旧尾崎テオドラ邸の「三原順の空想と絵本展」に行ってきました。

会長・中村です。
本日は旧尾崎テオドラ邸で開催されている「三原順の空想と絵本展」(~4/9)の閉幕前に滑り込みで行ってきました。
保存活動の頃から応援していたこの洋館に、やっと一人のファンとして入館することができました。
館の前では桜の花が満開で水色の外壁にとても映えています。

日時指定予約制なので、せっかくの機会にと喫茶室のアフタヌーンティー付きのチケットを購入。
洋館の主人であったテオドラが生きた19世紀のヴィクトリア朝時代をテーマに、ヴィクトリアケーキ、スコーン、サンドイッチのセットがお馴染みの三段スタンドに載せられて登場します(写真は2人前)。

料理もそれに合せる紅茶もとても美味しく、また別のティーカップは館オリジナルの山下和美氏デザインのマークがプリントされている凝った物。素敵な午餐を楽しめました。

食事を終えたら2階のギャラリーへ。
お目当ての「三原順の空想と絵本展」をじっくり堪能します。

思い起こせば自分の中学生の頃、三原順氏の代表作「はみだしっ子」に出会ったのがきっかけでマンガにのめり込み、それから50年近く経った今は此処に居るのですから感慨深いものがあります。
今回の展示会では並べられた原画の美しさもさることながら、ご本人が所蔵されていた絵本や書籍(書込み多数)も一緒に展示されており、作者の深い知識とその創作の源に触れられたようで感激しました。

没後30年近く経つにもかかわらず、このように大切な原画だけでなく貴重な資料も保管し、この素晴らしい展示会を企画してくれた関係者の皆さんに心から感謝します。
会期は明日(4/9)までなので、これから訪れるのは難しいかもしれませんが、この機会に三原順氏の作品の魅力に触れてもらえたら、これに勝る喜びはありません。

そしてあらためて旧尾崎テオドラ邸のギャラリー施設としての魅力にもじっくり触れることが出来ました。
これからも此処でさまざまな素敵な展示会が行われることを楽しみにしています。

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