかくも。/さうすのーす】
2 【対番ノート/JSDF.info】
2 【千鶴と茜/しずみ荘】
2 【cocoは笑っていた/Shandy Gaff】
2 【ため息吐息と悪魔人形/しろたま】
2 【はなをとめゆく/ゾウニトルテ】
2 【MARGIE & LAZLO/TOWER19】
2 【江戸のごはんの本/てふや食堂】
2 【きつねとたぬきといいなずけ VOL.3/トキワセイイチ制作室】
2 【ちょっとした4こま/nanakusa】
2 【突然何となく隣の席の同僚とセックスしたくなりました/NANOKA】
2 【(無題)/なめろう】
2 【NKR80 VOL.1/ニューチューブTM】
2 【裏通り二番地観測報告書 Cookie Guardian episode.01/のうみそやまいだれ】
2 【なかよしの漫画家付録セットで漫画を描き始めて単行本が出るまで/ノーモアホール】
2 【人ならざる憧れに/バアルロア】
2 【このアイドルの百合は営業ですっ/ハルイロ】
2 【コミュ障vs百合/ひみつせらぴー】
2 【脳姉妹/PELL】
2 【Bread Life/MASCOT】
2 【無軌道フォークロア再/MARU PRODUCTION】
2 【map 丸紅アパートメンツプレス 08 団地のあゆみ/丸紅アパートメンツプレス】
2 【来週、雨が降ったら/murasakino】
2 【きつねの住む町/メソリウム】
2 【ワタリガラスの柱/山の素】
1 【少年・サッキュバス/アールカフィ】
1 【顔が良いから許される!/aiai-gasa】
1 【創作同人活動を楽しく続けるためのメソッド/藍色のモノローグ】
1 【日記漫画まとめ本「フリーターの日常」編/秋鹿書房】
1 【冷蔵庫のカミサマ/アイカラッカ】
1 【一度だけでも、後悔してます。/aib】
1 【世界が終わり平成の終わりが始まった/朱民】
1 【ぬすみ聞きランチ(仮)/安紀良坐新館】
1 【さざんか/Aquilegia】
1 【食用人類・上/あけぼのアパート】
1 【魂の証明/アサイブクロ】
1 【ちょっと惑星まで/あさみや工房】
1 【Buono/あったかぱんつ】
1 【サンダーボルト5/アッパーカット】
1 【101/アトリエまる】
1 【コルヌ・コピア-不思議の住む街-リン編「めぐる春色」公開記念パッケージ/あまてる。】
1 【キミのやさしいみどりの手/雨と声】
1 【追いかけっこ1/いち工房】
1 【ラドと白銀の世界/イチヤミ屋】
1 【幻想百珍10 朝食版/稲穂屋】
1 【Dear/色恋】
1 【GODBURGERs IN TOKYO 1+2/インカルナタ】
1 【異世界TS娼婦転生/うぇるきゃ】
1 【踊って帰りたい/うごく公園】
1 【あたしとわたしが住む世界/うどんは飲み物】
1 【Unagi×Umeboshi Union vol.16/うなぎ×うめぼし組合】
1 【プロ漫画の妹の漫画がネットでバズった話/うみはん】
1 【白紙の怪物たち/梅は小さく】
1 【さめしらず/笑顔が溺れる会】
1 【Nothing But Requiem/NBRdesign】
1 【WANTS~骨に願いを~/恵村小梅】
1 【Something Colorful/emotionarhythm】
1 【SORCEREC CIRCUS/LA1961】
1 【神父さんと悪魔ちゃん/ele】
1 【友達になりたいわけじゃない/おうに】
1 【うそでも笑って暮らそうよ。/おおきめログハウス】
1 【ニャ狼伝/オーグロ出版】
1 【アフターカーテンフォール/おーびっと113】
1 【薬剤師! ある薬局の裏話/奥様は同人屋】
1 【二人の傷名+Girl Meats Girl/おしゃれどろぼう】
1 【シロとタエと彩のベリー/お手製のポトフ】
1 【彼の剣/男前屋】
1 【ひるがえれ!フリルVol.2/少女ヶ原】
1 【白百合の咲く夜に/お人形になりたい。】
1 【sentimental zoukei punk/おはま亭AIR】
1 【読む後輩と読めない先輩/オレと勝負だ】
1 【轟さんちのブヒ事情/オレンジロータス】
1 【幻幼女/温泉忍者】
1 【クソガキニートをかう/かえる屋総本店】
1 【君に読まれた物語/カシオピュータ】
1 【伝書鳩から届いた手紙/カナール書房】
1 【後悔/金はないが愛はある】
1 【JKフレンドピロートーク/かみしき】
1 【樺太時刻表 二〇一七冬/樺太庁陸地測量部】
1 【きざし/かりあげサン】
1 【きやまさんちの被災日記(仮)/かんみや】
1 【三度目の正直/KANRONI】
1 【呪いの国の旅/castleazure】
1 【春の一重/キューカンバー!】
1 【ねこにまつわる10のはなし/きりえや】
1 【moment/KUMORI】
1 【MAGIC GIRL UNLOCK!2/GraCra】
1 【HARIET/グルニエスカリエ】
1 【放課後スイッチ/ぐるまる】
1 【けさらんぱさらん/くろぬこ亭】
1 【神さまとネコ/くろねこ画報】
1 【さくらの森の満開の下/げっぺるさんが通る!】
1 【獄遊女は三度死ぬ/健康スライムうどん】
1 【腐女子百合4/原住民族】
1 【衒奇譚検尋録/50Sn】
1 【尾道に命を救われたときのはなし/コーンポタージュハウス】
1 【世界でいちばん君が好き/ゴキブリマント】
1 【かみのけあそび/五線譜楽団】
1 【FIGURE HEADS SYNDROME4/PSYCHOSTEAK】
1 【たまにはみんなで映画を/サイレント】
1 【足利義昭LAST GENERAL 公方様と七人の家来と破壊の魔王(仮)/相模屋】
1 【金タマを捻挫した話。/さくら研究室】
1 【あわいにゆれるひととあやかし/桜月亭】
1 【ROBOT ARMS/さくらとじょんそん】
1 【自転車屋さん家の高橋くん㊥/ざくろ廷】
1 【中央線沿線少女/サザンブルースカイ】
1 【コミティア参加者がダイビングを始めるべき理由/SATORIP】
1 【Blue point/サブカルペソガンジス】
1 【夜の帳/サブマリンサンドイッチ】
1 【少女サイクル/残像アパートメント】
1 【ウイスキー探訪帖/suntrap notes.】
1 【秘密の正体/GBT】
1 【Asymmetry/sheepfold】
1 【もやもやパフ/システムキッチンぱんつ】
1 【ガールズ・シックスバック/シニカルとレトリック】
1 【Doujin Collection/chimere/marie】
1 【今、なに考えてた?/シャッター街】
1 【ここは僕らのワンダーワールド/10月のアトリエ】
1 【The Colombia Night Drive volume.15/Sugarland】
1 【3人でカレーを食べよう/純米百合乃音】
1 【Anokoni Eureka/上下左右】
1 【もしも文鳥が「サラリーマン」だったら/ショクラトヲ】
1 【青色1号の本/食レポするよ】
1 【8bitウサななじみ/しろき自由帳】
1 【千の命を散らした瞳/siro5han&いとしやさし】
1 【KNOW WIFE NO LIFE/すぐき病院】
1 【コスモナポリタン第一巻/スコ亭】
1 【陰葉沼女子高七不思議/スタッフWHY】
1 【アカズノマ/スタントマンズ】
1 【実験好学/生命科学同女子会】
1 【架空新聞の作り方 レイアウトとメイキング/青洋書房】
1 【もち/セーブポイント】
1 【株式会社太平洋事務機販売営業3課AI係/せんとやけむ】
1 【わたしは音楽で殴りたい/創作百合文庫YURUICO】
1 【真夏の純情/そそう支部】
1 【キーボードの話/ダイオキシン】
1 【イデアの眷属/Time limit30】
1 【平屋に住むおじさんと過ごした時の話/タウリン1億】
1 【my home town #3 君のこと/焚き火】
1 【REQUESTS2002-2018/TATSDESIGN】
1 【THE HOROW/棚橋 東土】
1 【アイルランド新婚旅行記 少しロンドン/旅するさかな】
1 【告白するなら金星で/Cheese Cake Factory】
1 【Re-recorded;接骨院シリーズ。/CHIE-KANA】
1 【アルボスアニマ 5/チキンの魂】
1 【オタ活占い/ちびキャラランド】
1 【魔剣士サラ=フィンク/千美生の里】
1 【藻に服す人/茶武宇】
1 【白山さん/Chavo!】
1 【あの娘♂のウ・チの穴を寝てる間にホモする本。/CHINZURI BOP】
1 【ヴァンパイアと家出少女/つきあかりテラス】
1 【人類最後の/出れない井戸】
1 【漫画短編集 人類最後の/出れない井戸】
1 【女装文化の歴史/てんマート】
1 【オオカミ少年とマーメイド/どうくつどう】
1 【hime goto/ときめきか ざわめきか】
1 【I Think About…/Totorikipos】
1 【わたしがいたへやたち/トモモ舎】
1 【百合のオタクがファミレスで偶然神絵師と出会う話。/どよんど。】
1 【こんきゃくをブランドタッチするサラリーマン/トルー】
1 【しょうもな日記/ナクヤムパンリエッタ】
1 【厭世少年少女の恋/Nothing Heals】
1 【せいりのまんが 短編集/なつみんのさーくる】
1 【魔法使いにだってわからない/ナナコク】
1 【つまさき3センチ/7は9を食べた】
1 【moment/Naffy】
1 【名作集 2013~2016/ナマエミョウジ】
1 【これは運命なんかじゃない #1/215】
1 【おもえば与える/肉を食べよう】
1 【Life can only be understood backwards:but It must be lived forwards./ニコラシカ】
1 【M1/ニダンカイダン】
1 【またとない機会/ニダンカイダン】
1 【涼しい動物と女の子の本/日常レスノオト】
1 【死神にまつわるヒゲキとキゲキ/N.I.P】
1 【鯛党!/猫と紗】
1 【BLOW/ネジのかけら】
1 【ストローの袋のゴミのかたち図鑑/ねみみみみず】
1 【女子大生が合コンでお姉さんに持ち帰られる話/ねむねむねむ】
1 【cinema #3/note.】
1 【ギルディニア英雄伝記 灰色の幻想/HIDEOUT】
1 【ファイナルスコール/PiLOT+】
1 【暁の魔術師 ①・②/HAUGH UNIT】
1 【LARRE DI SUOCERA/HOWLING DONUTS RECORDS】
1 【生首アンソロジー 首とは/ハスハ】
1 【蛙ノ庄/ぱずる座】
1 【自我と都市/バターン半島】
1 【死してもなお/花と死は似ている】
1 【みゃーざきキャンプにっき/はやねはやおき】
1 【家蚕少年カイコくん/ハルシカ】
1 【都市伝説検証してたら鬼と友達になりました/パルマ産】
1 【膿とダークチェリー/ハンミョウ工場】
1 【横溝姉妹/ピクルス】
1 【鵺鳥の咲う/尾灯】
1 【いっぺんSHINE!!/ひなた丸だいや】
1 【ひら☆こみ vol.2/ひら☆こみ】
1 【足りない僕5/ブートレッグ】
1 【はむちゃんどこいった?/PU-PU】
1 【本当に出会ったエクストリーム変態のハナシ/ぶたあし】
1 【BRIAN'S SKETCH/Brian's INN】
1 【たいやき屋さんではたらいてます②/ブラック・クラッシャー】
1 【注文のおおいごはんやさん総集編/ぶりたま】
1 【体重1000tの女の子はどうでしょう/brilliant thunder】
1 【さよなら、僕のアリス/ぷりんうに工房】
1 【爆発オチなんぞさせるか/ぷりんはるまき】
1 【TUNE/fouatons】
1 【Sleep/Bear's Bottle】
1 【箱/平成へっぴり腰】
1 【Quadruple2/Pe:zooo】
1 【うちの子設定本/べにの人のとこ】
1 【禁区due/暴想舎】
1 【コレカノ/星の彼方】
1 【たまには戦争させてくれ 川崎昌平短編作品総集編/polocco】
1 【名古屋、出張、ただの痴話。/ホンノキモチヤ】
1 【ふわちゃん/MAGNET HILL】
1 【シングルオネェさんと反抗期/まこっくす】
1 【うさぎのきまぐれ/ましろのうさぎ】
1 【架空植物/マタタビMIX】
1 【偏食家たちの食卓/まどのまち】
1 【ミッシング・ピース vol.1/mariobooks/安達茉莉子】
1 【キ生物図鑑/まりもの家】
1 【陋巷酒家/丸岡九蔵長屋】
1 【輪の影 『プロローグ』/丸罰図書館】
1 【光奮剤/まんがしゃぶ】
1 【青く揺れる走馬灯/mixm】
1 【BOXING TRAINER/三毛にマゲ】
1 【わすれてしまわないように/みこまんま】
1 【エミグランツ/みそすーぷと増村十七】
1 【じこあい/みなるでぃ】
1 【花と散る殺人事件/ミャオギレ刑事】
1 【私は青いランドセルが欲しかった/mint green】
1 【Lily Fairy Tail/みんみんたろう】
1 【おいでよ! むしむしプラネット/むしむしプラネット】
1 【寛解の日/メタルタクラフ】
1 【メイド男VSネコミミ野郎/妄想電波るるる堂】
1 【狐のユメ入り/mokunoku.】
1 【退職届はポケットの中/モノフォビア】
1 【魔法少女黒田黒子/モリオン航空】
1 【人生1/3じゃ睡眠足りない/やしまだん】
1 【初期の山川直人漫画集 地下室/山川直人】
1 【MANGA ON SHINKANSEN 3/ゆるゆるブックス】
1 【RAKUYOMI①/楽】
1 【TUKUMO/RaccaTakka】
1 【なつのまもの1.5/ラララ】
1 【秀美と眉子/ラリルレロケット】
1 【谷南町スタンプラリー/ラルゴ】
1 【ファンタジーでも使える! 衣服の洗い方/龍灯庵】
1 【mika/riri】
1 【彼岸の陰陽師/林檎堂】
1 【食魔女の料理人(総集編)/Lotus Root】
1 【Life/roam】
1 【アルファルドに夢を見る/路地裏兎】
1 【ほとけの国のタヌ/ROBU】
1 【RISERISING/YNDW】
1 【完全無欠のハッピーエンド(前編)/わくらば】
1 【妻への旅路/わくらば】
1 【いつか必ず俺が追いつく鬼ごっこ/12Log】
1 【君のパンツが見たい。/ヲヨヨ】

Push&Review

【少年・サッキュバス/アールカフィ】
◆ショタコンの青年にとり付いたサキュバスなので体は少年化(ショタ化)してしまう。だけど、言葉は女の子のギャップがエロい。自分もサキュバス物を描いた事があるが、短いエロ作品で早くエロ展開に持ち込むには合理的な設定だと思った。(東京都・えしま長月)

【パンツの森/RPGカンパニー2】
◆題名に偽りなし! パンツが生える森に棲むパンツの精が起こす事件・出来事に対峙する、パンツ研究家の般津(ぱんつ)先生と住人の姿を描く。起承転結小ネタ全てがパンツ尽くしながら骨格は王道の少年ギャグ漫画で、一発ネタに終わらせない谷口敬氏の手腕を再確認した。(東京都・2ぱん)

【顔が良いから許される!/aiai-gasa】
◆クソ大学生家庭教師と、純粋女子中学生のイチャイチャをひったすら見せつけられる4コマです。一見するとラブラブなふたりなんだけど、カテキョ側の(声に出ている)本心がクソすぎて…これをバカップルと認めてしまってはいけない気がする。(埼玉県・gori.sh)

【創作同人活動を楽しく続けるためのメソッド/藍色のモノローグ】
◆コミティア参加マニュアル。マイペースでムリなくできる一次創作がはやっているらしい。コミケには出られていないサークルなので2月ティアに出てほしい。(千葉県・ましゆ~)

【日記漫画まとめ本「フリーターの日常」編/秋鹿書房】
◆著者がツイッターに毎日投稿している日記漫画の総集編。文章多め故に、漫画というより私小説という感じだが、味のある絵柄で読み易い。自分を飾らず、ありのままに表現される日常と感情の一つ一つが心に染みる。(栃木県・歩き目です)

【冷蔵庫のカミサマ/アイカラッカ】
◆この世は「オモテ」、異界の「ウラ」へ繋がる扉は冷蔵庫。ある日突然、主人公の前にウラの管理人カミサマが現れた。お菓子作りが好きだったと語る主人公と冷蔵庫から消えたプリンをめぐる優しくてあたたかい一冊。(東京都・畔茶)

【一度だけでも、後悔してます。/aib】
◆仕事を辞めて貯蓄がなくなり家賃が払えなくなった主人公と、家賃の支払いの代わりに同棲と奉仕を求めてくる年下大家との百合マンガ。イニシアチブを取っている年下大家の時折見せるデレは、百合ものとして安心して読める。(東京都・プリセツキー)

【世界が終わり平成の終わりが始まった/朱民】
◆今上天皇が体調の不安を訴えたため、肉体を改造して延命した結果平成が一万年以上続いた日本。日本の領土は銀河系規模にまで増大したが、宇宙人と戦争になり日本は甲府盆地以外滅亡した…。平成が終わるという時事ネタから宇宙規模のSFに発展するスケールのインフレが面白い。(千葉県・クロ僕屋)

【ふたりの会議室/アキココット】
●デキるOL誠子さんにコンサバ女子な桃枝さん、会社の会議室に籠もって仕事談義…のはずが…!? 先輩後輩社会人の百合カップルの、機知に富んだ会話と、甘くエロティックなキスの応酬の展開にはドキドキ。短いながらも社会人百合のエッセンスが詰まった素敵な作品でした。(東京都・三明治)

【ぬすみ聞きランチ(仮)/安紀良坐新館】
◆漫画家の一人メシの密かな楽しみ。それは美味しいご飯を食べつつ、周囲の客の人間観察と会話をぬすみ聞きすること。会話にツッコミを入れていく漫画家に、あるあると頷くこともあれば、そこまで見てるの?とツッコミを入れたくなる場面もあり楽しく読めました。(東京都・龍真智雄)

【さざんか/Aquilegia】
◆ティアズマガジンでこの作品を知り、どうしても読みたくて読書会に参加しました。紹介されるだけあってとても心に響く作品でした。(東京都・?)

