会長・中村です。
時系列が逆になりましたが、関西コミティア68の前日土曜日に京都入りして、恵文社一乗寺店さんに行ってきました。
京都の上の方の叡山電鉄の沿線の駅にある街の本屋さんですが、とても素敵な場所だったのでご紹介します。
古いビルの1階を占有する形の店舗の外観はかわいらしく、まるでおしゃれなカフェか服飾雑貨店のよう。
ところが一歩中に入ると少し薄暗い店内には、人文から芸術系の本がみっしり。背表紙を眺めているだけで、一本筋の通った選書を感じます。この雰囲気はお店のサイトTOPの写真ギャラリーを見てもらうのが一番伝わることでしょう。
「本にまつわるあれこれのお店」というお店のキャッチコピーが表しているように、本の他にも生活雑貨や、アート系の小物、布、絵など、お店の色に合う品々も様々に扱われています。
でもその核の部分に「本」の存在がしっかりとあり、その紙の手触りを大切にしながら、空間に合うように周縁を広げていく感じが素敵なのです。
ギャラリーやイベントスペースも併設され、興味深い企画がいろいろ行われています。何より併設ゾーンは隣のビルの1階にあり、裏庭の側から通り抜けられるのも、秘密基地に入るようでワクワクさせてくれました。
実は今回の訪問の目的は、今年の2月に刊行した私・中村公彦の著書『コミティアの創り方』を直取引で扱ってもらっているので、その様子をみたかったからなのです。
しっかり置いてありました!(撮影許可済み)
見本も付いていますので、興味のある方はぜひ手に取ってみてくださいね。
そしてこの10月31日~11月13日には、この本の表紙を描いてくれた山川直人さんの原画展も行われるとのこと。お近くの方はぜひ足を運んでみてください。
ということであらためて、恵文社一乗寺店さんはとても素敵な本屋さんでした。
京都ならではの趣味性が高いお店ともいえるでしょうし、叡山鉄道は途中に大学も多いので、学生さんやそのOBも通ってきているのかもしれません。
こういう本屋さんと出会うと、新しい発見や体験を求めて、またつい本を買いたくなってしまいますね。
多くの人にとっての「本」との出会いの場所として、このお店が長く続くことを願っています。
きっとまた伺いますね!