代表です。
この15-16日に新潟出張に行ってきました。
新潟市の「マンガでまちづくり」という計画で、東京工業大の出口弘教授がレクチャーをするというので、それのお供でご一緒させてもらったのです。
出口教授は、昨夏のコミケットのシンポジウムで一躍人気者になったコンテンツ研究の専門家。東京大学出版会から『コンテンツ産業論:混淆と伝播の日本型モデル』を出版されています。
さて、着いてみると新潟は大雪でした。写真は越後湯沢駅付近ですが、市内もかなりの吹雪で「ああ、雪国に来たんだなあ」と実感。
本番の講演では、現在のマンガやアニメなどのコンテンツ文化の源流を江戸期の歌舞伎や浮世絵の流行に求める興味深い話を聞きました。これからのコミティアの針路にも大きなヒントになりそうです。また、私自身も新潟市の企画するにいがたマンガ大賞の審査に長く関わっており、この市の計画でも何か役に立てたらと考えています。
さて15日はそのまま一泊して、今日は新潟コミティアを行うガタケットの事務所やSHOPなどを見学。
印刷作業ブースにはコスモクリーナー(笑)があったり、
同人誌や画材の販売、リソグラフ印刷を扱うガタケットSHOPにはセルフコピー機や自由に使える作業場所があって、コピー本も作り放題。至れり尽くせりの環境でした。新潟の同人作家は恵まれていますね。
その後、遅めの昼食でガタケットスタッフ御用達の中華屋さんへ。構えはごく普通のお店なのに、出てくる料理はどれも絶品なのです。最後のデザートは「林檎の飴炊き」。熱々の飴が絡んだ林檎を手元の水椀に落とすと、外側の飴がパリッと固まり、シャリッとした食感が最高でした。こうした料理への創意工夫と引き出しの多さにいつも刺激されるお店です。参加者全員大満足の宴となりました。
さて、帰りの新幹線では、出口教授に5月の「外から観たコミティア」用のインタビューをさせてもらい、あらためて面白い話を聞きました。こちらは5月までお待ち下さいね。
ということで、大いに充実した新潟出張。お付き合いいただいた出口先生、ガタケットの皆さん、本当に有難うございました。