【食用人類・上/あけぼのアパート】
◆表紙も絵柄も物語もしっかりしている。商業誌では読めなさそうな幻想的な短編。(千葉県・釣本直紀)

【魂の証明/アサイブクロ】
◆時は2079年、主人公はある教授が生前開発したAIの調査を命ぜられ、AIとともに教授の足跡をたどっていく。初期状態から段々と人間らしくなっていくAI、本来はアクセスできない教授の情報を推定していく様子など、細かな部分も丁寧に描きながら、「魂」の本質に迫る力作。(千葉県・¥)
●量子コンピューターの発展により脳の解析が完了し、人格のコピーが可能となった近未来を舞台にした作品。死後、その人格を情報化して電子空間に住まわせる仕事をしていた主人公の元に運び込まれた旧式のAI。そのAIの所有者は、脳を解析し、人に魂が存在しないことを証明した科学者のものであった。AIと主人公が少ずつ心を通わせていくその過程、AIを持ち込んだ組織、科学者の最後の研究が複雑に絡み合い、予想外の結末を迎える。情報と魂を巡る物語。(岩手県・雪姉)

【ちょっと惑星まで/あさみや工房】
◆日常的、家族の行動を絵日記のような絵本にした内容がとてもやさしい感じがします。このようなホッとした作品に出会えるのは良いです。(東京都・Akkie)

【?/あした、春がきたら。】
◆このサークルの作品は、空、海などとてもきれいで。やわらかい描画が。(東京都・Akkie)

【ねこ日録/アジフライ】
●ねこ2匹のフルカラーマンガがめちゃんこかわいかった!! この人の描くゆるっとしたキャラクターが好きなので、とてもよかったです。(埼玉県・あさひ)

【黒猫ネスの青春/アシメトリーリボン】
●「…連れてって」までの道程。幼少期より芸能界に身を置く少女の、自分を飾り続ける日々。だがある出会いの後、彼女は飾らぬ姿を求められる。本質を受け止め、愛してくれる人との出会いの素晴らしさを描いた物語。恋に落ちる瞬間を目撃して下さい。(秋田県・やなしたわたる)

【Buono/あったかぱんつ】
◆絵がかわいい。(東京都・つづみ太鼓)
●色とりどりの食べ物や小物と一緒に届けられる文鳥の可愛らしさにとにかく癒されます。文鳥の表情から伝わってくるパートナーの優しい眼差しやたくさんの愛情、互いの信頼関係、そんな気持ちから生まれたあたたかな感情の色で溢れた不思議な物語の中に心地よく迷いこんでこころが踊り出すような作品です。(千葉県・ぶらんこ)

【サンダーボルト5/アッパーカット】
●猪突猛進でピュアな少女・みっこは、自作の改造コスチュームに身を包み、街の平和を守る「ヒーロー」活動にハマっていく。エスカレートしていく活動の果てに、彼女を待ち受ける厳しい現実を描く最終巻。ラストのほろ苦くも爽やかな喪失感に涙せずにいられない。(東京都・国里)

【101/アトリエまる】
◆短編集の中の、クリスマスにある家にどろぼうが入って家の中にいた女の子に見つかる話が面白かったです。オチがきいてる!(埼玉県・あさひ)

【STAR CHIL-DREN/abditory】
●3人の少年宇宙人を主人公にした連作短編集。宇宙人ではあるが彼らの抱える悩みは少年特有の瑞々しさがあります。悩んで動いて感情を発露する。そして彼らを理解をしてくれる存在の尊さ。少年達の笑顔で締められるラストは気分爽快にしてくれます。(神奈川県・量産型)

【コルヌ・コピア-不思議の住む街-リン編「めぐる春色」公開記念パッケージ/あまてる。】
◆絵本作家を目指しフランス留学中の青年・コウタは、異国情緒溢れる街で人間の中に隠れ住む伝説上の動物達と関わることになる。天真爛漫な麒麟の少女と過ごす日々は穏やかだが、彼女の純粋さが齎す悲劇を巡る後半は急展開。優しくて不思議な、寓話のような物語だった。(神奈川県・塩田)

【キミのやさしいみどりの手/雨と声】
●家庭環境から自分の気持ちを言葉に出せなくなった少女・満は後輩の七沙と知り合う。天真爛漫で、植物を元気にする「グリーンハンド」の持ち主の七沙と交流を重ねるうちに心を開いていく満だが…。寂しさに傷ついた心の再生を植物の芽生えと重ね合わせた表現が胸を打つ。(東京都・アイアス)

【大人の為の中二病 漢字練習帳 黒の書/あれくさんどりあ・ノート】
◆日本や中国の神話から宝石の和名、世界の国名まで、日常的に使用することの少ない漢字の読みを勉強するための練習帳。対となる「白の書」は読みに合わせて漢字を書く練習帳となっており、共にいい感じに中二病を拗らせてて読んでてムズムズしてきます。(東京都・えいんへりやる)

【おなかがすいたハイヌウェレ/あんまりひどい】
◆ハイヌウェレくん(ちゃん?)のかわいさと危なさが好きです。たいへんなことになっているオチもよいです。(千葉県・柏木むし子)
◆不時着した宇宙船。救助が来るのは20年後。未知の惑星に一人取り残された男は異形の生命体に出会う。生命体の奇妙な習性や男に訪れる変異など、SF要素も面白いが、凌辱される男の痴態こそが圧巻。エロスとおぞましさが混然一体となった美しさから目を逸らせない。(神奈川県・くらげ)

【底に愛はあるのか/EEE】
◆戦地に赴く友から預かった家族あての手紙。紆余曲折を経て手紙は手元に戻り、そこで自分に手紙を託した理由が明らかになる。友だからこそ気付くこと、言いにくいこと、でも伝えたいことがある。悲しい結末だが、どんな形であれ友情は続いて欲しい、そんな願いを感じた。(東京都・パンダ研)

【静物図鑑/イキモノヅクリ】
◆静物には魂が宿っている、からの恐竜のような静物たちがとてもおもしろかったです。アタマツマミバシがすごく良かったです。(東京都・山本 佳代子)

【水洗・4/いけだの本屋】
●前半後半あって、個人的には後半の百合もの「佐久間さんとわんこ系カノジョ」がすんごく好みだった。やっぱおいらは猫より犬派なんだと再認識した(?)。日常と愛情の描き混ぜ具合がたまらん。(新潟県・うめ)

【数矢さんちの保健体育/いたちごっこ】
●保健と書いて愛と読め! お母さんが強烈でしたが、性の知識に疎いと思わせて意外と分かってる妹もいいキャラしてます。(千葉県・クロ)

【追いかけっこ1/いち工房】
◆大好きな幼馴染に付きまとっていた少女が、交通事故をきっかけに人が変わり、相手に全く興味を示さなくなる展開が個性的で面白い。関係のリセットを機に、キャラの内面的な気付きや感情の変化を上手く引き出している。作者の今後の伸びしろを感じさせる作品。(神奈川県・くさ)

【ラドと白銀の世界/イチヤミ屋】
◆コスプレして撮った写真を並べて絵物語にしたもの。コスプレ衣装の造形のみならず、背景の選び方も見事で、独自の世界観を創り出している。(千葉県・クロ僕屋)

【ねずみのパンやさんとぼくのおくさんのふりん/いちりのところ】
●オールカラーの絵本調なのに、めくるにつれて、様子がおかしい。「ぼく」の愛する奥さんがギワクの行動を取る話。この不穏さは、どうオチが付くの…? 結局、パン屋の看板絵の明るい雰囲気とは裏腹に、終始サスペンス的な緊張感を持った展開に。ネタかサイコか…!(東京都・イノ)

【幻想百珍10 朝食版/稲穂屋】
◆ばかばかしい! でも笑っちゃう。(東京都・斎藤陽子)

【Dear/色恋】
◆少年が森で出会った美しきキノコの精。成長した少年はやがて世界を巡り、森から離れられない彼に写真と言葉を送り続ける。静かで少ない言葉のやり取りの中で、やがて気づく感情は。特筆すべきは本の構成。送られた手紙と写真を丁寧に綴じ込んだ構成は見事の一言です。(神奈川県・ミアレ)

【GODBURGERs IN TOKYO 1+2/インカルナタ】
●薄い具の挟まれたハンバーガーばかりを食べる愛菜は「もっと食べ応えがあるハンバーガーを食べたい」と呟くと、降臨してきた神・魔仇怒(まくど)。愛菜の望みを叶えるべく魔仇怒は東京のハンバーガー専門店を紹介していくのである。と、胃袋を刺激するレビューと漫画の面白さが絶品の一作です。(神奈川県・量産型)

【ピー タイの精・霊・妖・魔/吼狼郷】
●これはすごい本です。タイのおばけ(精霊・ご先祖・宗教・正体不明)ピーについて読みやすくわかりやすい文章で説明した後で、辞書のように1つ1つ日本語・英語・タイ語で表記した後で説明してあり、イラストまであってイメージがつかみやすいです。顔が象のガネーシャや九尾の狐など、ちょっと知っているものから、病気になったのはあのピーのせいと言いたくなる気持ちはわかるぞ(ほろり)というものまで。生活全てとからみ合うピーは、日本の妖怪と共通する部分もあって、とても興味深く面白かったです。巻末に、50音順の索引があり、どこかで聞いた名前を自分で探すこともできる。もう一度書きますがいい本です。(東京都・ぽぽ)

【踊って帰りたい/うごく公園】
◆疲れたOLの帰り道。家に帰ればご飯を食べてお風呂に入って寝るだけの毎日。繰り返される普通の日々に一時の刺激を。雑念を振り払い、恥ずかしさから自分を開放して一心に踊るページは、エネルギーに満ちていて心が弾みました。街灯に照らされる後ろ姿も素敵。(東京都・パジャマ)

【光の方舟/空蝉】
◆ある日、手に黒い模様が浮かぶ病に冒された少年・リュカは、病が原因で家に引きこもる。そんな病を治療すると現れたノアによって久しぶりに外に出たリュカは、その夜、夢を見る。それは病の原因、そして、ノアに関しての夢だった…。ページ数も多く、とても読み応えがある。(奈良県・春日野)
◆手に黒い模様が出るという奇病に冒され周囲の好奇の目に曝され引きこもりになった少年のもとに生物学者が訪れ、奇病を治すため二人で植物の調査をする…。空飛ぶバイクなどのガジェットや架空の生物が多数登場して面白い。終盤で明らかになる生物学者の動機もよい。絵も美しい。(千葉県・クロ僕屋)

【ブロブロ/優曇華】
●人と妖魔と退魔師が共に過ごす学園が舞台。妖魔と退魔師…と言うといがみ合い争う図が浮かびますが、この話の退魔師の目的は退治でなく、妖魔が暴走しそうになった時のストッパー。一緒に暮らしていく為の行いなので戦闘中であっても相手を気遣う場面があり、平和的で読後感も爽やかです。前半は人物紹介、後半は退魔シーンのエピソードになっていて、人も妖魔も退魔師もみんな魅力的。続編で他のキャラクターのエピソードも読みたいです。(青森県・邑里)

【あたしとわたしが住む世界/うどんは飲み物】
◆天宮あんじぇは普段から天からの声を受信してしまうような典型的な不思議ちゃん。ルームメイトの堂島はそんな彼女のことが放っておけない。振り回される者、振り回す者。それぞれの視点から、互いの価値観を少しずつ知ることで世界は豊かになっていく。独特のタッチの絵も魅力的。(千葉県・ちょゆめ)

【Unagi×Umeboshi Union vol.16/うなぎ×うめぼし組合】
◆吸血鬼百合。とってもかわいかったです。すてき。(千葉県・湯気)

【プロ漫画の妹の漫画がネットでバズった話/うみはん】
◆耳がもげるような現実的な話が読みやすく描かれていた。他のシリーズも読みたい。(東京都・?)

【白紙の怪物たち/梅は小さく】
◆1、2が面白かったので引き続き読んでいて面白さが増してってます。離れ離れになった2人が無事再会できるのか気になる…!(埼玉県・あさひ)

【Om nom nom/エアインチョコ】
●自宅を焼け出され、田舎へ避難した五夏。無為な日々の中、入り浸り先の図書館で、美人でミステリアスな司書の湯田上と出会う。仲良くなりつつ、一方的に憧れを募らせる五夏…。やがて来る別れの時、湯田上のとった行動は…。ひと夏の恋に燃え上がるエロスが鮮烈な秀作短編。(東京都・三明治)

【さめしらず/笑顔が溺れる会】
◆サメが飼える水合羽とか、切り身はダメだけど、焼いた魚がよみがえる「サカナモドール」、食虫植物でブーケを作ったり…。ページをめくるのが楽しい。昔読んだ○研の『科学』みたいに、架空生物科学雑誌として読むととても面白い一冊。(東京都・鯛茶漬けは飼い主のもの)

【夏の引力/SMMKC】
●楽しみにしていた海に行けなくなった若奥様が、引力発生器で海を引き寄せようとする近未来SF。外気温が45℃だったり、真っ黒な異星人が出てきたり現実離れした世界だが、彼女の本当の願いは至極ありふれたもの。悲しみ、しょげていた彼女の顔が、どんどん笑顔に変わっていくのが快い。(東京都・sophorus)

【さよならロボットハニー/S curve】
●東京沿岸に現れる巨大怪獣。迎え撃つは女の子型迎撃ロボ・レミファちゃん! パイロットのショウくんや友人たちと過ごす愉快な日々と、その裏にある確かな惨状。コミカルに戦いながらも悩むレミファちゃんが愛おしい。豪快なアクションと爽やかな読後感に痺れろ。(神奈川県・琴座)

【OSAKA STRUT/SCO.LAND】
●泣きました。初めは人間が2人話していく中でどう展開していくか読めませんでした。ですが途中から急にパズルのピースが合うようになり、定之君の笑顔でたまらず号泣してしまいました。自分のやりたいことがまだまだあっただろうし、この世に居てはいけないモノを見たからこそ「忘れられてしまう怖さ」「忘れられない自分だけが、取り残されてしまうような不安」(恐らく幼少期に孤独感を目一杯感じてしまったことも原因に?)がたくさんあったと思います…。本当によく決断したなァ…と。天王寺君が傍にいたとはいえ、天王寺君は余計な手を出さず、ただ見守っていただけに等しい。けれど、その「見守る」だけという暖かさが定之君を彼らしく最期まで歩ませてくれたのかなと思いました。きっとこういう別れ(見守り)を幾度となく天王寺君はくり返してきて、それを思うとまた泣けてくるんですけど、いい神様だな、と。愛の深い神様ありがとうって思いました。素敵な一冊をありがとうございました。(岡山県・炉々)

【Nothing But Requiem/NBRdesign】
◆悪魔と契約した姉妹が願いを叶えるため、超常の力を振るう者達と死闘を繰り広げる物語を、音楽とライトノベルの両面から描き出す。鋭い歌詞と旋律がゴシックなキャラクターの白熱のバトルを盛り上げる。劇中歌までしっかり網羅され、世界観にどっぷりのめり込めた。(神奈川県・鳥姫悟)

【ネネトの嫌いな先生/M2BRAND】
●言葉が想いが空間にとけていくとき読んでるこちらの胸に湧く美しさ。ことばに無駄がなく、立っていて、それが物語にのると更に輝きが増し、そこに場が生まれるような、そんな感じ。光と影とか、風と煙とか、そういう描写もすごい良い。(新潟県・うめ)

【HEAVE/MP-ML】
●不登校で学校中退を噂される百地と、それを阻止しようと頑張る合田。いつもの通学路を離れ、ふたりの少女の束の間の逃避行が始まる…。登場人物が少ない分、会話の内容や表情、場面転換など演出面に読み手を飽きさせない工夫が見られた。麗しい友情のモノガタリだ。(東京都・百合中年)

【WANTS~骨に願いを~/恵村小梅】
◆流れ星に願い事をしてから望んだ物事が得られるようになったカナエ。しかし、彼女は願いの数だけ骨を失うという代償を払うことになる。願掛け先が「ほし」から「ほね」になっていることの意味に気付いて鳥肌が立った。(埼玉県・上山大介)

【Something Colorful/emotionarhythm】
◆「結婚」をテーマに、感謝の気持ちを込めた16曲のコンピレーションアルバム。これをかけるために結婚しても良いかな(!)と思いつつ、予定がないので、強力なラインナップの中から友人の為に「これぞ!」となりそうな1曲を選んで祝福したいです。(東京都・婚活は遠い彼方)

【神父さんと悪魔ちゃん/'ele】
◆手違い(?)で神父さんの元へ召喚された悪魔ちゃん。あの手この手で堕落させようと頑張る悪魔ちゃんを、余裕で退ける神父さん。ふたりの間に芽生えていくのは愛?それとも? 奥付ページの後日談がたまらんです。(東京都・SS4号)

【空の子供たち/endoakka】
●2018年7月、子供の大量失踪事件が発生、以後も日々子供は消えてゆく。この「消子化」をきっかけに、人々は一人一人欲望の赴くままに過ごす。"現代の神隠し"をテーマに、正気と狂気の狭間で生きる人間の剥き出しの本能を、著者独特の切れ味で鋭く描く。(?・Mickey☆Bear)
●子供達の大量消失事件。後に「消子化」と呼ばれた現象により滅亡に迫られる人類。残された時間の中、その注意を換気する売名少女(ユーチューバー小学生)とその子とお近づきになりたいアブない男。こんな終わる世界をひとつの絵画に残そうとする少年とその友人。消えゆく存在と、その子を私生活の一部としたバイト保育士(ショタコン)、子供が好きじゃない少女と子供が好き過ぎる少女、個々が織りなすささやかな幸せが垣間見える、気がする救いのない話。…ぶっちゃけめっちゃ好き。(東京都・通縋)
●世界中から子供が消えていく中で、生きている人々を描いた連作短編集。樺谷スイミーさんの漫画は、人生のやりきれなさ、奇妙さ、悲哀、みずみずしさ、長くは続かない幸せ。一瞬のきらめきが混じり合っていてすごいです。最後の話での蜂川とみかこの友情が良かったです。(東京都・ひろいあたる)

【友達になりたいわけじゃない/おうに】
◆大学で同じ同好会に所属する男女が、ただの友達からのステップアップを模索するお話。「突然の恋敵の登場で焦る」という良くあるパターンを踏襲しつつ、キャラの揺れ動く内外面をコミカルさを交えながら丁寧に描いている。こういう初々しい恋物語はいつ読んでも心に響く。(神奈川県・中年貴族)

【ニャ狼伝/オーグロ出版】
◆他にはないインパクトのある絵柄が魅力。(東京都・ひみつ)

【アフターカーテンフォール/おーびっと113】
●人外の団員が集う見世物劇場。劇団はいつしか散り散りになり、残された人食いワニと片目の少女は血肉の悲願を果たす。合意の上で捕食・被食におよぶ両者の間には獣性を超えた情愛すら感じられる。臓物を千切られながら感激に浸る少女は独占欲の究極の体現かもしれない。(埼玉県・あまいも)

【薬剤師! ある薬局の裏話/奥様は同人屋】
◆あるあるネタが面白い(今時の作画レベルと比べると)絵は決して上手い方ではないですが、状況が的確にとらえられていてそういう意味では「上手い」といえる。(東京都・ひみつ)

【絶対に許さない/おこめこめ】
◆クラスに久しぶりに出てきたあの子は、顔が腫れていた。接点のなかった主人公は遠巻きに見つめるだけだったが、たった二度の邂逅で一生忘れられない傷を付けられてしまう。人に対する複雑な想いは、何も時間だけが育むのではない。一刺しで翻弄される事もあるのだ。(神奈川県・近藤小狸)

【魔法の国の豆スープ/おこめのかし】
●3巻まで出ており、次回4巻で完結とのこと。1・2巻での主人公をとりまく世界に親しみをおぼえるストーリーから、一気に物語が動き出すのを感じた。各キャラクターが「生きている」のを感じさせてくれる。(東京都・ものほしはれ)

【二人の傷名+Girl Meats Girl/おしゃれどろぼう】
◆被虐性癖の少女をテーマとした百合2編。特に良かったのは二話目のGirl Meats Girl。狂気じみた描写にすっかり毒されてしまう。読後、ようやく「meat」のダブルミーニングに気づいた(もしかして「スキ焼き」も…)。(千葉県・ちょゆめ)

【独逸移住戯譚2/お洗濯もの取り込み隊】
●漫画家・靴下ぬぎ子によるベルリン在住記の2巻。やや生活に慣れてきたかと思うとシュプレヒコールやドタバタの旅行など退屈させない非日常の連続。海外でも旧来の友人と交流する姿がほほえましい。1年間の思い出が30ページ弱の中に散りばめられた贅沢な一冊。(東京都・アイアス)

【1/2ピアニスト/おたべ★ダイナマイツ】
●史実のシューマン夫妻の馴れ初め。音楽家のお話だけあってテンポ良く、ミュージカルのような読み心地。父フリードリヒが、厳格・頑固、不器用な人で、いい味を出しています。(静岡県・土地人)

【シロとタエと彩のベリー/お手製のポトフ】
◆絵柄が好きです。(東京都・ななちく)

【偶像は愛する人のために(1)/おでんランチ。】
●アイドルが偶像のように「理想」をファンに見せ続けるのは過去の概念となり、アイドルは彼氏がいるのが当たり前でファンはそんな「現実」を受け入れて応援するのが当たり前の世の中となった時代に、過去の偶像を追い求め続ける一人の青年がいた。そんな彼はある日同じようにアイドルを愛する一人の少女と出会い、彼女にとっての「決意」のきっかけを作ることになる。時代を超えてなおアイドルの放つ輝きを思い出させてくれる一冊。(千葉県・かんろ)
●アイドルが公式に恋人OK!な世界観という設定で、主人公がそんな現状はイヤだ!昔のアイドル(恋人は作らない!)がいい!ってところからすでに面白いです。あむぱかさんの描くキャラはほんと毎回魅力的で今回もすごく楽しかったです。(埼玉県・あさひ)
●アイドルが恋をするのが普通という世界観が面白い。「好きな人のことを想っている時が一番輝いている」という台詞が印象的でした。(埼玉県・しお)
●アイドルは恋をしない、なんてのは過去。アイドルは恋をする事で輝き、ファンはアイドルの恋を応援する時代。それに馴染めず、昔のアイドルに憧れる青年が出会った少女は…。誰かの為に頑張る女の子はやはり魅力。オムニバス形式で続くとの事で、次回以降も楽しみです。(千葉県・クロ)

【彼の剣/男前屋】
◆人外×青年めちゃくちゃ最高ですね…!! もっと詳しく2人の話が読みたくなりました。(埼玉県・あさひ)

【ひるがえれ!フリルVol.2/少女ヶ原】
◆ななめ上の切りくちでした…! すごい…!! 乙女バトルマンガ!! そしてドレッシーでキレイ☆ Vol1も気になる~!(東京都・michi)

【白百合の咲く夜に/お人形になりたい。】
◆ふわふわドレスを着たお人形が歌うとこんな感じでしょうか。ファンタジーの世界観を基調にした作品であるが、人形という、人と深く関わる故の情の深さも表現されている。部屋を暗くして聴くとちょっと怖い、面白いコンセプトのアルバムだ。(東京都・お菊)

【れのみの4コマ(敵前逃亡編)/おのれのみ】
●自虐と自愛、この対極を見事に表現する、れのみ先生作。本作内の「誇れよ! 手軽ちゃん」は必読。手軽ちゃんはバカ正直で不器用だ。ただそれだけなのに幸せになれない。それが悲しくて泣けるのは自分と紙一重だからだ。なんとか必死に生きてる自分に手軽ちゃんを重ね合わせてしまうのだろう。ハッピーエンドではないけれど、バカでも不器用でもいつかもっと幸せになれるよね、というれのみ先生の願いが込められた作品だと思う。(岡山県・じゅんじゅん)

【sentimental zoukei punk/おはま亭AIR】
◆架空のバイオスチームパンク世界のメカを、自作の立体造形物の写真を用いあたかも実在する態で紹介する読み物。造形物は百均の素材で作られているらしいが安っぽさを感じさせない。生物とメカが融合した有機的で不気味なフォルムが独自の世界観を創り出している。(千葉県・クロ僕屋)

【読む後輩と読めない先輩/オレと勝負だ】
◆カンの鋭い少女・しぇりと、文芸部の先輩であるもなみ。他人の行動なら大体読めるしぇりも、もなみ先輩の突飛な行動だけは読むことが出来ず…。仲良し先輩後輩の日常がコミカルなタッチで描かれる。続きを読みたい作品。(千葉県・ちょゆめ)

【轟さんちのブヒ事情/オレンジロータス】
●独身一人暮らし、根暗な轟さん。そんな彼女が日頃可愛がっているブタのぬいぐるみの一つが魂を持つ事に。大好きなぬいぐるみが動いて「とどちゃん」と親しく話しかけてくる様子にさぞ轟さんの心も癒されるかと思いきや…素直じゃない轟さんのブタへの態度は塩対応通り越してバイオレンス。それでも心の根っこではブタをちゃんと愛してる轟さんと、小さい頃から一緒だったから轟さんの日々の疲れも気持ちも理解して必死に癒そうとするブタとのあたたかいやり取りに癒されました。(青森県・邑里)

【幻幼女/温泉忍者】
◆女装している青年が、虐待を受けている幼女をお持ち帰りする…犯罪だろ!…と思いきや、それは彼の妄想で、実際にはその子は虐待死していた、という後味の悪い話。実際にそんな事件があった気がする。(東京都・えしま長月)

【ほのかいろづくななかまど(上)/海鮮帝国】
●やんちゃな小学生・菫子はクラスの人気者、のはずだった。子供から大人への移り変わりに戸惑う中で出会った少女・いお。孤独を抱える2人は親しくなるが…。成長と共に訪れる変化への、ひりつく絶望が突き刺さる。物語の終着点はどのように導かれるのか、気になる作品だ。(東京都・たま)

【おひっこし/カスピトラ】
●過去の本の改訂ですが、新規のカラーイラストや、細かい変更も有り読み応えたっぷりでした。作者さんの緻密で味のある絵は必見。(東京都・ウイスキーボンボン)

【テクニカルイラストを描く2/カドヤキソバ】
●こういう本がほしかった。(東京都・ものほしはれ)

【伝書鳩から届いた手紙/カナール書房】
◆タイトルの「手紙」通り、表紙が封筒のようにカットされていて、レトロな色合いと話の差がとてもいいなと思いました。(東京都・?)

