『日本のZINEについて知ってることすべて』を読んで感じたこと

zine-cover_fin_L-1代表です。
今回のティアズマガジン122の「ごあいさつ」でも紹介している
日本のZINEについて知ってることすべて 同人誌、ミニコミ、リトルプレス 自主制作出版史1960~2010年代』(誠文堂新光社/本体2,600 円+税 )について、こちらでもあらためて紹介したいと思います。
内容紹介は「ごあいさつ」で書きましたが、これを読んで感じたのは、日本の自主制作出版物(本書ではZINEと総称)の歴史の長さとジャンルの幅広さです。それは今まで感覚的には理解しているつもりでも、こういう形で実証的に見れたのは初めてのことでした。
何よりいま私たちは、その長い歴史の最前列にいて、大量の作品(本)を紡ぎ出しながら、その新しいページをめくり続けているのだと実感しました。
「自主制作」とはつまり「個人の創意」に集約されるものですが、それでも私たちは先人の歴史を背負っているし、私たちの前には次の世代の未来が広がっている。けして一過性のはかなく脆い存在ではないのだと。
そんなうれしい「力」を貰った気がするのです。
今回の会場ではジュンク堂書店の出張販売で本書をたっぷり入荷してもらいました(東6ホール/企業24)。ぜひ実物を手にとってご覧ください。

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