【後悔/金はないが愛はある】
●主人公の広瀬は、中学時代、同じ卓球部員でペアだった村上に自作のエロ漫画を書いているのがばれた事がきっかけで、彼と仲違いする。部のあぶれ者同士、そこまで仲が良くなかった訳ではなかったけれども、お互いに傷つけ、傷つけられてしまった後悔を16年間も引きずるはさぞかし辛いものだったでしょう。それだけに、ラストの、村上とようやく再会できた広瀬の笑顔と、彼の第一声、「このパクリ野郎!!」という軽口に笑い、同時にほっとしました。(東京都・砂村 正彦)
◆中学時代に喧嘩別れした友との邂逅を描いた表題作と、思春期を迎えた双子を描いた「思春期姉弟」を収録。黒歴史や異性との出合いなど、思春期特有の出来事が描かれている。読む際は忘れかけていた感情がフラッシュバックする恐れがあるので、注意が必要(笑)です。(東京都・ノンペルシー)

【PSYCHO ROCKER/かばやき】
●神堂あらし先生にしか描けないギャグ漫画の魅力とリスペクトがたっぷりと詰め込まれた最強の再録本。突っ込みどころ満載すぎな個性溢れるキャラ達が全力で駆け抜けて残していく笑いの足跡、そこには主役も脇役も全く関係なくとにかく出てきたもの勝ちで容赦なく繰り広げられるギャグドラマの面白さ、ありとあらゆる出来事を笑いの力に変えて組み立てられていく圧倒的なギャグセンスと独自のリズム感がとにかく心地よく頼もしく、痛快でひたすらに楽しい気持ちの連続な世界、あらし先生のあくなき笑いの探究心が存分に感じられる作品で各タイトルごとのあとがき解説も非常に楽しめる一冊です。(千葉県・にじ・そら)

【JKフレンドピロートーク/かみしき】
◆エロに見えるがイチャイチャ本。キャラクターの甘々っぷりが楽しめる。絵もうまい。(千葉県・釣本直紀)

【樺太時刻表 二〇一七冬/樺太庁陸地測量部】
◆架空の話ではありますが、まるでホンモノの時刻表、地図のように感じることができた。(?・?)

【きざし/かりあげサン】
◆登場人物の女の子がかわいくて綺麗でした。(埼玉県・アキ)

【ここは神様のおうち/カルガモフロート】
●ゆるふわな神様と、これまたゆるふわな頼みごとをしてくる地域住民とのやり取りが良い。散々笑わされ、かと思えば猫の話で泣かされた。絵柄と相まって、とても暖かい作品。(茨城県・馬酔木)
●神様といっても説教くさいのではなく、日常に溶け込んだ神様と、それを慕う人々との交流を描いた作品。神様のところに持ち込まれる悩みも現代的で、我々にも親近感がある悩みで思わず笑ってしまうことも。神様と作り上げた小さな幸せを噛みしめる人々がとても印象的であった。(岩手県・雪姉)

【Crafordication/Calciumer】
◆銀河を股にかけて活躍するロックスター、ジェームズ・クルーガー。有名なチョコレート社がある辺境の星に彼が不時着するところから物語は始まる。とにかくジェームズがシブくて格好いい! 歪んだ愛情を向けられても抱擁して受け入れる姿はまさにヒーローで、ロックスターだ。(茨城県・鰯)

【きやまさんちの被災日記(仮)/かんみや】
●2018年の西日本豪雨で被災された実録まんが。地震と違って台風は事前にわかっていたことでしょ?とか、うちには水は来ないと思っている人は多いけど、人の想像を越えるのが天災。逃げるときの持ち物(前の日から準備してた! すごい)から被災された後始末と罹災証明と食事と病院。こんなにいろんなことが…と震えそうになりますが、作者さんの絶妙なバランスでいいテンポで読めます。みんなにおすすめ。自分とこは大丈夫はないと思うべしって書いてましたから!(東京都・ぽぽ)

【三度目の正直/KANRONI】
◆児童養護施設に編入した可憐な少女のむつみ。すぐに施設の人気者となり、毎年行われるお芝居の主役に抜擢されるが…。最後まで読んだ後に再度読み直すと、同じシーンが全然違った意味合いに感じられて恐ろしい。登場人物の心情を何度も読み返して想像してしまった。(茨城県・へび)

【床の上/季節はずれ】
●17歳になったら死ぬと嘯く引きこもりの姉を持つ思春期の少女の日常が描かれる。少女はネットで2万の詩集を買うが案外つまらなく2万を無駄にしたことに死にたくなる。彼女らの「死にたい」はその程度なのだ。大人の世界で鈍麻するまえの無垢で脆く美しいものが描かれている。(千葉県・クロ僕屋)

【呪いの国の旅/castleazure】
◆表紙、装丁がすごい☆ キラ2の紙に箔押しにエンボスのストーリー解説、ゴールドな遊び紙…!! キレイでした…!! 1巻からならべてみたい…!!(東京都・michi)

【春の一重/キューカンバー!】
◆ほっこりふしぎな漫画。よみごたえのある短編がつまった一冊でした!(東京都・michi)

【休日/休日】
●webで展開されている”憂鬱な月曜日を焼き尽くす”「休日の天使」シリーズの初の漫画誌。現代生活の闇を醜く描いた作品は沢山あるが、都会の暗闇の中でまばゆい光を放つ、筆者のモノトーンの描画には神聖さすら感じてしまう。忙しい日々に磨耗する多くの人に読んで欲しい、救いの一冊。(千葉県・信鳧)

【ひらさかニュータウンガイドブック/牛乳屋+黒豆】
●みんなおいでよ、ひらさかニュータウン! すごく可愛いです!! 推しは白米ちゃん。(東京都・匿名希望)

【2017 2018/餃子ネオン】
●三日月ランプさんのイラスト集です。線が綺麗です。少年めっちゃ好きです。(東京都・ひろいあたる)

【キャバレーは今も昔も青春のキャンパス/郷里の娘】
●昭和の香りが強く漂う銀座キャバレー「白いばら」。惜しまれつつも18年1月に閉店。そこで働いていたお三方による執筆。お店の歴史、システムと写真の数々。思い描いていたキャバレーとの違いに一度行っていれば良かったと悔やむ自分がいた。(茨城県・神谷シャトー)

【ネガティブ・ブレッド8月編Preview/kirazu】
●新生活に挫けたりもしたけど、パンが縁で良き友どんこも得て良い方に変わるばたこを見守るシリーズ第三作。今回はプレビュー号ってこともありパンの存在感は薄めだけど、これまで2人で過ごした時間を経ての仲良さMAXな2人が見れて嬉しい。可愛い女子のキャッチボール尊い…。(群馬県・かぶきあげ)

【ねこにまつわる10のはなし/きりえや】
◆様々な猫を描いた美しい切り絵にショートショートが添えられた10編の作品集。切り絵がとにかく見事で柔らかい猫の肢体が巧みに表現されている。短編もファンタジー的なものからスナップショット的なものまで様々。(千葉県・ちょゆめ)

【偽本ブックカバー/きりえや(タカギリョウ)】
◆インターネットで展開している、切り絵で作ったにせものブックカバーのサンプルを集めた本。「罪と漠」「人間ひっかく」などを切り絵で再現。…再現? バッチリ決まった切り絵といいふざけた解説文といい、じわじわ来ます。(東京都・春夏冬虫夏草)

【辞典悪魔彼女QR合同/KingdomCome!!】
●「QRのハサミギロチン!」。ふじ・きりお氏の悪魔彼女シリーズ初の合同誌。鬱気味な彼氏とキュートな悪魔彼女QRの日常を描いた本編の合間に、他の作家が描いたQRの物語を挿入することで、かなり妙味の効いた構成になっている。中でも冒頭のセリフが炸裂する悪魔彼女バトルのスパイス感が素晴らしい。(愛知県・水野)

【サイハテの籠/空想雑貨店 f】
●続きがよみたい!!(東京都・サナサナ)
●竜のハリルと半人間のミリヤが”人間以外を認めない世界”になりつつある世界を変えるべく妖魔狩りを望む人間を逆に狩っていく物語。設定は言わずとも、2人の関係やミリヤの表情の変化がとても楽しい作品です。(東京都・Tねこ)

【Walking in the park【秋】/熊団】
●ほのぼのした中学生の恋愛短編連作集。お話の中のハイライトの時の絵がとても良くて見惚れます。秋が好きで、銀杏は大好きで、それが綺麗に描かれていて、見とれました。(新潟県・うめ)

【moment/KUMORI】
◆メルヘンチックかつハイセンスなカードセット。欲しかった。(東京都・pukka)

【a posteriori/Kleinod】
●人間に住処を追われた狼人間の少女ビオータ。追手に囲まれ絶体絶命の彼女に一人の男が手を差し伸べた。その手を取ってしまったことが悪夢の始まりだったのか、それとも悪夢はすでに始まっていたのか…。じわじわと追いつめられていく表情と内面の描写が見事な一冊。(東京都・ひいろ)

【MAGIC GIRL UNLOCK!2/GraCra】
◆人間界で魔女修行する主人公に与えられた課題は友達を作ること。孤高の魔女が同期の魔女と協力して友達のピンチを救う姿に心を打たれる。(埼玉県・しまむら)

【魔女と歳時記/くらげの森のアリス】
●言わば、「月替わりウィッチーズ」。この国の暦を彩る、行事や風物詩にまつわる魔女達が12人、それぞれの月を華やかに、淑やかに、時には賑やかに飾ります。水彩で描かれる、優しくて可愛らしい世界観に癒されつつ、季節を感じてみるのも一興かと。(秋田県・やなしたわたる)

【Diary vol.1/暮らしの研究所】
●ポップな色彩とキュートなキャラクターたちがこれでもか!とぎゅっとつまってます。お菓子や牛乳のパッケージチックなイラストがかわいいです。(奈良県・たかし)

【HARIET/グルニエスカリエ】
◆あとがきのコメントが秀逸でした。映画かアニメでやって欲しいです。教材として良いと思います。(?・?)

【こがねとケモノ/クルのトーチカ】
●村から追い出された祖父の行方を追い彼が住んでいた小屋を訪れた少年、そこで同じく祖父を訪ねてきたお面を被った奇妙な子供二人と出会い…。人のネガティブな部分を描いた重いテーマの作品ですが優しさを感じる展開なので読後暗い気分にはならない。私は文章力がないので読み終えたときの感情を上手く説明することができません、著者の絵が好きで手に取ったのですが、ただひたすら紙の本で読むことが出来て良かったと思えた物語です。静かに読んで余韻に浸りたい。(愛知県・haruhana)

【放課後スイッチ/ぐるまる】
◆女子中高生の絡みを基本とした短編集。本作に出てくる生徒たちは良い意味であか抜けない感じがして、それが素朴で初々しく、どことなく懐かしい感じがする。基本は女の子の何気ない掛け合いだが、ギャグや百合、男の子も出てくる話と意外とレパートリーの幅が広い。(北海道・うず蘭)

【誤植の弟/黒いバナナは武器】
●誤植って、本を出した人は「失敗した」という感じなのだろうけど、読者としてはお宝を見つけた気持ちになる。だから誤植を「植」物として愛でる主人公に僕は肩入れをしてしまう。枯れるとなんて悲しいんだろう。誰もがみんな自分の中の誤植を育てているのかもしれない。(東京都・ぽぽ)

【Ruinas/glossy black】
●廃墟をテーマにしたイラスト集。荒廃した神殿の様な建築物と黒ゴスの少女がとてもマッチしていて、不気味で良かった。(埼玉県・ブライ)

【けさらんぱさらん/くろぬこ亭】
◆民俗学ぽい絵と内容ステキ。(千葉県・木村 吉伸)

【神さまとネコ/くろねこ画報】
◆カワイイ絵柄でギャグの落差がよい。猫好きにはたまりません。(東京都・ひみつ)

【Egg sushi/ケケモツ】
●タイトルの通り『Egg sushi=タマゴ寿司』のように黄・白・黒のテーマカラーがしつらえた女の子のイラスト集。ビビットでポップな色合いとアクティブでセクシュアルなポーズに胃の腑も大満足のひと皿。「ふくよかさ(ムチプリ)」は正義か…。(東京都・通縋)

【DELAY ディレイ/芥子】
●可愛い表紙に油断するべからず、これは人生論である。親子ほど年の離れたお姉様が女子高生に抱くズルい気持ちや下心がとても人間的でそれゆえ切なくて。年を重ねる意味を考えてしまうし、幸せな未来を願わずにはいられない。年齢は違うのに本質は変わらない二人の表情にも注目です。(神奈川県・くうた@ねこ派)

【さくらの森の満開の下/げっぺるさんが通る!】
●姉を陰惨に殺されたさやか。未解決のまま時は流れ、彼女は犯人を裁くため全てを勉強に捧げる一方で、姉の親友だった愛由は享楽的な日々を送る。そんな愛由を羨望交じりに恨むさやかだったが、ある日彼女の援交を目撃してしまい…。物語をつんざく執念の見開き、必見。(東京都・CROSS)

【獄遊女は三度死ぬ/健康スライムうどん】
◆遊女がとある妻帯の男と両想いになり、愛を深めていく。そして遂に男は彼女を正室に迎えることに。無事にこの人情噺は終幕、積年の夢が成就する…と思われた刹那、物語は急展開を迎える。不穏で倒錯的な台詞回し、意味深なタイトル。全てが一点に収束する展開は見事の一言。(東京都・馨)

【腐女子百合4/原住民族】
◆BL同人の描き手と読み手ということで交流のある女子高生のミスミさんと社会人のアイさん。年齢差を超えて親密な二人だがある日アイはミスミから売り子の手伝いを頼まれて…? すごくいい所で終わって続きが気になります。(千葉県・ちょゆめ)

【煙羅怪奇な物語2 集団目玉の怪/幻想百輪】
●人が立ち入ってはいけない場所に立ち入ってしまった高校生たちが、世にも怪奇なモノ達に襲われる。境界を越えてはいけないと言うのがよくわかる。なんといっても、恐ろしいシーンが目に焼きついてしまい、忘れられなくなってしまった。主人公の煙羅が少し冷たいのがまた良い。(長野県・チビ)

【甲亜期報 NO.1/甲亜企及】
●粗削りながら若い才能を感じます。「お使いの脳は古くなっています」は魅力的な設定で、これからの展開が楽しみです。(東京都・匿名希望)

【みとろじあ ふるはうす/江月堂】
◆3年分の総集編。姿は出るのに「アルパカ」の名前が出てこないとか、願掛けのだるまに予備を用意しちゃう…。日常に起こるハッとしたところを切り取るのが巧い。無声映画のマンガ版もまとめて読めたのが嬉しい。余韻も含めて味わうのが楽しい作品だ。(東京都・パントマイム)

【クランククラウン/鋼鉄皇帝】
●幼い頃から天才発明家と称されるプラッター。彼にとって名誉は重い王冠のような物。どうしてこんな面倒で邪魔な物をみんな欲しがるのか…周囲の人間に尋ねながら、名誉が自分にもたらした物は何なのかを再認識していく。重くて邪魔だとしか思っていなかった王冠=名誉を「そうでもないかも知れない」と思えた瞬間、その時頭に乗せられたある王冠がいい対比になっている。シリーズ物ながら、これ一冊で登場人物の関係性がよく分かる。(青森県・邑里)

【ひとかみカフェ/kohlab】
●山奥で料理屋さんをする若い女の子と山の神様たちのお話。主人公の立ち振る舞い仕草がとってもきれいな絵なのです。話もとてもかわいらしい。(新潟県・うめ)

【種守/kohlab】
◆ファンタジーかと思ったら、SF要素の出てくる切なくてあたたかいお話でした。(東京都・たつみ暁)
◆農作物と生きる人への愛が伝わる漫画でした。台詞は簡潔で、画面構成もすっきりしていてとても読みやすかったです。(?・?)

【俺(アラサー・フリーター・漫画家志望)のコミティア/コーヒーのシミ】
◆一体何処までが実体験なのか。崖っぷちのコミティア作家が遭遇するエピソードが、女性ファンに浮かれるとか、作家同士のマウンティングとか…こじらせっぷりがリアル過ぎる。笑えて辛くて痛いけど、不思議と勇気と希望が湧いてくる良作。心当たりのある方、ぜひご一読を。(東京都・Fe)
◆蛭子能収風の漫画をアート系というのをこれで知った。デビューできない彼にエールを送りたくなる。「ブースに来る人」のリアルな顔に見覚えがあるのが気になった。(東京都・えしま長月)

【衒奇譚検尋録/50Sn】
◆「奇譚」と名の付く作品に外れなし。架空の都市伝説を挿絵と文章で描く本作は、その両者の調和により高い没入感を与えてくれる。なめらかな文章は一度掴んだ視線を離さず、写実的な挿絵の中では光や空気、そして何者かの気配が蠢いている。静かな場所で読まれたし。(東京都・現世夢)
●架空の心霊スポットを絵と文で巡るというコンセプトのイラスト本。幻想的な情景を不思議でホラーなような、どこか胡散臭いような、そんな紹介文を添えて味わう一冊。どこかで見たことが、すれ違ったことがあるような風景がページをひらく度に目に映り。文を通じてまるで自分がそこに旅してきたかのような気分になれる。(東京都・通縋)

【尾道に命を救われたときのはなし/コーンポタージュハウス】
◆とくかく笑える、間の使い方がとても良い。猫!! たまらん。(東京都・ひみつ)

【世界でいちばん君が好き/ゴキブリマント】
◆友人が女装趣味がある男の娘。この子がかわいい。そこで相思相愛になるだけの話だが、少女漫画のような太めの線がマッチしている。(東京都・えしま長月)

【龍神様とわたし/虚空100万マイル】
●遠い昔、龍神様の元に嫁ぎ、幸せに暮らしている子の後日談。神様がこういう感じで私たちを見守ってくれてるんだとしたら、我々にとってもこんなにも幸せなことは無いんだなって思えます。作者メイさんの優しさが詰まった一冊です。(埼玉県・gori.sh)

【わたしのあなた/古暮草】
◆仕事に疲れ故郷に帰ってきた田宮は元同級生の尾瀬と出会う。かつて教室で孤高の存在だった彼女に憧れていた田宮。しかし再会した彼女にどこか違和感を覚え…。少女時代の憧憬が大人になって知る現実によってビターに上書きされていく。読了後、「わたしのあなた」という言葉が重い。(千葉県・ちょゆめ)

【姉妹劇/コケリウム】
◆演劇部に古くから伝わる伝統演目「姉妹劇」。一年ながら妹役として抜擢され、憧れの的の風子先輩と共演することになった親友の景を見守る鈴香だったが…。懸念と羨望の入り混じった青春ならではの葛藤を描きつつ、爽やかな読後感にまとまっている。読み応えある作品。(千葉県・ちょゆめ)

【かみのけあそび/五線譜楽団】
◆髪型、人物の表情やアングル、工夫されてますね。(東京都・・-Korge-・)

【Veil/KOTTE】
◆盲目の女性とそのパートナー。美男美女のカップル。些細な日常のやり取りを描いたフルカラーの漫画とイラスト。キャラの一つ一つの仕草が色っぽくてたまらない。それが例えラフだとしても。まさに眼福の極み。(茨城県・イバライガー)

【過春DS #6/CottonClub】
●わずか8pなのに重い。きっと登場人物の感情を綺麗汚い全て含んでがっちり掴んで、はっきり表現してるからなんだろうなぁと思う。次巻も楽しみ。(新潟県・うめ)

【エリートサラリーマン枕営業メス墜ちマニュアル/SERVICE BOY】
◆ドスケベなメス堕ちサラリーマンが恥ずかしい枕営業を後輩くんの目の前で曝される。いちいち仕事の台詞にかこつけたエロワードをルビで被せるのが反則過ぎる(笑)。それでいてイラストはツヤッツヤで美麗だなんて…ずるいとしか。今日も取引成立【生ハメ中出し】だ!(埼玉県・寺本)

【たまにはみんなで映画を/サイレント】
◆タイトルどおりの内容で気負わず読める絵本。色がキレイ。(東京都・?)

【信仰はかくも。/さうすのーす】
◆有名漫画家・ハナのアシスタントをしつつ自身も同人サークルを営むアキ。ハナは才能ある人間ならではの奔放さで彼女を振り回すが…。「好きになった方が負け」の典型的な関係性。才能と恋愛にはどちらも抗えない魔力がある。(千葉県・ちょゆめ)

【足利義昭LAST GENERAL 公方様と七人の家来と破壊の魔王(仮)/相模屋】
●魔王・信長と渡り合った、室町幕府最後の将軍・足利義昭。現代に残る足跡と共に、彼の人生を追った作品。野望策謀が渦巻く時代に翻弄されながらも、将軍家の生き残りとして運命に挑む姿が胸に迫る。今後信長相手にいかに戦うのか、その姿が描かれるのが楽しみだ。(東京都・まぜんた)

【金タマを捻挫した話。/さくら研究室】
◆求めていたのはコレ!(?・?)

【あわいにゆれるひととあやかし/桜月亭】
◆タイトルの通り、幽霊とか妖怪といった化生の者と、人間との関わりをテーマにした短編小説集。少しホラー、少しコミカルなウィットのある魅力的なストーリーに加え、二色印刷の表現力を粋まで引き出した造本が幻想的な美しさを一層引き立てる。ぜひ手に取って読みたい本。(千葉県・Tyr)

【ROBOT ARMS/さくらとじょんそん】
◆手をテーマにした作品。失恋相手の婚約者の義手をデザインするくるみ。助けを求めた彼女に応えるため、左腕と中身は不明だが、自分にとって大切であろう手に握った何かを差し出すロボット。誰かを救うため大切なものを渡すという行為はどういうことか考えさせられる。(東京都・ミミサワー)

【自転車屋さん家の高橋くん㊥/ざくろ廷】
◆コミティアはこういう雰囲気のマンガに出会えるから来たかいがある…と思わせてくれた良作。めっちゃ続きがきになります。(東京都・?)

【魔王級彼女EX/ササナキドリ】
●魔王級彼女シリーズの総集編+加筆。剣と魔法のファンタジーにもかかわらず軽妙なギャグがテンポよく繰り出される異種間ラブコメです。魔王な彼女や恋人未満魔王と勇者たちの恋の行方を追いながらカラリと笑える一冊です! 女子姿の時と魔王本体姿の時の強烈な差も見どころです!(愛知県・すずき)
●魔王級彼女シリーズを一冊にまとめた総集編。魔王級というよりも、魔王そのものが彼女という男女のカップルが織りなすラブコメ。魔王と人間という種族の違い、考え方の違いをギャグテイストに織り交ぜられている。魔王は脳筋、勇者は影が薄い、魔法使いはInt1、王宮はコントを繰り広げている、闇が深いケルピーなど、殺伐としているのか平和なのかよくわからない世界で繰り広げられるラブコメは、まさに魔王級である。(岩手県・雪姉)

【コミティア参加者がダイビングを始めるべき理由/SATORIP】
◆雑誌のダイビング特集のような…というかほぼ商業雑誌の特集のクオリティのダイビング入門記事。2色刷りで無料というのがすごい。記事のレイアウトは商業雑誌そのものの職人的見事さであり、イラストもレベルが高い。どこの企業が出していてもおかしくない完成度である。(千葉県・クロ僕屋)

【Blue point/サブカルペソガンジス】
◆ササキ(ガモP)氏による、何度聞いても飽きの来ない良曲揃いのアルバム収録された各曲をイメージしたイラストをセットにしたアルバム画集。楽曲ダウンロード権を寄せたカードを使うことで、CDという媒体に拘らずに音楽が関わっていく未来について考える契機となった。(東京都・水の底)

【夜の帳/サブマリンサンドイッチ】
◆絵の雰囲気がとても好きでした! やさしい気持ちになりました。(東京都・山本 佳代子)

【こがらしのオークの森で/SangoBouro】
●先代から森の女神を継いだ精霊の少女。突然のことに戸惑う中、風の女神が先代を訪ねて秋の森にやってくる。風の友愛が森を苦悩から解き放つさまは、まるで北風に色づく木の葉のよう。季節の移ろいと大自然の中に人間的な関係性を見出す、詩的で優しい物語に感じ入る。(埼玉県・あまいも)

【山菜がぁる!/山菜がぁる!】
●「山菜女子」という一風変わったテーマを元に、個性豊かな少女が活躍(?)するコメディ。所謂導入編だが、「好き」に一生懸命な彼女達の生き生きとした姿に思わず頬が緩み、早くも次作への期待が高まる。タイトルがダブルミーニングになっているのもポイントだ。(埼玉県・しお)

【米百俵 新潟コミティア50回記念アンソロジー/桟俵法師】
●新潟コミティア50回記念に、参加サークル有志により企画されたアンソロジー。総勢28人の寄稿には、新潟コミティア愛が溢れており、読むと涙を禁じえない。何故ここまで愛されるかは、実際に行ってみれば判る。小規模でも作者と読者の理想的な関係がここにはある。(東京都・中村公彦)

【ウイスキー探訪帖/suntrap notes.】
●1000円フルカラーで中身濃く、絵が可愛くて最強。本屋で売ってもいいくらい。(千葉県・aoyama)

【秘密の正体/GBT】
◆池の主が跳ねる音を聞いたことがきっかけで、秘密を共有する小学生男子二人。成長してそれぞれの学校や友人が変わっても、主のいる池に集まり続けるのですが、さてその秘密の正体は…? 甘酸っぱくて、ちょっと隠微な香りも纏う「二人だけの秘密」にドキドキします。(東京都・いか)

【Asymmetry/sheepfold】
◆偶然音楽室に二人きりになった性格の全然違う花音と愛莉。会話が弾む訳もなく、居心地の悪さがにじみ出るが、仄かに惹かれ合う様子にふと頬が緩む。(東京都・Sophorus)

【対番ノート/JSDF.info】
◆防衛大学で寮生活を送る者が後輩に引き継いでいく、寮生活で必要なことをまとめたノートのことを対番ノートというらしいです。本作品は対番ノートの内容を再現したもの。食事、風呂、洗濯といった日常のルールが細かくまとめられています。装丁が普通のノートを模していてお洒落。(千葉県・ちょゆめ)
◆防大での新入生生活を支えるために先輩から引き継がれる対番ノート。それを模した作品は、罫線入りのノートにボールペンで記入したデザインとなっており、本物へのこだわりに驚きました。生活規範から着衣の手順まで情報量も豊富…!(東京都・Sophorus)

【決して開けてはいけません/CHEZ NIIMURA】
◆竜宮から帰った少年の太郎が、やはり名を太郎と名乗る爺と出会う、浦島異聞譚。雄大で躍動的な筆致と、要所に赤を交えた緊張感ある二色刷りが、時間に翻弄されし者の悲運をまざまざと描き出す。場面のひとつひとつが美しく、確かなボリュームとともに満足感の高い一冊。(神奈川県・百舌鳥)

【もやもやパフ/システムキッチンぱんつ】
◆簡素な線でやわらかく子供の感じる理不尽さに焦点を当てていてじんわりした。(東京都・pukka)

【千鶴と茜/しずみ荘】
◆クールさんとアホの子の関西弁ケンカップル。ズボラで自由な茜へのツッコミの切れ味が鋭い!(東京都・Sophorus)
◆優等生の千鶴とギャル系の茜、性格も趣味も違うがラブラブな二人の短編集。同サークルの前作からのスピンオフだが、この二人の関係をもっと読んでいたくなる。(千葉県・ちょゆめ)

【ねえママ あなたの言うとおり/七妖会】
◆苗字を知らぬまま母に捨てられヤクザとして生きる青年・正道。ある日貸付金の督促のために訪ねた家から出てきた人物は借主の男性ではなく正道の母だった。後半の正道と母親との会話からは、彼女に圧倒されながらも「母」とは何なのかちょっと考えてしまう。(東京都・荒野の鳩)

【Doujin Collection/chimere/marie】
◆制作された数々の同人誌の表紙、ロゴ、イメージのコメント、本文、表紙、遊び紙まで詳しく載っており、制作の参考になる1冊です! すばらしい☆(東京都・michi)

【「ここから先の世界」とフリーペーパーマンガ/shirtskirt】
●1,2ページで短い言葉とちょっと硬質だけど好感の持てる絵と面白い画面構成とで小さな美しい世界を作っているところが気に入りました。(大阪府・秋元なおと)

【今、なに考えてた?/シャッター街】
◆普通の百合カップルにふと芽吹く、秘められた被虐願望と加虐欲求。禁断の実にも似た想いは、やがて変化に乏しい付き合いの中で劇薬の如く弾ける。単なるSMシチュエーションには似合わない、落ち着き過ぎる心象描写が、かえって妖しさと危うさを孕んでおりゾクゾクした。(東京都・サド実)

【cocoは笑っていた/Shandy Gaff】
◆「才能」について考えさせられる1冊。常に自分の上を行く作品を生み出す才能に嫉妬し嫌悪感を抱く主人公と、秘密を隠しながら彼を近くで見守る優しい先輩。人間的に不器用な2人の苦悩や内面的な繊細さが上手く表現できていると思う。キャラの愛らしさもグッド。(東京都・青春の叫び)
●イラスト雑誌の投稿で優秀賞止まりの飯田は、デッサンが狂っていながらも大賞に輝く「coco」に嫌悪感を募らせていたが、感情の正体を見出せずにいた。ある日、その複雑な胸中を憧れのスズ先輩に吐露するが、彼女の言葉は意外なものだった。届かぬ存在への羨望に戸惑いながらも、もがこうとする美術部生の青春物語。(神奈川県・れのそ)

【ここは僕らのワンダーワールド/10月のアトリエ】
◆少年漫画の読み切りらしい、すっきりするお話でした。続きを読んでみたいです。(東京都・たつみ暁)

【人狼と女子大生の百合/自由缶詰工場】
●「人狼」と人間が共存する世界。人狼の陸と付き合うことになった女子大生の海は、しかし一向手を出してこない陸にモヤモヤ。友人にグチり、陸の姉に相談し…空回りする一方の海には何とも共感。人狼という肉食なイメージながら、潔癖で律儀な陸のキャラが面白いです。(東京都・三明治)

【The Colombia Night Drive volume.15/Sugarland】
●3年間の海外赴任が決まっためぐと、イタリアンシェフの道を進むカズ。別離の日が迫る中お互いの仕事が繁忙で、以前の半同棲状況の様に頻繁に会えない。そんな中めぐは社内抗争に巻き込まれるが、カズの存在を逆手にとって切り抜ける。一方カズは働いていた店の閉店で動揺し、精神的に崩れかけていた。それを救ったのは、めぐがこれまで決して言わなかった「好き」の一言。…最高の演出だった。やがて時が流れ、登場人物達が一つの店に集まり、新たな出発を飾る結末に感動。ラストで、カズの元カノでめぐの追っかけだった女性が来店するシーンにはやられた。途中張られた様々な伏線を見事に回収し、2003年から15年かけて紡がれたロードムービーの様な青春物語に拍手。お疲れ様でした。(栃木県・阿部紀巳夫)

【日々のかわいさ/junkuma】
●イラストレーター・くまおり純さんの、同人では初となる風景画集。キャラクター、特に少女たちの無防備な表情と、自然物の「緑」を描いた作品が眼に癒やしをくれる。色彩感覚豊かで、何気ない日常の中のキラリと光る一瞬を切り取る鋭いセンスを感じさせる豊潤な1冊。(神奈川県・彷徨人)

【3人でカレーを食べよう/純米百合乃音】
◆学生時代からの親友をDV夫の凶刃から救ったヒロイン。しかし翌日から、彼女はPTSDで包丁を握れなくなってしまう…。暴力に翻弄されながら、家族の絆でそれを乗り越えて行く力強い物語。娘が彼女を呼ぶ「ままに」という言葉の意味が分かる場面がとても心温まる。(千葉県・ちょゆめ)

【Anokoni Eureka/上下左右】
◆パラボラアンテナの方向からピアノよりも女の子に興味があるところが男の子らしい。(東京都・kitoshi82)

【もしも文鳥が「サラリーマン」だったら/ショクラトヲ】
◆文鳥がサラリーマンしている姿が可愛かったです。食べているシーンが多くてほっこりしました。(東京都・たぬ)

【青色1号の本/食レポするよ】
◆青色一号とはスカイブルーの合成着色料。食べ物で遊ぶ系の本と思いきや、添加量に対する青さの変化や、手順による色合いの出方などを解説した研究本。写真を見て笑って終わりの本ではなく、こやつは沼に引きずり込むつもりのようです。(埼玉県・gori.sh)

【8bitウサななじみ/しろき自由帳】
◆自分も昔は熱中したものの積んでしまっているゲームがあるので、そのゲームのキャラのことを思い出してしまいました。ツキミ可愛い!!(東京都・ハンバーグ)

【千の命を散らした瞳/siro5han&いとしやさし】
◆人を殺す邪眼の左眼を持つ少年は、噂を聞きつけた大人に実験として犯罪者大量虐殺をさせられ、受刑者に。疑心暗鬼が極まった中、気にせずズケズケと距離を縮めてくる少年受刑者と出会い、運命が変わる…。真のサイコパスが絶望を変える逆ピュア展開がナルホドだった。(東京都・ゆるん)

【ため息吐息と悪魔人形/しろたま】
◆いえ、単純に笑えました。(東京都・Akkie)
●悪魔は偶然を装い人に近づき、対価を求め願いを叶えるという。しかし、ある時少女のもとに現れた悪魔はくまの人形の姿で、「乙女のため息」を対価に願いを叶えると迫るが、人形であるがゆえに非力な存在であり、仕方なくくまの悪魔は少女にため息を集める"お願い"をする。そして、少女は自身の姉がため息を吐いているのを目にし、悪魔の囁きで姉が「片思い」をしていることを知る。人の感情には様々な色があり、優しさの裏で誰しも溜め込んでいる感情があって、それを人は分かち合うことができるということを実感させられました。(千葉県・かんろ)
◆悪魔を宿したくま人形と契約してしまった少女・ミルカ。魔力の素となる「乙女のため息」を集める為、最近物憂げな姉の様子を伺うが…。ため息を瓶に詰めて魔法を使う、という発想が素敵。悪魔と対等以上に渡り合うミルカが垣間見せる姉への思い遣りに胸がキュンとする。(神奈川県・塩田)

【KNOW WIFE NO LIFE/すぐき病院】
◆妻の一番好きなところが「母乳を飲ませてくれたところ」、ぶっちゃけ妻の下の名前を漢字で書ける自信がない夫が妻を知ろうと描いた結婚エッセイ。出社初日にう〇こを全力で漏らしてもまったく動じない筆者と結婚する妻もかなりの曲者で、めちゃくちゃ面白かった。天才。(東京都・屁)

【コスモナポリタン第一巻/スコ亭】
◆少年が学校の課題でカイパーベルト領域から氷を取ってくるというSFまんが。絵がデフォルメが効いていて線がのびのびしている。少年は同じ学校の少女と課題をこなすことになるのだが、次第に少女に関する思い出が明らかになってくるという展開がいい。SFガジェットも魅力的。(千葉県・クロ僕屋)

【ぐるぐるなると/すじ】
●ラーメン屋で働く3人の残念な三角関係を描いたショートストーリー。6頁という少ない頁数で複雑な人間模様を簡潔に描ききっていて、悲恋なのに妙な清々しさすら感じる。(茨城県・創紺屋)

【「日本怪神物語」「月面到達法」/スタッフWHY】
●毎回、魔訶不思議でダークサイドに引っ張られすぎずに、ある種あっけらかんとしたマンガには引き込まれるものがあります。この世界観をアニメにしたら現代の『ゲゲゲの鬼太郎』にもなるかも、と妄想を広げてしまいました。(大阪府・秋元なおと)

【陰葉沼女子高七不思議/スタッフWHY】
◆スタッフWHYの魅力が炸裂。今回は学園が舞台だが、例によってフリーハンドながら背景の画力が秀逸で、こんな学校に通いたかったとも思う。ヒロインの名前は、ルノ・ロマン・ポーというまた下ネタ的なセンス。初代理事長の姓は加古ということを考えると、短編『兜率天の婚礼』の天女か。宇宙人はタマナブル成人だし、氏の別の作品からの繋がりも多い。(東京都・えしま長月)
●廃部寸前の部活で一年生が部長になり学校の七不思議を調査するジュブナイルの王道ストーリーである。キャラクターの表情が豊富で生き生きとしている。謎は合理的に説明のつくものばかりだったが、本物の不思議が一番近くに潜んでいたということを示唆する落ちがとてもよい。(千葉県・クロ僕屋)

【アカズノマ/スタントマンズ】
◆オムニバスホラーでしたが、心に残りました。(東京都・光司)

【MYTHOS YOUNG GODS #2/すちぶっくす】
●自分の子供を飲み込んだというギリシアの農耕神クロノスの神話をまんが化したもの。古代ギリシアの話であるがキャラクターは現代的な要素が取り入れられていて可愛らしいデザインで描かれいる。ゼウス達兄弟が父の体内から脱出する冒険はいきいきと描かれていて楽しい。(千葉県・クロ僕屋)

【乙女だって好きなんだ/space base】
●「こういう趣味や好みは男っぽい?」なんて心配をふっ飛ばしてくれる作品です。描かれる女性と画面をひきしめる緑色等色彩センスが素敵です。(奈良県・たかし)

【てれぴんレコーズ GET BACK/住処】
◆音楽好きの少女・実梨は、部長のいずみの聴く音楽に触れることで古いレコードに興味を持つようになる。名盤レコードの蘊蓄を交えつつ部活の先輩と二人で中古ショップを巡るワクワク感が楽しく、どこか郷愁を誘う作品。レコードジャケットを模した装丁もお洒落。(千葉県・ちょゆめ)

【てんごくじごくおおじごく/生活学習】
●傑作。友を追って霊界へ向かい、そこでちゃんと別れを告げる王道の物語ながらオリジナリティとセンスにあふれてる。何よりも主人公のマリエと友達のみひろのタイプが違うけどこのふたりずっと親友なんだろうなという関係性が堪らない。だからこそ別れがつらいし、グッとくる。好きなシーン、好きな表情がたくさんある。風刺の効いた漫画でもあるけど、シンプルに大切な言葉をさらっと使う。そういうのホントいい。ジェイクとフィンにも負けないくらいマリエとみひろは仲良し!だからすぐみひろはマリエだって気づくよ!(東京都・柳田)

【実験好学/生命科学同女子会】
◆参考文献も本格的につけていて本物の学会誌のように思いました。(福島県・?)

【架空新聞の作り方 レイアウトとメイキング/青洋書房】
●実在しない架空新聞を作るために、フォントやフォーマットの準備から見出し・本文の組み立てに至るまでを市販ソフトで組み上げたメイキング集。見出しや本文の書き方などの紹介は、実際の新聞と見比べてみると、実際の新聞がよく練られた中身であることがわかる。架空新聞のメイキングではあるのだが、同時に日常の新聞の面白さを再発見できる1冊。(北海道・はなかわあきら)
◆物語にリアリティをもたらす架空新聞の作り方マニュアル。フォントなど具体的なノウハウが書かれている。悪用厳禁。(千葉県・ましゆ~)

【罪の行方/せるふさあびす】
●まずその画力に惹かれる。巻末の資料のように膨大な設定がゲームの攻略本をベロベロになるまで読んだころを思い出させてくれた。最高に楽しい。(東京都・ものほしはれ)

【お姫さまだったらよかった/洗剤日和】
●お姫様を夢見る普通の女子高生が、なんやかんやで異世界に迷い込んで、突然男の子にされた上に偽王子として三日後には隣国に婿入り! 急転直下の運命に翻弄される元少女と、正真正銘のお姫様…政略渦巻く異世界の宮廷を舞台に、どうしてこうなった婚約劇の幕が上がる!(千葉県・GM研)

【株式会社太平洋事務機販売営業3課AI係/せんとやけむ】
◆商社に勤める主人公はある日、会社の方針により人間そっくりのAIロボットを売ることになる。早速、商談先でAIの性能を試すことになるが――。日本人の気質を模したAIなら有り得るかも? と感じさせる、ユーモアと含蓄のあるストーリーで良かった。(茨城県・しめじ)

【わたしは音楽で殴りたい/創作百合文庫YURUICO】
◆文学と過去の追憶が心の拠所の渚に、ガールズバンド「アジアンティックハイブリッド」の友人に請われるままボーカル・ナギとしてステージに。「音楽で殴る」なんて物騒なタイトルだが、彼女が見つけた武器であり、ここぞとばかりの所で使いこなす姿は格好良く尊かった。(東京都・星)

【はなをとめゆく/ゾウニトルテ】
◆「花が人に見えていた」莉々子が出会った女性・志依はそう語った。心を許していた花の面影を追って、夜の街を彷徨う志依と莉々子の一夜の語らいを描く。中盤から鮮やかに彩られる花の描写、そして表紙の構図の意味がお見事。漫画的表現の効果を巧みに生かしている。(千葉県・ちょゆめ)

【真夏の純情/そそう支部】
◆水泳部の藍は自分と正反対の天使のような少女、蜜花と付き合い始めたばかり。夏休み、藍は蜜花と海に出かけることを提案するが…。同作者の「真夏のケダモノ」と合わせて読むと二度楽しめる面白い構成。思わず両方繰り返して読んでしまった。(千葉県・ちょゆめ)

【ディスコミュ/タ―ティン】
●英語が苦手な日本人女子中学生の所へ、アメリカ人女子中学生ホームステイをし、言葉が伝わらないことに悪戦苦闘しながらも交流をあたためる姿は、心から「頑張れ!」と応援したくなった。(東京都・ちろり庵)

【迷惑メールで出逢えたら/だーくさいどるーむ】
●普段は読まずに捨ててしまう迷惑メールに反応してみたら、思わぬ反応が返ってきて一緒に食事をすることになった水城と月島さん。月島さんが女性と分かったときの水城の表情がコミカルで面白く、振り回す側になる月島さんも影でこっそり照れた表情をしているのがかわいらしい。2人の思わぬ出会いが良い方向に行くことを願わずにはいられない。(北海道・はなかわあきら)

【キーボードの話/ダイオキシン】
●大沖さんによるパソコンのキーボードに対してのこだわりを持った一冊です!! う~ん、「奥が深いな」と感じました…。(東京都・三峯徹)

【イデアの眷属/Time limit30】
◆死の淵に瀕した男たちが次々と謎の人物によって蘇生させられる。彼らは何者かと戦わされることになっているらしいが…。謎めいた物語の導入部が連作として綴られた不思議な作品。ネット連載の冒頭パートの書籍化らしいが殺伐とした背景を感じさせないほのぼのムードが面白かった。(千葉県・ちょゆめ)

【?/台湾修羅場】
◆立体感のあるイラストと画面構成がすばらしかった。(千葉県・木村 吉伸)

【平屋に住むおじさんと過ごした時の話/タウリン1億】
◆困窮する少年が始めたアルバイト。それは家事手伝いとは名ばかりの、見知らぬ男へのひたすらな奉仕だった。少年の冷静なモノローグと、その裏で過激さを増すプレイのコントラストが生む、ある種のままならさ。寂しさ漂う結末も含め、背徳感だけで終わらないエロが味わえる。(東京都・カム)

【my home town #3 君のこと/焚き火】
●ヒーローは、僕たちの地元に帰ってきた。憧憬、諦め、慈しみ、様々な感情がやわらかに読者の心を包み込む。少しだけ複雑な、けどそれぞれの想いに充ちている、大人になった幼馴染3人の物語、完結巻。完結だけど、ここから始まる。人生はまだ長いのだ。(東京都・離職率)

【セレモニーひかりぼし/卓上ヘヴン】
●あまり目を向けられない業界に興味が持てる稀有な作品でした。(埼玉県・わらび)
●ほぼ全ての人が避けて通れないお葬式という題材を、コメディタッチで読みやすくしている漫画。お葬式って悲しいだけではないのかも。良かったです。(東京都・uuuuusa)
◆業界経験を生かした、葬儀社コメディ。笑いあり、涙あり、学びあり!楽しみながらお葬式に詳しくなる、為になる一冊。(福岡県・ひろぽん酢)
●就活6連敗の西洞さんがやっとの思いで採用されたのは家族葬をメインに扱う葬儀社。ネット情報丸暗記で面接に臨んだ彼女にとっては葬儀社のお仕事は意外な事や知らない事ばかり。そして終盤で明かされる面接時の致命的なミス…。西洞さんの今後が気になる第一話。お葬式未経験の方が読めばちょっとした驚きを、経験済の方が読めば節々で懐かしさを感じること請け合いです。特に遺影のくだりはぜひ読んで欲しい! 用意する写真って気負わなくていいんだ~と思えて、敷居の高そうなお葬式がちょっぴり身近に感じられます。(青森県・邑里)
◆葬儀屋への就職を面白く描かれています。自分が父の葬儀で初めて葬儀屋さんが何をしているのか知ったこともあり非常に関心のある作品でした。映画にもできそうなユニークさもあり次回が楽しみです。(東京都・Akkie)
●葬儀社の新入社員となった西洞こはくが、初めてだらけの葬儀の仕事を戸惑いながらもこなしていくコメディ。作者が葬儀社で働かれているようで、触れたことのない葬儀の世界なのに読み手に身近さを感じさせる。暗くなりがちな題材にも関わらず、小ネタ・豆知識話を挟み、ストーリーもどこかほのぼのとした印象を与えてくる。続き物のようなので、次の作品が楽しみである。(東京都・ヤクルト)

【にんじ田んー子のララバイ/タコライス】
◆心理学にイマジナリーフレンドという言葉がある。本人にしか見えない実在しない存在だ。本作ではにんじんの女性が主人公の内なる声となって主人公に語りかける。大人になるってなんだろう? 誰もが分かっているようで誰も知らないこの問いかけに、作者は真摯に向き合う。(東京都・あも)

【MAQUINA/黄昏見本市】
●アンドロイドのためのファッションマガジン(という設定の同人誌)で良いのだろうか。これが独特で、とてもセンスが良い。アンドロイドを読者と想定した記事などの作り込みも良く出来ている。サイバーパンクものとしてセンスに溢れた一冊であり、こういうのが好きな方にはぜひご一読頂きたい一冊である。(埼玉県・黄色異人)

【REQUESTS2002-2018/TATSDESIGN】
◆装丁、ジャケデザイン、センス良い☆ 見ごたえのある一冊。(東京都・michi)

【THE HOROW/棚橋 東土】
◆アナログ厚塗りの質感と幻想的な世界感が読み応えあってよかった。(東京都・pukka)

【アイルランド新婚旅行記 少しロンドン/旅するさかな】
◆アイルランドと聞くと「アイリッシュパブ」程度しか頭に浮かばないながらも何となく気になる国。この本は、そんなアイルランドでの執筆者夫婦の旅行の思い出が淡々と描かれている。それがかえってページをめくりたくなり、そして、アイルランドへの憧れを増してくれた。(東京都・山久久伍)

【MARGIE & LAZLO/TOWER19】
◆サイボーグSF大好きなので読みました。ストーリーは王道で、とても丁寧に描かれていて読んでしてとても良かったです。(埼玉県・udoncat)
◆近未来のアメリカで横行するサイボーグ犯罪と戦う熱血女刑事と実直な大男のバディの活躍を描く。過去の因縁との対決、裏切り者との頭脳戦など少年漫画の見所をしっかり押さえているのが嬉しい。人間離れした身体能力で繰り広げられるバトル描写は迫力満点!(神奈川県・くらげ)

【淡水微生物図鑑/淡水微生物図館】
●絵がすてき! 植物の擬人化。1巻は売り切れていたので教えて貰ったネット本屋で、すぐ購入。部屋に飾ります!(東京都・サナサナ)

【告白するなら金星で/Cheese Cake Factory】
◆幼馴染のしゅうちゃんが大好きで想いを寄せるそらは、どうしても素直になれず悩んでいた。大学で惑星探査を行う2人のハートフルSFラブストーリー。かわいい、とにかくかわいい。そらの想いも、しゅうちゃんも、絵柄もフォント選びも丁寧さが伝わってきて好感度限界突破。(東京都・映写)

【同じオリオン座を見上げている/ちーず書店】
●宇宙に憧れる先天性疾患を持つ少女と、その少女の憧れの宇宙飛行士とのお話。宇宙から見るオリオン座がどれほどに美しいか、私もぜひ見たくなってしまった。それが二人で見るものなら、一層美しく感じるだろう。短編ながら、とてもロマンチックな物語にうっとりでした。(東京都・はらだ)

【Re-recorded;接骨院シリーズ。/CHIE-KANA】
◆整骨院の施術士とその客たち(社畜リーマン1+男子高校生2)、という2組の男男カップルの愛情模様を描く。キャラ間の関係性が複雑で、その絡まった糸を丁寧に解いていくような話作りが好ましい。相手を想うがゆえに、気持ちが重なるには、然るべき時間が必要なのだ。(東京都・杉並区民)

【アルボスアニマ 5/チキンの魂】
◆商業誌で連載されていた作家さんの自費制作本がコミティアに…!! うれしい続編☆(東京都・michi)
●泥土や草のにおいさえしそうな空気感と、活力に満ちたキャラが精いっぱい自分の人生を生きている。元は商業作だけあって、非常にレベルが高いです。装丁にまで力が入っていて素晴らしい。(静岡県・土地人)

【shalom/tito】
●井の頭公園らしき場所で三年ぶりに出会った二人の女性。お酒を片手にベンチで語りだすうち、話はそれぞれの実らなかった恋へとおよび…。叶わなかった想いだとしても、何一つ無駄なものはない。同名の歌が効果的なモチーフとなり、儚くも一縷の希望を残した結末が胸を打つ。――きっと、また会える。(東京都・荒川区民)
●夢の絶望と希望とどちらの香りも強く漂ってきて、同じく夢を抱えてる身として作中人物の姿が切なくていとおしい。そして今回後輩ちゃんが良いです。いや先輩も好みですが。(新潟県・うめ)

【オタ活占い/ちびキャラランド】
◆毎年お決まりのオタ活占い。一部の星座の方は2021年までオタ活休みになるらしい。長げー。(千葉県・ましゆ~)

【魔剣士サラ=フィンク/千美生の里】
◆魔剣の使い手で無差別殺人鬼と恐れられたサラ=フィンクと、彼に窮地を助けられた亡国の王女ミルシリアの旅を描いた超長編ファンタジー。何と言っても本のボリュームに圧倒されるが、文章の読みやすさもあって物語の中にすぐ没入できる点が好かった。結末にも納得。(神奈川県・三文文書き)

【藻に服す人/茶武宇】
◆少女の家に謎の同居人が来たときから全ての食事がわかめになった。学校に持っていく弁当もふえるわかめだけになって少女はクラスで孤立する…わかめしか食べさせてもらえないという状況にインパクトがあるし、なぜわかめだけなのかという理由がシュールで面白い。(千葉県・クロ僕屋)

【白山さん/Chavo!】
◆構図がとても上手です。(東京都・ひみつ)

【あの娘♂のウ・チの穴を寝てる間にホモする本。/CHINZURI BOP】
◆本にのせられそうな感想は書けないのですがとにかくスケベでした。(千葉県・柏木むし子)

【ヴァンパイアと家出少女/つきあかりテラス】
◆終始ニコニコしながら読みました。全コマ美しい。(千葉県・湯気)

【近からず遠からず/ディアベア】
●交通費が高く年に数回しか会えないけど、準備して一番良い自分で会える遠距離恋愛。一方、断捨離バリキャリ先輩と無駄が多い後輩、真逆の近距離恋愛未満…。二組の百合模様には、仕事も距離も大人の悩みがある。でもその先がある。遠くて近い、これも社会人百合の醍醐味!(千葉県・GM研)

【キモノ少女/TeaPot】
●和ものを愛し、商業誌では和楽器作品をヒットさせた著者による「着物+モダンコーデ」がテーマのイラスト集。登場キャラ達が夫々に纏うキモノ達は「着物=古い」という固まったイメージを優しく解きほぐしてくれます。伝統美の可能性をご堪能下さい。(秋田県・やなしたわたる)

【ごほうびは卒業のあとに 総集編/でぃえすおー】
●推薦で大学進学を目指すさおりとその家庭教師の圭。成績アップのごほうびで二人は付き合うことに。黒髪のおとなしそうなさおりが積極的で大胆なんて、圭が羨まし過ぎる。同じ大学に進んでもっとラブラブになるのは目に見えてる。今すぐ圭と替わりたい。(茨城県・筑波山)

【平成の方舟/テクノストレス】
●ある日、冴えない男の"元"副会長のもとに小柄であどけない姿のままの"元"生徒会長が現れ、副会長は会長に言われるがままに"元"会計の家を訪れて「平成」という時代に残るための実験を行うことになる。しかし、会長がそう思うに至った「平成」の思い出の数々を2人は眺め懐かしむうちに平成最後の夏は過ぎ行き、2人の心もまた時の流れに逆らえず移ろっていく。読むうちに私も平成に取り残された古き良きものを思い出し、また過去があるから今があることも改めて認識して、平成の終わりに読むことで更に感傷の深まる作品だと思いました。(千葉県・かんろ)
◆ある日、突然やって来た高校時代の同級生は、12年前の面影そのままだった。変化を拒むかのような姿をした彼女の口から出たのは、一緒に平成に残らないか、という申し出だった。試みは失敗したものの、大切な一歩を踏み出した二人を応援したくなった。(埼玉県・上山大介)
●平成の終わりを来春に迎えた夏。未来に「いきたくない」と願う元生徒会長坂本すみかは平成の夏に留まり続ける方法があるという天啓を受ける。生徒会時代の副会長、副田を巻きこみながら平成の夏に留まるべく奮闘するが…。過去を振り返りながらも前に進んでいく二人を応援せずにはいられません。平成の今、また、平成の終わった時にまた読み返したい作品です。(北海道・みずね)
●未来にいきたくないからと平成最後の夏に残ろうとする主人公。自分がいなくても世界は回る。それでも自分を必要としてくれる人がいるのは素晴らしと思う。(千葉県・クロ)

【江戸のごはんの本/てふや食堂】
◆がま焼き、冷や水、桜めしなど、江戸時代の大衆食をマンガとイラストで紹介する本。町民に扮した猫キャラが繰り広げる、見栄っ張りな江戸っ子の食コメディが笑いを誘う。エピソードや解説のひとつひとつが具体的かつ丁寧で、かの時代の食文化とその味に思いを馳せた。(神奈川県・百舌鳥)
◆江戸時代の文献をしっかり読み込んで作られているのですがかわいらしい絵柄ですんなりと楽しく読むことができました。(福島県・?)

【人類最後の/出れない井戸】
◆「人類最後の」いや、これ続きどうなっちゃうの!? 小春子ちゃんとカヨちゃん生き残って欲しいな。(埼玉県・きつね)

【漫画短編集 人類最後の/出れない井戸】
◆文明衰退後の世界で生きる姉妹を描く表題作が印象に残る。妹のために食糧を探しにいく姉と一緒にいたい妹。やっと見つけた食糧をめぐる姉妹の意識のズレと、そこで遭遇するトラブル。シリアスになりかねない物語だが、結末が一時、二人と読者を緊張から解放してくれる。(東京都・パンダ研)

【女装文化の歴史/てんマート】
◆力作。資料として貴重。(千葉県・釣本直紀)

【Sugars! 3/東京アルストロメリア】
●一見「5人の動物娘達+1羽が繰り広げるほんわか同居コメディ!」も、実態は「自堕落3人衆に振り回される、作家とツッコミ猫の奮闘」を描いた4コマシリーズ。 第3弾の今作も、ツッコミ猫・ココの孤軍奮闘が可愛くシュールに描かれます。(秋田県・やなしたわたる)

【オオカミ少年とマーメイド/どうくつどう】
◆狼少年(狼の姿をした少年)が人魚に会いに行くという童話のようなまんが。一頁に複数回ギャグが挟まる畳み掛けるテンポが良い。鬼との戦いで魔女が魔法ではなく筋肉で力押しするような逆張りが面白い。2頁目から挟んできたうなぎに関するギャグがまさか最終決戦の伏線とは。(千葉県・クロ僕屋)

【おきらく書店員のまいにち/ドーナツのあな】
◆現役書店員が描く、書店員のお仕事や書店員な自分の日常エッセイ。描かれているキャラクターも可愛く、読んでいると本好きとして共感することがいっぱい! ポップにかける思いなどを知れば書店巡りをする楽しさもまた一段と増すこと間違いなし。(東京都・ホンスキー)

【hime goto/ときめきか ざわめきか】
◆この作家の描く女性はなんだかエロい。何よりも作家の女性へのまなざしがエロいのだ。エロの語源はギリシャの愛の神エロスから来ている。彼は美の女神の息子だ。そうエロとは美への愛=賛美である。そういう意味でこの作品はまさしくエロかった。女性への賛美なのである。(東京都・豆腐)

【きつねとたぬきといいなずけ VOL.3/トキワセイイチ制作室】
●山から来た小さな狐と狸と、許婚にされた青年の不思議な交流。クスリと笑える日常が続いていくのかと思いきや、主人公を取り巻く環境、山の生き物達の感情が大きく動いた第3巻。可愛らしいだけでなく、言葉のセンス、静と動を描き上げる絵力に唸らされました。(東京都・なめろう)

【ホームセンターてんこ増刷への道からの道/とだ勝之・元気堂】
◆前作で「ホームセンターてんこ」の連載打ち切りを覆せなかった以降の新たな挑戦のストーリー。連載が終わってもミニチュア工具や企業を紹介した同人誌など、てんこはより一層アクティブ。中国のフェアに参加した際のレポも、かの国の成長の速さに圧倒される。(東京都・ぼるた)

【I Think About…/Totorikipos】
◆人とは一体…のオチに苦笑しました。くわばらくわばら。丁寧な線で描かれて、主役の子たちの表情もなかなか、かわいらしいです。(東京都・・-Korge-・)

【わたしがいたへやたち/トモモ舎】
◆大学から社会人9年目までに暮らしてきた部屋の思い出やレイアウトのイラストが纏まった一冊。5回移り住んだ部屋の内装からは当時の私生活の影響も垣間見る事が出来て面白い。同時に部屋を「作品」に見立てて趣向を凝らす姿勢から部屋づくりに対する著者の愛が伝わってくる。(北海道・槿)

【百合のオタクがファミレスで偶然神絵師と出会う話。/どよんど。】
◆タイトル通りの内容です(笑)。SNSでバズる展開が重要な百合ジャンルの現状をコミカルに掬い上げています。本作も見事にバズって続編継続中。作者と読者の距離が近づくことで何かが始まることがある。そんな淡い期待を与えてくれる作品です。(埼玉県・埼玉三区)

【お兄さんの凸貸して下さい1・2・3本 総集編/drill'n girl】
●18禁なのだが、かわいい男の子たちがカワイイ。出てくるおっちゃんらも外道なのだがカッコよくカワイイ。総集編。(千葉県・aoyama)

【サイボーグおとうさんといっしょ/どんのや】
●全身義体化済みのサイボーグパパとジーンちゃんの日常が微笑ましかった。強面サイボーグ兵士たちがジーンちゃんの前では皆デレデレで、この“サイボーグころがし”なジーンちゃんの未来や如何に… 。いや、マジでこいつらが目を光らせているジーンちゃんの未来の彼氏って大変だわ。(群馬県・かぶきあげ)

【しょうもな日記/ナクヤムパンリエッタ】
◆情報量と熱量がとてつもないのにスラスラ読みすすめてしまう不思議。大人になっても「うんち」で笑ってしまうんだよなあ…。と思い知らされました。(東京都・きっしゅ)

【名古屋コミティア第五十回開催記念 表紙完全収録冊子/名古屋コミティア】
●名古屋コミティアの50回記念に刊行された名古屋ティアズマガジンの表紙画集。東京コミティア代表として、発足から付き合ってきた身としては、初期の表紙ラインナップがしみじみと懐かしい。まさに歴史が此処にあるのだ。細かい開催データも記録され、資料性が高い一冊だ。(東京都・中村公彦)

【厭世少年少女の恋/Nothing Heals】
◆この独特のキャラクターの絵に魅力を感じて読んだのですけど、話もとても面白いですね。(埼玉県・きつね)

【せいりのまんが 短編集/なつみんのさーくる】
●オークに攫われたお姫様というお約束。からの、生理中でキレたお姫様による生理講座というナナメ上の展開が面白い。攫ったものの彼女を甲斐甲斐しく世話するオークという構図がシュールだ。生理の基礎知識がしっかり身に付く点も好感触。(埼玉県・しお)

【ちょっとした4こま/nanakusa】
◆「電動ポッドの電源が切れている」「計画していた買い物を忘れる」「自動ドアに手を翳して開ける」など内容は本当に何気ない日常の一コマばかりだが、どれもくすりとしたり共感できたりする一冊です。でも流石に道端に落ちたツイストパンに感情移入する人は少ないと思う。(北海道・うず蘭)

【魔法使いにだってわからない/ナナコク】
◆若き魔法使い達の青春群像。魔法使いだって恋をするけど、その立場故に却って諸々ためらったりする。そんなもどかしさと可愛らしさが愛おしくて胸キュンになる。そして"恋"という名の魔法は本人が意識しなくても、一途に願えば降りてくるのさ。(?・紀子)

【つまさき3センチ/7は9を食べた】
◆つま先で会話することは人生で経験する教養の中で最上位のものである。アインシュタインは相対性理論を意中の女性を膝に乗せる瞬間でたとえたが、つま先での会話と、ラブホテルでエレベーターを上がる瞬間をその説明に加えてもいいかもしれない。時間とは相対的なのだ。(東京都・防止君)

【突然何となく隣の席の同僚とセックスしたくなりました/NANOKA】
◆パンチのあるタイトルと勢いがあるのにせんさい…。重すぎなくたのしく読んでしまいました。面白かったです!(千葉県・おごう)
◆めちゃくちゃおもしろかったです。カップリングかわいすぎる…。新刊楽しみにしてます!(千葉県・湯気)

【moment/Naffy】
◆ボリュームも世界感もありすぎる。しずかな雰囲気がいい。(東京都・pukka)

【名作集 2013~2016/ナマエミョウジ】
◆擬音や漫符等のマンガ記号をネタにギャグを描く、ナマエミョウジさんの二冊目の名作集。表現が実験的なだけでなく、「ダジャレを言うのは」の女子高生など、キャラの言動にはユーモアとかわいさが共存していて、どの作品もフフッと自然に笑える知的な面白さがあります。(埼玉県・埼玉三区)

【塔子さんは家事ができない2/生ハム食べ放題】
●明莉ちゃんはとても優しくて、塔子さんはとてもお姉さんで、読んでいて「この組み合わせ最高かよ」って思いました。最高でした。商業連載も決まっているそうで頑張ってほしいなと思いました。ドキドキしました。(東京都・ビーナッツ4世)

【(無題)/なめろう】
◆キャラクターの髪や服の質感がすごく自然に描かれており、読んでいて服の肌触りを感じるほど。1年以上前から最近までの作品集ということで画のタッチに違いはあるが、それぞれに個別の空気感を感じられる作品群となっている。女の子の服装がおしゃれな点もいいです。(東京都・くると)

【メトロポリス/ナランジャ】
◆布をかぶった子供が拾った謎の物体(千切れたファミコンのコントローラ)。これこそが此処とは別の世界「メトロポリス」へ通じる道なのかもしれない。少し突き放した感じの筆で描かれる街と住民は、人工的に作られたらしい。謎だけを残すプロローグで続きが気になる。(神奈川県・暗黒麺)

【これは運命なんかじゃない #1/215】
◆女装の娼婦・ナツとして生計を立てている大学生のハルはナツの姿と瓜二つな女性を見かける。故あって彼女の兄の素性を知り、彼の人生をめちゃくちゃにすべくナツの姿で接触する。今作ではハルの思い通りとなったが、今後彼のこじらせ具合がどんな展開を呼ぶのか気になる。(東京都・ぼるた)

【おもえば与える/肉を食べよう】
◆漫画としてしっかり読むことが出来ました。絵もかわいい。(東京都・yaya)

【引き摺るほど与う 後編/肉を食べよう】
◆地味顔を気に病む大学生の慎二。添い寝リフレのバイトで、手違いから指名された美形の良に次第に惹かれ嵌っていくが――。慎二の自分の顔に対する劣等感と、距離を置いても想いを引き摺るほど深く耽溺している感情の吐露が強く胸を打つ。(茨城県・高梨)

【Life can only be understood backwards:but It must be lived forwards./ニコラシカ】
◆同性愛を拒絶された過去を持つあまね。変化を恐れる彼は、夜遊びを繰り返すシュウと出会う。優等生ながら自分を変えたいと願うシュウと、正反対なあまね。彼らは次第にそれぞれの救いとなる。一人では不器用でも、二人ならきっと明るい未来を拓ける。門出を祝う青春讃歌。(埼玉県・ぼっち)

【フール・オン・ザ・プラネット/Nishi Notes.】
●人々の感情を抑制するため「感情廃棄物」として処分される「エモい」風景…。特異な国策とそれに翻弄される者たちを描いたシリーズは遂に山場へ。遠い星で消えゆく感傷と、それを見届けようとする孤独な魂…。終焉を前にして、感情という悲しみの源泉への愛情が、今再び蘇る…。(東京都・三明治)

【またとない機会/ニダンカイダン】
◆「ボビン」洋裁店の小さな子供が、親の操るミシンを見ているうちに、小さくなってボビンの上で巨大な糸型のモンスターと戦う自分の姿を想像する。何気ない日用品のスケールを変えるだけでこれだけ恐ろしい怪物と冒険が描けるという視点の転換とミクロの世界の表現力が見事である。(千葉県・クロ僕屋)

【涼しい動物と女の子の本/日常レスノオト】
◆題材が定まった画集は読み易い。ほのぼの且つ可愛い。(千葉県・釣本直紀)

【死神にまつわるヒゲキとキゲキ/N.I.P】
◆こういう仕かけ絵本がコミティアにはもっと出てきてほしい。(千葉県・ましゆ~)

【わかるをつくる。/弐博同人製作所】
◆評論系同人誌を作りたいが、右も左も分からない人にうってつけの一冊。作りたい本の企画から同人誌にかかる税金まで同人活動を行うにあたって知っておきたいことが広く解説されている。より細かい情報については多くの参考書が紹介されており、こちらも大いに参考になる。(東京都・ぼるた)

【NKR80 VOL.1/ニューチューブTM】
◆ドットイラストと繊細は表情の女性達が醸し出す雰囲気がとても良かったです。(東京都・きっしゅ)
◆ドット調のイラストにツルっとした表紙。女の子の表情にたまらなくひかれて、手にとった。昔のゲームを感じさせるドット絵、色使いがとてもすばらしかった。(東京都・花つむぎ)

【ごじゅう!マンガ家生活50周年記念本デビュー作は猫マンガだった!!/猫おばさん】
●まんが家として50年のキャリアを持つ作者さまのデビュー作と、当時の思い出。デビュー作は猫まんがであり当時のファッションや住宅の建築様式が描かれていて興味深い。当時の思い出のパートも、貸本まんが出版の原稿料が1頁100円だったなどかつてのまんが事情が垣間見える。(千葉県・クロ僕屋)

【白内障の手術をしました!/猫おばさん】
●白内障の症状や手術シーン、治った後の感動が描かれている。自分もまんがを描いている以上、いつか目が傷ついたらまんがが描けなくなるという漠然とした恐ろしさを抱いていたのだということが読む内にわかってきた。しかし同時に、治せることもわかり、安心したところもある。(千葉県・クロ僕屋)

【ボクの哲学者/ねこぐま。】
●文明が進化した世界のお話。面白かったです。(東京都・ビーナッツ4世)

【素顔を見せない世界で/ねこぐま。】
●顔面保護法が開始してから100年、法案が停止になって―。ほのかと龍一のカップルはこのまま付き合いつづけるのか―。ほのかの顔を見られたくない理由がかわいらしかったです。見開きのページが好きです。(東京都・ビーナッツ4世)

【鯛党!/猫と紗】
◆1人は短い人生を走るように駆け抜け、もう1人は新政府の元老として生き抜いた、高杉晋作と山縣有朋。激動の時代にわずか4年、共に命を燃やした2人の間にあった感情に名前をつけるとしたら…。幕末の激しい情勢と同時に綴られる、2人の静かなやり取りが印象的。(埼玉県・オカピ)

【Ban Appetit/NEKOBOX】
●作者が過去に商業誌で描いていた成人向け読み切り作6つが一冊に収められたとても贅沢なまとめ本。いずれの作品でもヒロイン皆魅力的だったけれど、個人的には特にタイプの異なる魅力的な両ヒロインに可愛い系の牧くんが二人がかりで迫られ攻められる3作目が素晴らしかった。(群馬県・かぶきあげ)

【traveling 台北/NekoMe】
●台北旅行記。写真もいいし食いものの話もよかった。(千葉県・aoyama)

【BLOW/ネジのかけら】
◆躍動感のあるイラストが素敵。(東京都・ななちく)

【ペンライトより光って/ねてもさめても】
●みはると結愛、結愛から話しかけ始まった2人の関係は一緒にいるのを不思議がられるぐらい容姿もキャラも全然違う。でも、この2人の少女の友情と愛の両方混じり合ったような繋がりはお互いに相手に力を与え輝かせ、自分で何かを掴み取ろうとするパワーがあって惹き込まれた。(群馬県・かぶきあげ)
◆垢ぬけない少女、みはるは、ふとしたことからお洒落なクラスメイト、結愛と仲良くなる。センスを磨くためと称してみはるをショッピングに連れ回す結愛だったが…。結愛の秘密、そして行動原理がとにかく恰好よく、スカッとする読後感。これは確かにファンになる。(千葉県・ちょゆめ)

【ストローの袋のゴミのかたち図鑑/ねみみみみず】
◆著者の父が経営する喫茶店で廃棄されたストロー袋のゴミの多種多様な形状を紹介した作品。破るだけの単純なものから飛行機の形に折られたものまで計16種類紹介されている。黒い背景にカタカナの種類名とさながら深海魚の図鑑を見ている感じがするのも不思議で楽しい。(東京都・荒野の鳩)

【女子大生が合コンでお姉さんに持ち帰られる話/ねむねむねむ】
◆正統派百合漫画。お姉さんの職業がバスの運転手という意外な設定をもう少し見たかった(バスの中で2人きりとか)。持ち帰り当夜を最後に持ってくる構成は良い。(東京都・えしま長月)

【裏通り二番地観測報告書 Cookie Guardian episode.01/のうみそやまいだれ】
◆クッキーの新作のレシピが、事前に盗まれて、別の店で出されてしまう! 菓子店店主のパパのため容疑者を追いかける少女に、私設探偵事務所が肩入れ協力。果たして…? ほんわかな町騒動の雰囲気ながら、悪意の同業者など、真相を読み解く面白さがしっかりあって良い!(東京都・ガス)

【cinema #3/note.】
◆すごく映画的できれい。これは③でシリーズ終了とあるが勿体ない!(東京都・?)

【なかよしの漫画家付録セットで漫画を描き始めて単行本が出るまで/ノーモアホール】
◆雑誌『なかよし』の付録まんが家入門セットを使って、なんとなく漫画を描いたらうっかり評価されてしまって、漫画家になってしまった作家の自伝的エッセイ。インスピレーションが湧く瞬間と、編集者によってこじらせてしまう様子が生々しく描かれていて面白い。(東京都・2歳児のパパ)

【僕が2度自殺するまでの話/ノコわとり】
◆ブラック企業への就職と度重なる転職、同時に女性問題。鬱病とヘルニアの併発からリスカ、オーバードーズ…。誰にでも起こりえる現代日本の悪循環を描くノンフィクション。切り絵風のタッチで、重い半生を淡々と振り返る。そのギャップが真に迫ります。現実マジ厳しい!(埼玉県・自営業)

【人ならざる憧れに/バアルロア】
●人外×人間の情愛がテーマの短編集。喜怒哀楽に富み、誰よりも人間を想う彼らは、人でありながら「人間」ではない。人外として与えられた生き方、それでも募る想い。その狭間で苦しみながらも幸せを掴もうとする姿は、人間以上に人間らしい。各編とも厚く読み応えも◎。(東京都・めいJ)

【ギルディニア英雄伝記 灰色の幻想/HIDEOUT】
◆なんと残酷で、救いのない英雄譚の幕開けであろうか。不毛の辺境に追いやられた少数民族を待ち受ける惨苦の日々。情は悉く仇となり、僅かな希望すら踏み躙られる虐殺の嵐は目を背けたくなる程苛烈極まりない。ただ一人生き残った少年を待ち受ける更なる地獄を刮目せよ。(神奈川県・潮目)

【ファイナルスコール/PiLOT+】
◆家族を喪った少年は、何の縁か女装少年メイドの館の主に拾われる。自分は何者か、居場所はどこか、為すべきこととは…。その問いを背負うには、少年はあまりに幼くか弱い。思春期の時限性をうまく絡めた、女装少年が男の娘へと"せいちょう"する物語。小説に似た読後感。(東京都・夜夢真)

【暁の魔術師 ①・②/HAUGH UNIT】
◆壮大なファンタジーの物語。続きが気になります。全ページフルカラーというのもすごいです。(東京都・たつみ暁)

【LARRE DI SUOCERA/HOWLING DONUTS RECORDS】
◆男女が目を覚ますと砂漠の真ん中にいた。ガソリン切れの車に大量の水が載っている他は何もなかった…。謎めいた出だしでこれからデスゲームでも始まるのかと思わせておいてしょうもない落ちがつくところが面白い。かっこいい絵がギャグのくだらなさとギャップがあっていい。(千葉県・クロ僕屋)

【見習い死神クエル/墓の下】
●異種族の学園物。画力やキャラクターデザイン、詰め込まれたギャグからアクションと、個々の要素のレベルが高い。今作は作者様にとって新しい方向を模索する実験的な内容のように感じます。次回以降、さらに期待します。(静岡県・土地人)

【水際/BK*N2】
◆もう若くない風俗嬢の生きづらさに揺れる絵里子は、道で老婦人にナンパされるが、それが日本画の大家、志寿子との出会いだった。「あたしは20年後に出会っててもあんたに声を掛ける」と言う志寿子。70歳と32歳のガチ百合。抱かれたくなる女っぷりを見てほしい。(東京都・娑婆蔵)

【DEPT/爆破解体にうってつけの日】
●地上を捨てた都市、宇宙人…。遠くに壮大な設定を感じる一方で、主人公達はノスタルジーを感じる下町のような生活を営んでおり、そのリアリティに郷愁を掻き立てられる一作。登場人物の掛け合いも心地よく、宇宙人ユーリカの不思議な可愛さにはめろめろになること間違いなし。(千葉県・信鳧)

【アソート/はこべ】
◆「蟷螂風妻」カマキリのような姿をした妻と人間の夫の日常を描いたまんが。妻はモデル体型だが顔だけカマキリで肉食。夫は妻に食べられるところを想像して興奮するという変態で、見た目に反して常識的な妻にその性癖を変態と罵られるとさらに興奮するというキャラが面白い。(千葉県・クロ僕屋)
●カマキリと人間の夫婦。設定から、すごく面白い!!(東京都・サナサナ)
●愛してやまないaimiさんによる、全人類のための物語。全ての登場人物(登場虫物?)から様々な感情が伝わってきます。絵もすてきすぎるので是非、全人類に読んでほしい作品です!(東京都・Tねこ)

【ここが宇宙の果てだから/はしくれ工房】
●宇宙の果て(比喩に非ず)の茶屋で出会った三人の少女。一人は無限と思ってた宇宙が有限だった事にショックを受けるが、有限だからこその良さも有ると考えてさせられます。そして宇宙の果ての真相が意外すぎて笑いました。茶屋のマスターは何者なんだ?(千葉県・クロ)

【生首アンソロジー 首とは/ハスハ】
◆メノタさんのファンで読ませていただきました。他の方の単編も印象的で読みごたえのある一冊でした!(東京都・瀬戸ナナジ)

【蛙ノ庄/ぱずる座】
◆絵がかわいい。(東京都・つづみ太鼓)

【自我と都市/バターン半島】
◆戦争で文明が滅亡した未来を生体兵器の親から生まれた子が旅する。主人公は英雄王が治める都市にたどり着く。人々に神のごとく崇められる英雄王は実は旧世界の文明が遺したAIであった…ふくしま政美先生の「聖マッスル」を思わせる神話と哲学の雰囲気の漂うまんがである。(千葉県・クロ僕屋)

【腐ってたってなんだって! 4.35巻 番外編/×3】
●シリーズ4巻の直後を描いた小品で、幕間と呼ぶにふさわしい。失恋の傷心から乙女のような思考に走る男子も、放っとけずに付き合う男子の姿も微笑ましく描かれている。あまりのオチに天を仰ぎたくなるが、こんな青春の1ページもあっていい…のかもしれない。(東京都・アイアス)

【死してもなお/花と死は似ている】
◆死について、きれいな絵で描かれてました。(東京都・光司)

【みゃーざきキャンプにっき/はやねはやおき】
◆面白い!読みやすい!!(東京都・ひみつ)

【このアイドルの百合は営業ですっ/ハルイロ】
◆百合アイドルとして売り出し中のピンキーツイン。しかしその実態は事務所の仕組んだ営業百合。心の中では実は…みたいなものも一切ナシ! 互いにビジネスに徹して百合営業を追求する二人のプロ魂がある意味尊い…かも!?(千葉県・ちょゆめ)
◆百合設定で売り出す二人なのに趣味や嗜好はバラバラ。唯一の共通点はアイドルとして成功したいという野心。徹底されたビジネスライクな関係は、恋愛とはまた違う親密さが感じられて心地よい。(東京都・Sophorus)

【家蚕少年カイコくん/ハルシカ】
◆蚕を擬人化した特別な子供達「カイコ」と、それを研究する人間「おかあさん」の漫画。天真爛漫なカイコくんが可愛い。(東京都・矢竹)

【都市伝説検証してたら鬼と友達になりました/パルマ産】
◆都市伝説の言い伝えどおりにエレベーターを操作したら、異世界に行けるはずが異界の「鬼」を召喚してしまった少年の話。無策な主人公かと思ったら、鬼に無力を詫びつつ「第3のヨモツヘグイ提案」などしてくる、いい奴。奇妙な友情と相棒成立が好きな方にお勧め。(東京都・すがや)

【膿とダークチェリー/ハンミョウ工場】
◆DTの後輩が初フーゾクで「姫」の手練手管にハマり、「恋は盲目」で通い続けるのを、面白がって見守るだけの先輩がヒドイ。でもまあ、今は何を言っても逆効果で、後から笑い噺にするのが関の山。男と女が騙し騙され、だからこそ世にフーゾク噺のネタは尽きまじ。(東京都・銀の☆)

【制服のLADY/B.W.Factory】
●急に勉強を拒否するようになった高校生、女子高生の格好をする教師、其々の過去が響きあう劇のようなお話。画面全体に丁寧に手が入っていて読みたい気持ちにさせられます。(新潟県・うめ)

【横溝姉妹/ピクルス】
◆キララちゃんのキャラがとっても好きです。あこがれのお姉ちゃんに甘えたい、でもいいとこもみせたいとがんばっている感情がとても好きでした。任侠映画みたいなセリフもツボでした。(東京都・山本 佳代子)

【あこがれmeetsガール/biscolon】
●キラキラ輝く華やかな女子高生の日常。そんな中に溶け込めずにいる地味な少女・詩雨は、クラスの中心で笑顔を輝かせる少女・夕帆を憧れの眼差しで見つめていた。ところがある時、詩雨が身に着けていたストラップをきっかけに夕帆が急接近してきて、詩雨は夕帆の抱える秘密を知ることになる。これは、詩雨がキラキラ輝く自分に一歩踏み出し、夕帆と一緒に笑うようになるまでの物語。(千葉県・かんろ)

【箱から海をのぞいてみれば/ひすとリふぁくとリ】
●書店員から今はなき、築地市場の帳場係に転身された著者の体験だ。魚市場の事務のお仕事がピックアップされることは滅多にないのではないでしょうか。過酷な中でも一番の性質を観察し、分析する茶者の着眼点に感心し、うっかりここで働いてみたくなりました(いやしかし、大変!)。資料としてもとても興味深い一冊。(茨城県・創紺屋)

【幸せカナコの殺し屋生活①/ピッカ☆ピッカ】
◆ブラック企業を辞職したカナコが転職した先は殺し屋だった! 人を殺したことがない彼女は慣れない仕事に葛藤していく…ことは全く無く幸せそうにノリノリで殺していく。カナコが引くレベルで幸せそうで笑える。仕事や人生に疲れたときに頭を空っぽにして読むと元気が出そう。(北海道・槿)

【鵺鳥の咲う/尾灯】
◆作者いわくホラーを描こうとしてヌルくなった本作は、そのヌルくなった原因こそがこの作品をスペシャルなものにしている。登場人物の「呪いの人形」は、関西弁による状況に対する軽快なツッコミが魅力だが、そもそも作者がこんなツッコミを入れる多弁な人なのかもしれない。(東京都・塀)

【架空世界雑誌えるなび/Pitohui Records】
●ハーピィ、人魚、多腕人など、様々な人外の種族が暮らすエルヴァース大陸。本書は、そんな彼らに向けたライフスタイル雑誌です。魔法で動く雪像同士の合戦、精霊の力によって雨を弾く雨除けランプなど、各々の地域で暮らす人々独自の文化や魔法技術によって築かれた文明の一端を垣間見れる本書は、我々人間にとっても、観光雑誌として役に立つでしょう。架空の世界、エルヴァースを観光する際に是非持っておきたい一冊。(東京都・砂村 正彦)

【いっぺんSHINE!!/ひなた丸だいや】
◆社会人としてダメだろと思いつつも、どこか自分にも心あたりがあって憎めない。(神奈川県・一介のキサキチ)

【コミュ障vs百合/ひみつせらぴー】
●人付き合いや会話が苦手な典型的なコミュ障ながら、文字通り恐ろしいほど同性にモテる主人公の女の子。行く先々で様々なひとからアプローチをかけられてドギマギする姿がシュールで面白い。百合(や)られるという、ありそうでなかったルビもツボだった。(埼玉県・上山大介)
◆百合テイストギャグ四コマ漫画。コミュ障さんテンパる→百合成立のワンパターンなのに勢いがあってニヤニヤが止まりません。あらゆるフリを百合につなげる技術はもはや芸術。(東京都・Sophorus)
◆本人にはその気が無いのに、女の子にモテまくる女の子の4コマ。全部のオチがわかってるのに、畳みかけてくる女の子たちにニヨニヨさせられます。恋する女の子が強いぶんだけ、恋される女の子は弱いのかもしれない。ま、そこがかわいいんですけど。(埼玉県・gori.sh)

【大学ではじめて恋人ができた人の話/ひみつせらぴー】
●高校の時までイケてなかった二人が繰り広げる、恋愛初心者コメディ作品。初めてのお付き合いに舞い上がりつつも、少しずつ関係を深めようと奮闘する二人の、初々しい姿が可愛い一冊。殆どのページで炸裂する、赤面シーンで貴方も萌え死にしませんか?(秋田県・やなしたわたる)

【花・ハルカ2/100feet】
●56ページとボリューム満点でした。とある少女ククを保護して1週間が経った。無事にかくまい続けることはできるのか―。ハルカがククのためにお店屋さんごっこをするシーンがハルカの優しさがあふれててお気に入りです。(東京都・ビーナッツ4世)

【Around the Medicine Willow Hospital/表皮】
●ハロウィンの夜、異界で狼男に噛まれ人狼病にかかったコフ。元の世界に帰れる(かも知れない)次のハロウィンまで、異界の住人達に翻弄され続ける日々…。若干グロテスクな描写はありますがカートゥーン調の絵柄・ハロウィンの世界観とがマッチしているのでグロが苦手な自分でも抵抗無く楽しめました。とにかく登場人物が魅力的。どのキャラクターもクセが強くどこか抜けている所があって、愛嬌があります。まだ描き切れなかったキャラも居るという事で、続きでの登場が楽しみです。(青森県・邑里)

【ひら☆こみ vol.2/ひら☆こみ】
◆コミティア会場内企画としても登場した「ひらめき☆マンガ教室」の第一期生(17年度卒)をボージョレ・ヌーボーに見立てた合同誌。「マンガ家になるとは?」というレベルから同教室を作り上げていったプロデューサー・西島大介氏のインタビューが実に興味深い。(東京都・ヨシダ)

【はむちゃんどこいった?/PU-PU】
◆絵がかわいい。(東京都・つづみ太鼓)

【本当に出会ったエクストリーム変態のハナシ/ぶたあし】
●マジでいるのかこんなヤバいやつら!?と疑ってしまうくらい、強烈な変態たちだった。ネタにしなければ心の整理がつかない、損しているというような気持ちが伝わった。でも笑ってしまったので、少し申し訳ない。(東京都・ちろり庵)
◆絵も文章も読みやすくて話に入りやすかったです。(東京都・yaya)

【C'est la vie!/ぶなのき】
◆旅の途中の女ケンタウロス。堂々とした体格の彼女が路地で出会ったのは、人に異端扱いされるリザードマンの子供だった。単純明快、偏見や差別を一刀両断し「胸を張れ」と言い切る女ケンタウルスがカッコいい。全体的にお約束展開だけど、親しみやすくてまっすぐだ。(東京都・カルパス)

【BRIAN'S SKETCH/Brian's INN】
◆こういう上手な人のスケッチが手にとって見られるってなかなかないと思う。アナログのいかにも街角でスケッチしたというあたたかさが好き。(東京都・pukka)

【メイビーアイラブユー/FRAC】
●押しかけて来た姪っ子となしくずしにエッチ…とありがちなお話ではあるものの、ラストの姪っ子の主人公を想う独り言が切なくて良いです。(東京都・匿名希望で)

【たいやき屋さんではたらいてます②/ブラック・クラッシャー】
●『姦飲料』など、ギャグエロな擬人化(?)作品を多数出している「ブラック・クラッシャー」のドングリさんによる職場エッセイ漫画。タイトル通りたいやき屋さんでの、店長との仲が良すぎるやりとりがとても楽しい。裏方から焼き手を目指すドングリさんの明日ははたして!?(千葉県・マロン)

【オーブンはクロワッサンと竜の国/プラテート】
●ある日主人公の小麦が家のオーブンを開くと、そこは異世界と繋がるゲートになっていた。異世界は戦争の真っ只中で、勝敗の鍵を握るのは小麦が渡すパンだった…。こう書くと荒唐無稽にも思える話を、魅力的なキャラと展開の巧さでまとめ上げていて秀逸。オチも爽やかで良い。(茨城県・蟹)

【Two Shot/burari】
◆2人の時間を切り取ったような構成がとてもよかった。ちょっとしたヒトコトが、よりリアルな「写真旅行記」を作り上げている。(東京都・花つむぎ)
◆ページをめくるたび、旅のワクワク感を感じられて読んでいてとても楽しかったです。登場する2人の女の子も、旅先で出会う人達もとても生き生きしていて元気がでました。写真の裏にコメントがそえてある構成もステキです。(東京都・すぎなも)
◆旅の写真をテーマにしたイラスト衆。ストーリーを感じることができてよみ終えた後の満足感がすごかったです。イラストの空気感や色づかいも好みでした。(東京都・きっしゅ)

【注文のおおいごはんやさん総集編/ぶりたま】
◆ネコの三兄弟が営むごはんやさんに訪れる様々な人達。家族や恋人とのすれ違いやそれにまつわる悩みが三兄弟の料理を食べると皆、笑顔に。本当に美味しそうに食べる様子にこちらも思わず笑顔に。(茨城県・イバライガー)

【体重1000tの女の子はどうでしょう/brilliant thunder】
●とんでもない体重の想井さんとそんな彼女の付き添いの苅部くんをめぐるドタバタラブコメディ。インパクトのある表紙や物理法則ガン無視のぶっ"とん"だトラブルの数々が笑いを誘う。冒頭の転倒シーンにおける気合の入った作画や"とんとん"拍子の二人の仲も是非ご覧あれ。(埼玉県・上山大介)
●小柄で可愛い想井(おもい)さんはその容姿に反し体重は自由の女神4つ分以上の女の子。そんな彼女が転んじゃったら地面は割れるし床だって抜ける。たまに騒動も起こしてしまうけど、でも少し体重が重いって以外は他の年頃の少女とどこも変わらず可愛いんだって教えてくれた良作。(群馬県・かぶきあげ)
●体重1000tの女の子をヒロインにしたラブコメです。油断すると破壊を巻き起こす想井さんと彼女にちょっと気がある少年・苅部くんのショッピングデートを描いた作品です。体重1000tというギミックがとにかく面白いです。恋愛モードを邪魔する重さがクライマックスで絶妙なスパイスとなる。見事です。(神奈川県・量産型)

【さよなら、僕のアリス/ぷりんうに工房】
◆ソシャゲのようなかっこいいダークエルフ魔女。エルフ騎士。ソシャゲには絶対いなそうな生まれを問う天使、壊すために造られた人形。ビン詰めにされてしまったアリス達に心を引かれる。ビン詰めにしてずっと保存したいかわいさ。(埼玉県・しまむら)

【爆発オチなんぞさせるか/ぷりんはるまき】
◆爆発オチになる度に話が冒頭に戻るというループSFギャグまんが。時間が戻るとシチュエーションも同じまま戻るので、主人公が爆発オチを迎える度にその回避方法を死にながらためして脱出を図るところがゲームのシナリオ的で面白い。結局爆発オチで終わる(終わらない)のもよい。(千葉県・クロ僕屋)

【Sleep/Bear's Bottle】
◆絵がかわいい。(東京都・つづみ太鼓)

【セレクト/平行線の夢】
◆「可哀想なワンちゃんが欲しいの」姉と同じ大学を目指すみのりは、推薦枠を勝ち取った藤堂に縋り付く。「犬にでも何にでもなる」。選択とアンフェアが迫られる不安定な時期。藤堂の言葉が毒のように染みてくる。みのりの選択は貴重な一歩。でも、払った代償はきっと大きい。(千葉県・伊藤)

【箱/平成へっぴり腰】
◆二人の作家の二つの箱の物語。金平糖の箱に入ったおじさんを飼う少女。大きくなって屋根を箱のように開ける友人。幻想的な導入だけれども、その想像の先に見える現実…。おじさんもうっとうしい友人も、主人公が薄々感じている箱=家の息苦しさからの逃避行動なのだろう。(神奈川県・箱庭)

【Quadruple2/Pe:zooo】
◆押しの強い委員長さんのお話が面白かった。(東京都・ハンバーグ)

【うちの子設定本/べにの人のとこ】
◆表情がとても可愛くて楽しいです!ふわっとした髪の毛も、設定イメージ通りの色も素敵だと思います!(埼玉県・udoncat)

【春と秋と奏ちゃんと。中巻。/べにばなみりん】
●商業単行本の「春と秋について」の番外編ということで、めちゃくちゃ気になってました。青年2人暮らしのとこに女子中学生があずけられるってゆーお話からして気になるのに、内容が最高すぎて。早く下巻が読みたいです。めっちゃ楽しみ!(埼玉県・あさひ)

【脳姉妹/PELL】
◆頭の悪い姉を持つ妹が、姉の頭を良くするために姉の頭を切開して脳を取り出しはんだごてで脳の皺を増やすという発想がずば抜けている。その後脳を取り出していたのでは間に合わないということで妹が姉の頭蓋の中に入って直接皺を増やすという展開が常軌を逸していて面白い。(千葉県・クロ僕屋)

【失恋確定/ポ!】
●ぼっちの弟君の前に現れた先輩女子。ぼっちの自分を見つけてくれた姉に重ねて、弟君をいじる先輩に好意を持ち始めた矢先、先輩の想い人は姉と知り失恋。先輩も姉が男子に告白され失恋。弟君も先輩も告白すれば関係は壊れ失恋確定。でもそれでも…切なくも勇気ある恋模様。(千葉県・GM研)

【禁区due/暴想舎】
◆「8mmとハンブン」マッシモロッシ 大学生がゾンビ映画を撮影している。主役はやる気がなく、映画をぶち壊しにしようとする。そのとき、女子部員が血糊を全身に被りゾンビ役を買って出る…。アマチュアであっても、創作に対し本気を出すことの尊さを描いた短編まんがである。(千葉県・クロ僕屋)

【マユミの肉/ぼくのぬいめ。】
●「マユミさんを食べなくちゃ」少女の人肉を提供する、恐るべきレストラン。そこで働く2人の少女が、少しずつ身体を切り売りされる日々の中で育む歪で純な愛と絆を描く。千切った肌の襞までを鮮明に描く、共食いショーの場面は圧巻の一言。過激で耽美なグラン・ギニョール百合!(東京都・三明治)

【同人オタクのための小劇場ガイド準備号/Poke】
●小劇場に興味ないけど好きなサークルだから、と言った理由で買ってみましたが、読み始めると引き込まれました。マイナーだからこそ、作り手の熱意が伝わるのは同人誌と共通しているかも。(千葉県・クロ)

【コレカノ/星の彼方】
◆コミティアでは異例の長編作品。かなり長い間にわたってホテルでのタイザーとアキコの戦いが続いている。相変わらずの鉛筆書きだが展開は遅いのに著者の画力はどんどん向上している。(東京都・えしま長月)

【PETALS/ポポコミ】
●今回コミティア初参加のイケガミ・ヨリユキ先生の2016年から2018年までの作品を一冊にまとめたイラスト集。ウサギ人間とただの人間のウサ耳カチューシャ少女のあたたかくてやさしいファンタジーな世界が広がる。ひとりだけ、自分だけが「違う」という「罪悪感」をまわりの人物(ウサギ)達と過ぎゆく季節が包み込んでいく、そんなイメージを抱いてしまう。自分だけ食事に口をつけない「にんじんがきらい」という題材(イメージ)からはじまり、全員とひとつになって「いただきます」する作品(タイトル)で締めるアイデアは、正直感動です(あ、彼女の食事する絵はキュート過ぎです)。(東京都・通縋)

【たまには戦争させてくれ 川崎昌平短編作品総集編/polocco】
●作者の代表作である「重版未定」とはがらりと雰囲気を変え、新作のタイトル作品を含む9作品からなる。それぞれ、哲学書といっても過言でない内容で、作者による「どのような考えで作品を描いたか」の解説を助けにその真意を読み取ろうと幾度となく読み返してしまった。(茨城県・牛久大仏)

【名古屋、出張、ただの痴話。/ホンノキモチヤ】
◆恋人が仕事で名古屋に出張。淋しくなって思わず自分も名古屋まで追いかけてしまう百合カップルの物語。仕事中の彼女を偶然見かけて声をかけづらくなってしまう所、ホテルで一人、彼女の重みを想い出す所がリアルで良かった。(千葉県・ちょゆめ)

【恋するくちびる診療所/ポンポーグラー】
●独特のテンポとおバカさとかわいい絵柄がマッチしててどのページみてても楽しかった。ロリアネゴ含め出てくるキャラクターみんなかわいすぎです!(東京都・ウイスキーボンボン)

【ちゃんちゃらおかしい多宇宙解釈/ほんわかtakotsubo病院】
●個性溢れる作家陣による短編集で、動物復元装置から生まれた未知の生物が増えすぎたことで外宇宙に放たれる「もこもこビッグバン」、思い出の模型を形にしようとする少年と身体に宇宙を宿した少女の出会いから始まる「掌上には大星雲」、宇宙に遺灰を撒くことを夢見る少女とそれを叶える約束を交わす少女の「百合宇宙葬」、どれも奇妙でいてかわいらしく、宇宙という共通のテーマに対して異なる「解」を見せており、大変興味深かったです。(千葉県・かんろ)

【嘘つきなりりか/MarmaladeWaltz】
●自分に自信がないがゆえに嘘のかたちでしか伝えられなかったりりかちゃんの寂しいながらも大切な恋の気持ちと、それを真っ直ぐに受け止めてつなぎ直した正登くんの不器用な優しさがじんわりと心に染み渡りました。二人が晴れた後の屋上に出るシーンが凄く良くて、嘘の雨に閉じ込められたりりかちゃんの心のドアを正登くんが開いて連れ出したかのようでした。ある意味恋のキューピッドとなった冥ちゃんのクールなお節介も素敵でした。(千葉県・ながいよる)

【ふわちゃん/MAGNET HILL】
◆とにかくどのページをひらいてもカワイイ…とてもいやされました…。カワイイ見た目とはウラハラに、語られるエピソードのはしばしにブラックな過去が見えかくれするのも、カワイそうが一周まわってカワイク見えてました。(東京都・すぎなも)

【シングルオネェさんと反抗期/まこっくす】
◆おかまバーで働き、普段から女装をしている「父」と、いたってノーマルなその娘(女子高校生)のお話。なにかと父に対してツンツンしているが、本心から嫌いでいられない父娘間のやりとりがほほえましく、ただただ読んでいて楽しい。最後まで満足のいく展開である。(大阪府・二度付け禁止)

【うさぎのきまぐれ/ましろのうさぎ】
◆日作アニメの原画集。本編リールも見てみたいものだ。(千葉県・ましゆ~)

【Bread Life/MASCOT】
◆パンが最高においしそう! 絵から匂いがただよって来る感じがします。(埼玉県・きつね)

【架空植物/マタタビMIX】
◆茶と蛍光グリーンの2色で作られており、味のある平とじ本でした。イラストも細やかな「絵の情報」がぎゅうっとつまっていた。植物たちのわくわくするような情報がとても良い。(東京都・花つむぎ)

【ニコの旅/松村上久郎】
●主人公・ニコちゃんの職業は報道カメラマン。道中めんこいうさぎも撮りつつ、仲間とともに世界の真実に迫る大冒険に挑みます! 登場人物皆の活き活きとした姿に心温まるだけでなく、緻密なペン画、鮮やかな配色、そして大胆な構図には毎回驚かされます! 漫画を沢山読む方にとっっても、新鮮な出会いになること請け合いです。最後に村松さんに一言!! これからも応援してます。愛してます!!(長野県・PenguiN...)

【偏食家たちの食卓/まどのまち】
◆ページごとに配色のテーマが全然違っていて楽しめた。短い紹介文とともに沢山書いてある小物がそのキャラの普段の生活を連想させてくれた。(東京都・ハンバーグ)

【赤面本/まばたき星雲+メソリウム】
●タイトルの通り赤面がテーマの本。赤面する時の赤色の使い方が絶妙で読み出るこっちも赤面してました。(東京都・ウイスキーボンボン)

【ミッシング・ピース vol.1/mariobooks/安達茉莉子】
◆不幸のまま死んだ人間の、魂のピースが接ぎ合わされた一匹の犬。生まれながらの因果に苦しみ、輪廻前の願いと恨みを諦観する彼は、ある若者との生活で気付く。幾重の人生を経ても埋まらない、新たな感情の欠片があることを。救済と再生、その旅の行く末を見届けたい。(東京都・CROSS)

【キ生物図鑑/まりもの家】
◆駄洒落だが結構手が込んでいる。架空の生物図鑑。(千葉県・釣本直紀)

【陋巷酒家/丸岡九蔵長屋】
◆超おもしろかったです。世界観がとてもたのしかったです。良い本に出会えました!!(東京都・山本 佳代子)

【輪の影 『プロローグ』/丸罰図書館】
◆白鎧(ハクカイ)と呼ばれるスーツを身にまとう者たちが住む、謎多き影従国。その秘密の国に、旅人と敵人、それぞれの2人が入り込む序章。壮大さを感じさせる設定、白鎧でのアクションシーンがこれからを期待させるSFファンタジー。凝ったディティールにも注目して欲しい。(東京都・斧)

【無軌道フォークロア再/MARU PRODUCTION】
◆ちょっとブラックなところがツボです。(東京都・とうさい)
◆バンドを組んで、ブレーメンまで旅をするロバ・イヌ・ネコの3人。アレ?誰か足りないと考えてはいけない「ブレーメンまで何マイル?」を始めとする可愛いキャラでちょっとブラックな話が楽しい新作2編を含む丸山薫さんによる6編の短編集。(茨城県・牛久大仏)

【map 丸紅アパートメンツプレス 08 団地のあゆみ/丸紅アパートメンツプレス】
◆団地のおもいでをまとめたようなものからいつの間にかファンタジーに世界感のひろがりかたが良い。(千葉県・木村 吉伸)
◆柳田國男が現代を生きていたら、どんな風俗を消えゆくものとして保存しようと試みただろうか。いままさしく失われゆくものとしてベビーブーム時の団地があるのかもしれない。コンクリートの寿命とともに消えゆく団地たち。そこに日本人のスクラップ&ビルドが息づいている。(東京都・塀)

【願いのかなう部屋/マンガエリー】
◆すごく優しくて良い話。長編でこれだけしっかり描けるのはすごい。みどりときいろの2色カラーの本文も雰囲気良。(東京都・?)
◆願ったものが何でもお持ち帰りできる不思議な部屋。誰も彼も次々と叶えていくけれど、全部どこか不完全で。みんなの想いが交差していく中、具現化した願いとの対話を通じて真の望みに気づく物語が心にしみます。大きな勇気のための小さなきっかけをくれる部屋なのかも。(埼玉県・海部妹子)

【光奮剤/まんがしゃぶ】
◆色々な短編集、作風もセンスも個性的でおもしろかったです!(東京都・山本 佳代子)

【立ち食い禁止/みかんととまと】
●パンやハンバーガーはわかるとして、天丼にお弁当にオムライス!?まで立ったまま食べている、何とも不思議でかわいらしい立ち食い女子たちを描いたイラスト集。スタイリッシュな格好と、キョトンとした表情で立ち食いしている姿のギャップがシュールで面白い。(東京都・三明治)

【青く揺れる走馬灯/mixm】
◆青-ピンクを基調とした色づかいがとてもきれいです。アナログでこんな表現ができるのだなと思いました。(東京都・?)

【BOXING TRAINER/三毛にマゲ】
◆世界タイトルが掛かった大事な試合での負傷で女子ボクサーとしてのリングを降りた栞。トレーナーとしてもう一度世界を目指す。リングで戦う選手達はボクシングファンの作者の本領発揮の迫力。流石だ!(茨城県・とがちゃん。)

【わすれてしまわないように/みこまんま】
◆東日本大震災の被災経験を作者・夫・子供の3視点から描いた体験録。被災者の力になれない無力感を感じたと描かれているものの、子供達が震災で受けた不安やトラウマが小さいとしたら、それは子供達にとって非常に大きな意味があることではないかな?と感じました。(茨城県・沼)

【エミグランツ/みそすーぷと増村十七】
◆主人公につっかかってくる井出尾は、見ていてとにかくイラつく。彼は主人公の影のような存在だ。なるかもしれない可能性。でも彼が物語に関わってこそ、主人公が過去に唯一通じ合った他者のもとへ連れて行く。影を描くことは作家にとっても辛い作業だが、見事に描ききった。(東京都・せい)

【じこあい/みなるでぃ】
◆ゆるり絵柄ながら、ギャグの勢いがあって妙に印象に残る。(神奈川県・雪村 和哉)

【花と散る殺人事件/ミャオギレ刑事】
◆言動すべてが不思議ちゃんな転校生・椿姫ララに、振り回されつつ惹かれていく主人公スミレの日常を描く。一目見て髪型を「定規みたい」と褒める謎センス。急激に詰めてくるパーソナルスペース。会話がとにかく切れ味よく目が離せない。是非続きも読んでみたい。(千葉県・ちょゆめ)

【私は青いランドセルが欲しかった/mint green】
◆引きこまれました。テーマもキャラも好きです。(千葉県・湯気)

【Lily Fairy Tail/みんみんたろう】
◆童話の主人公の「運命」を背負わされた子供たちが集う学校。幼少期の両親の離婚のショックで言葉を失ったマリーは人魚姫の運命を背負った者として呪いの解き方を求めるが…。特異な設定と、童話の通り天真爛漫な少女たちが魅力的な作品。(千葉県・ちょゆめ)

【おいでよ! むしむしプラネット/むしむしプラネット】
◆ここは宇宙のどこかにある観光惑星。柔らかな地上を抜けて黒いチケットを見せれば、エログロうごめく地下が待つ。ミシン目で袋とじ状になったチケットを切り離すと地下編が読める、というギミックが面白い。非人道的な所業を軽いノリで楽しむ主人公にゾクゾクした。(東京都・もちもち)

【赤いはキミの咎/むしゃぶる】
●過去にも魅力溢れる制服姿のヒロインを度々描いてきた筆者の描くブレザー姿が今回も素晴らしい。年上幼馴染の家を奇襲し不安や照れにも負けず朱に染まる顔で気持ち伝えたあずさの様子は表情や仕草も凄く繊細に描かれていて心奪われた。密着しての行為中の会話も暖かくぐっときた。(群馬県・かぶきあげ)

【来週、雨が降ったら/murasakino】
◆とある雨の日、一人の少女から傘を借りる主人公。「次に会ったとき返す」しかしその日以降、二人が出会う日は必ず晴れるようになる…。結婚を控えながら次第に少女に惹かれていくヒロインの揺れる心情が、繊細なタッチで時に静謐に、時に激情を伴って綴られる美しい作品。(千葉県・ちょゆめ)
●偶然の出会いから始まる百合話。傘を切っ掛けに幾つもの出会いを積み重ねて成就するお話が70ページ以上の長編で読み応えがあり面白い。(埼玉県・ブライ)

【ブラックバーン家のメイドさん達・ショート編/メアリー】
●英国の屋敷を舞台に、メイドたちの日常や恋模様が描かれる。生き生きとしたキャラクターと、緻密な背景に引き込まれる。メイド好きなら必見。(栃木県・柊)

【東京シガレット MATCHに火をつけて/名称未設定。】
●マッチングアプリで出会った椎名と麻生。初めはぎこちなかったけど―。2人の心情が交互に展開し、ラストへのどんでん返しは驚かされました。スゴい、本当にこんな2人がいそうです。面白かったです。(東京都・ビーナッツ4世)

【メタボはガマンができないってホント?/メキシコォ!】
●才色兼備な部下・桐生怜子(33)と差しで飲むのは上司の小西暖(36)、メタボ体型でオタ趣味の独身男。やむなく酔いつぶれた怜子を自宅にお持ち帰りしてしまった小西は「据え膳食わぬは男の恥!」と怜子に手を出そうとするが…。朝を迎えた二人が一緒に朝食を食べるシーンがカタルシスに満ちていて悶えました。(神奈川県・量産型)

【きつねの住む町/メソリウム】
●人間社会にまぎれこんで生活している狐のコハルと母。変身が苦手で、一人での外出を禁じられているコハルだけど学校に行くことにあこがれる。ある日、突然の雨で仕事に出かけてる母のことが心配になり…。あたたかな筆致で描かれる、童話のような物語。(東京都・アイアス)

【寛解の日/メタルタクラフ】
◆人工眼球の開発に大きく貢献した2人の女性研究者、実験中の事故で夭折した天才と、その後を引き継いだ才媛の物語。生前は殆ど接点がなかった両者が、「研究」のフィールドでは深く繋がっていたことに気付かされる演出が見事。(東京都・百合小父)

【メイド男VSネコミミ野郎/妄想電波るるる堂】
◆男がやるだけで笑いと暑苦しさが高まる。一ページ目と裏表紙は癒し。(神奈川県・一介のキサキチ)

【幸福くん/moment】
●幸せとは何なのか、どこにあるのか…そんな素朴な疑問を抱く少女・唯野は、自身の不幸に悩む少年・幸福くんに恋をしている。かつて幸福くんは幸運体質を持っていたが、転校してくると同時にそれは不幸に転じていった。そしてある日、唯野は幸福くんに悩みを打ち明けられ、幸せを求める彼に応えるべく、唯野は幸福くんを幸せにする約束を交わしてしまう。どんな不幸も幸福くんといるだけで幸せに感じることのできる唯野の恋心の強さと、唯野といることで笑顔を見せる幸福くんの姿が微笑ましく、この幸せを見守り続けたいと思いました。(千葉県・かんろ)

【ファイアーメイジ/模造クリスタル】
●『スペクトラルウィザード』シリーズの最新作! おなじみのキャラであるスペクトラ、カオス、ミサキちゃんがかわいいのはもちろん、タイトルにもなっている新キャラのファイアーメイジが格好よかったです。今まで正しいものとして描写されてきた騎士団が、裏の顔を見せ始め話が大きくなってきました。続きが気になります。(東京都・ひろいあたる)

【#柔女子/モノフィーユ】
●ブラジャーは「硬い」のだ。柔らかく重みのある肉を支えるものだからして、いちいち身体に密着してはくれない。自ら形を保ち、ある時は身体から浮き上がり、ある時は肉を押さえつけ食い込む。それは丈夫で頑丈なものなのだ。なかなか見ない、それを描いてくれた一冊。(東京都・水野輝夫)

【退職届はポケットの中/モノフォビア】
●沖縄旅行の先で逃亡して退職する気でいた塚原は、旅行の予定が流れた原因の営業に出向く。そこで応対したのは営業アシスタントの乃坂梨子。以前から塚原の好みのタイプだったこともあり、乃坂をお酒の席に誘い、一気に自分のペースに持っていく。獲物を絶対に離さない塚原と、塚原の掌の上で転がされる乃坂が対照的だ。この2人は、案外お似合いのカップルかもしれない。(北海道・はなかわあきら)
●理不尽なことが多い職場でも素敵なお姉さんがそばにいてくれたら頑張れる。これはそんな働く女性たちへの応援歌。自分で運命を切り拓く先輩とその手のひらで転がされる後輩、でも幸せをつかむ二人を見ていると読者も夢と元気が湧いてくる。明日も働く活力となるのです。(神奈川県・くうた@ねこ派)

【魔法少女黒田黒子/モリオン航空】
◆好きな男子にチョコを渡せなかった根暗な女子が悪魔と出会い、100組のカップルを破局させたら恋を叶えるという契約を結ぶ魔法少女まんがである。真っ黒い絵が強烈で、主人公の目に力がある。悪魔に頼らず自分の力で人生を切り開くのだというオチも爽やかでいい。(千葉県・クロ僕屋)

【ボスの失敗スイーツ/焼肉刑事土瓶】
◆マフィアのボスがスイーツを作るが毎回失敗するというギャグまんがである。昔は武勇で鳴らした渋いおっさんが甘いものを作って失敗するギャップが面白い。おっさんの絵も濃くて内容に合っている。(千葉県・クロ僕屋)
◆甘味好きなマフィアのボスがスイーツ作りに挑戦するが結果の方は…? 厳ついのにドジっ子なボスと、彼をぞんざいに扱いつつもしっかりフォローする部下とのやりとりに思わず方が緩みます。毎話趣向が凝っており、飽きの来ない読み応えある一冊です。(埼玉県・しお)
◆暴力団のボスと部下の篠塚。ドスの利いたおっさん'sが日々戦うのは、抗争相手の組ではなく、甘いスイーツ。殺しすらいとわない厳しい表情で泡立て器を回す彼らを想像するだけでも萌える。失敗しかしない彼らがいつか天下を取る日が来ることを。(茨城県・神谷シャトー)

【人生1/3じゃ睡眠足りない/やしまだん】
◆睡眠についてわかりやすく描かれていて楽しく読ませていただきました。(東京都・とうさい)

【たかがせかいのはて/やぶのなか】
●ネットでたまたま見た絵とモロッコ旅ということで買ってみたらとても良かった本。異なる文化の旅先で当たり前に生きる人の中で、自分にとって当たり前のことが当たり前に出来ない状況で思い出すのは生きる喜び。思い出すということは思い出せなかった時があるということで。何人にも交差させて描かれていて、とても心にしみました。何度も読み返しています。(東京都・ぽぽ)

【初期の山川直人漫画集 地下室/山川直人】
◆漫画家・山川直人さんが89~97年に発表した中でも、これまで再録をされずに眠っていた自主制作作品群をお蔵出し。独特の描線で、人間の心の寂しさと暖かさをしっとり描く。揺るぎない作家性が生み出す表現は不変で、古さは感じない。熟成された今こそ読み頃だ。(東京都・ヨシダ)

【ワタリガラスの柱/山の素】
◆小気味よいテンポと秀逸なオチが気持ちいい。短編集でした。(千葉県・柏木むし子)
◆日常の中に闖入するちょっとした不思議や壮大な神話の再解釈まで、笑えて心がほっこりするSF短編4つを収録。特に宇宙人とのファーストコンタクトを北米民話と結び付けた表題作は歴史的事実を織り交ぜつつギャグとセンスオブワンダーを高いレベルで両立していて必見だ。(神奈川県・潮目)

【青春の 環境は 整った/夕方メェル】
●この方のお話は、メインの出会ってうれしい、みたいな直接的な事だけではなくて、視点がちょっと大きなところが垣間見えるのが読んでいて深い気がします。そしてこのマンガでは間接的な出来事が巡ってお話としての盛り上がりを作っているのもうまいなぁと思うわけです。そして本文2色刷りが効いている。(大阪府・秋元なおと)
●緑化部で花を育てる女子高生が漠然とした生活の中で花を使ったちょっとした「企み」を行います。漫画的に描かれる前半部と詩のように描かれる後半部の流れが爽やか。本編では接点の無い二人が有る共通の企みを持ってたと分かるシーンは特に良かった。(東京都・山下K)

【うちのかわい子ちゃん2/悠々閑々】
●日々めざましく成長していく娘の姿の一年間にわたるスケッチ。愛らしい子供のおもしろおかしい行為を目にすると親バカになってしまうのもむべなるかな。子連れでのお出かけのガイドなど、同じ境遇の親のことも想う姿勢が、単なる育児日記にとどまらない本にしている。(東京都・アイアス)

【大槌町 ここは復興最前線 ~震災復興記録写真集2017~/雪待終夜】
●震災から復興に至る模様を淡々と綴る写真集シリーズ最終巻。復興とは何か、街づくりとは何か、考えさせられる。更地であった土地に家が建ち、賑わいを見せる人々の暮らすまちへと変わっていく様子は胸に来る。(群馬県・鯖)
●東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大槌町が復興していく姿を追う写真集。700枚を超える膨大な写真は更地となった場所が徐々に人暮らす場所になっていく様子を時系列で記録している。少しずつ繋がって行く線路、街並みが出来上がって行く様、写真一枚一枚に祈りのような静かな力強さを感じる。歴史資料として貴重な一冊。(愛知県・すずき)

【浪江町 2018年ある日の光景/雪待終夜】
●東日本大震災の影響から少しずつ復旧し始めた浪江町のある日を切り取った写真集。避難指示が解除され、人々が戻ってきた街並みと、主無く朽ちていく家や建物が並ぶ通りの落差、人が住む家には命が宿るのだと思わずにはいられない。作者の目に映る映像が写真として淡々と記されていく。夜道にともる灯りは遠い未来を照らしているようにも思えた。(愛知県・すずき)

【MANGA ON SHINKANSEN 3/ゆるゆるブックス】
◆かわいい。(東京都・斎藤陽子)

【ヤバイカフェ店員とタカシ/揺れるマンボウ】
●想像以上にヤバかった。男性のツッコミがさえている。何度も笑った。(東京都・ビーナッツ4世)

【終末の晴れた空 第一章:幸福を夢見た塔/宵々屋】
●世界の終末を止めるため、終末を引き起こしたとされる魔術師が建てた塔を訪ねたヴィオ。塔の管理者ピュグリスから救済方法は存在しないと告げられるも、諦めきれず塔内の探索を始めます。世界が終わる「溶解」のシーンは、幻想的でありながらも恐ろしさを感じさせる描写でした。一方で塔内の住民はのんびり飄々としていて悲壮感を和らげてくれます。来訪者2人はたくましさと同時に脆さも併せ持っていて、関係性が変化していく様子にワクワク・ハラハラしながら読み進めました。どの登場人物も魅力的で、悪役もどこか憎めない。次巻以降でどんな行動をするのか、どう成長していくのか楽しみ。(青森県・邑里)

【coco/吉田屋。】
●九州コミティアに合わせたご本らしい、九州に帰省する女の子の話。笑顔の裏の悲しさ、を描かれて、こちらの胸にどしんと来る感じが、あぁ、一本いい物語読んだなぁという気持ちになります。(新潟県・うめ)

【さよなら世界/吉田屋。】
●笑っているようで、泣いているようで。余裕がありそうで、気丈に振舞っているようで。「居なくなった誰か」をテーマにしたイラスト集ですが、揺れる感情が絶妙に切り出されており、つい見入ってしまいました。逆に、再録パートの赤ずきんちゃんは曇りなき満面の笑み。その眩しさが際立ちます。(東京都・sophorus)

【パントマ/RAOYA】
●無邪気なパン(耐水性)とそれを見守る姐さん肌のトマトの日常。身の丈に合った幸せを、とても大切にしているパントマを見ていると、人にやさしくしてもらった感覚を思い出して、あたたかな気持ちになりました。(茨城県・創紺屋)

【RAKUYOMI①/楽】
◆妖怪や幽霊が対象の総合エンタメ雑誌"楽―らく―"。編集部の凸凹コンビは今日も魑魅魍魎相手に突撃取材を敢行する。怪奇現象を筋肉でねじ伏せるハチャメチャな展開が痛快無比。ページ毎にエスカレートする変顔と暴力の連鎖に腹筋を休める暇がない。(神奈川県・ショウジョウバエ)

【不動君は動じすぎる/RAGTIME】
●見た目が不良っぽいことが災いして周りから距離を置かれる不動くん。でもその実、涙もろい性格でティッシュが欠かせないと言うギャップの持ち主。そんな彼の泣き顔が好みという久川さんとの秘密の交流を描くスクールラブコメディ。不動くんのために先輩男子と対峙する久川さん、格好いいです。(神奈川県・れのそ)

【TUKUMO/RaccaTakka】
◆主線のハッキリした絵柄が好みでした。黒電話ちゃんのバッグがすごくかわいいと思いました。(東京都・ハンバーグ)

【秀美と眉子/ラリルレロケット】
◆名家に生まれ英才教育を受けて育った秀美。何をやらせても優秀でクラスでも人気者のはずの彼女だが、本当に心を許せるのは落ちこぼれの眉子だけ…。ポップな絵柄が、社会の二面性を抉り出すプロットと見事にマッチしている。(千葉県・ちょゆめ)

【谷南町スタンプラリー/ラルゴ】
◆心があったかくなるようないいお話でした。(?・いそ)
●谷南町という初めての町に訪れた主人公はスタンプラリーを行うことに。人々を手伝っていくとスタンプがもらえるという仕組みに振り回されるもいっぱいにする。後日、困った状況に置かれたとき、スタンプカードは不思議な現象を起こし…。あたたかみと郷愁に満ちた一冊。(東京都・アイアス)

【Blue Monday/RICALANDUSE】
◆理解不能な事件に直面すると、人はその結果が生まれた原因を探らずにはいられなくなる。クラスの親友同士だった3人の女生徒が自殺してしまった教師は、そこにどんな原因を見出すのか。インタビュー形式という語り口でキャラの内面に踏み込まず描ききった本作は見事。(東京都・同郷徒)

【ファンタジーでも使える! 衣服の洗い方/龍灯庵】
◆ファンタジー創作人として興味深い内容がいっぱいの、すぐにでも作品作りに活かしたくなるお洗濯本でした。(千葉県・柏木むし子)

【mika/riri】
◆サキュバスとは、セックスで得る人間の精気が食物の生き物。羽根だって生えている。疲れている「俺」の家に居座って一週間。殺されない程度にセックスする毎日。サキュバスは可愛い。疲れている自分に染み入るように可愛い。でも殺されないように。でも、可愛い。(千葉県・伊藤)

【彼岸の陰陽師/林檎堂】
◆次は本編がよみたいです。(東京都・光司)

【おでかけDays!/りんぱせん】
◆子は人間、でも親の一部はなぜか人外な三家族のホームコメディ。「俺の部屋に時空の裂け目が」、さすが元魔王のお母さんだね! 人間たちがずいぶん平然としている不思議な世界観が、人外らしさをおもしろおかしく、そして温かく描き出す。これが種族を超えた家族愛!(東京都・とんかつ)

【きっとそれでいい/rectenna】
●映画『ペンギン・ハイウェイ』でキャラクターデザインを務めたアニメ監督・新井陽次郎氏によるイラスト集。若者の飾らない一瞬を、最小限の線とシンプルな彩色で迷いなく描き切っている。背景に実写を大胆に取り入れるセンスや、滲み出る無防備な色気など氏の魅力満載だ。(東京都・育利伊)

【銀花街物語2/L'ETOILE DU CIEL BLEU】
●絵はきらびやか、細部まで丁寧に描かれていて、カメラは良く動いて躍動感あふれてて、達者の腕を見せてもらっている気分。大人になったシルヴィアの方が絵的には好みなので、次回は1巻を買わねば。(新潟県・うめ)

【食魔女の料理人(総集編)/Lotus Root】
◆料理を食べると魔法が発動できる見習い魔女。相性バツグンの青年コックと出会うも、協会に異端と見なされて大ピンチ! 素材や調味と魔法体系の対応付け、そして大魔法の「詠唱」シーンが秀逸。ともに色とりどりな料理と魔法の世界を巧みに接続する発想に惚れ惚れする。(東京都・ムートン)

【Life/roam】
◆かわいい。(?・?)

【アルファルドに夢を見る/路地裏兎】
●悪徳な奴隷商人の夫婦に育てられた獣人の少女ルネッタは、その商人を殺し彼女を救った賞金稼ぎの男アドラーを仇として憎み、又一方で彼の見せる優しさに戸惑を覚える。二人の関係の変化や、終盤の伏線がどのように展開するのか、今後が楽しみな一冊だ。(埼玉県・しお)
◆既に刊行されているシリーズの、主役2人の出会いの物語が良かったです。(東京都・たつみ暁)

【突発坊/RossoFabrica】
●既刊の「坊」の、本筋から外れた番外編。それだけに主役ふたりのキャラがよく表現されている。作画もメリハリが利いていて、画面の情報量がよく制御されているように思います。(静岡県・土地人)

【ほとけの国のタヌ/ROBU】
◆フランスによく似た国「ヌランス」の日常を、異邦人であるタヌ恵の目線でユーモアたっぷりに描いたエッセイ的コミック。暮らしているからこそのTV番組や食べ物などの細かい地元ネタの数々…。バンド・デシネ風な抜け感のある描画と、軽妙な語り口がじわじわ癖になる面白さ。(東京都・A田)

【RISERISING/YNDW】
◆8人のアーティストが競演するエレクトリックなアルバム。ある人はEDMの要所要所で三味線を効果的に響かせ、ある人は導入で四つ打ちを十分に意識させてからのブレイクで清涼感を演出する。全体的に調和が取れていながらも各人の腕が存分に堪能できる1枚だ。(神奈川県・我の儘)

【完全無欠のハッピーエンド(前編)/わくらば】
◆タイトルに反してぶっそうな引きだったので、後編が気になります。(東京都・たつみ暁)

【妻への旅路/わくらば】
◆老いた勇者の旅、というテーマをこんなに優しく描けるのがすごい。長編で読みごたえも有。(東京都・?)

【かなしいがぁる/わたしのタニー】
●前から人を愛する時の熱さとどろっとした気持ちをどちらも並列に真摯に描かれる作家さん。今回はぎゅっと中編に詰め込んで濃密な味わいでした。最後の方がうまく読み込めなかったけど、当日のペーパー漫画で満足。(新潟県・うめ)

【いつか必ず俺が追いつく鬼ごっこ/12Log】
◆元代表の息子と負けず嫌いな男子、という二人のサッカー少年の物語。高みを目指して友情と技術を育み、しかし不幸にも決裂する中で、二人がぶつけ合うむき出しの激情に引き込まれる。幼い日の鬼ごっこの思い出がつなぎとめる永遠のライバル関係に感情を揺さぶられた。(東京都・シナモン)

【君のパンツが見たい。/ヲヨヨ】
◆すっごい爽やかな楽曲で聴いてるだけで自然と体が動き出しそうなノリの良さ。でも歌われている事はというと「君のパンツがみたい」。いやいや、流石にその為に体が動くって訳じゃないですから! インストに逃げてもコーラスで繰り出されるパンツの嵐にもう笑うしかない。(神奈川県・ここり)