マンガ大賞2024の授賞式に行ってきました

会長・中村です。
本日はマンガ大賞2024の授賞式に行ってきました。
私も同賞の選考員を務めさせてもらっているので、その一人としての参加でした。

発表された今年の大賞は、泥ノ田犬彦さんの「君と宇宙を歩くために」(講談社)。
それぞれの事情で生きづらさを抱える主人公の高校生2人の成長と友情を描く物語です。

授賞式の様子は下記の動画をご覧ください。
マンガ大賞2024授賞式(YouTube)

まずプレゼンターとして、前年受賞者のとよ田みのるさんが登壇。その後、受賞者の泥ノ田犬彦さんが犬の被り物姿で登場しました。
司会の吉田尚記さん(ニッポン放送アナウンサー)によると、お二人の初対面はCOMITIA144(2023/5/5)の会場。前年の大賞作「これ描いて死ね」の受賞が発表された後のコミティアで、とよ田さんのサークルスペースに泥ノ田さんがお祝いを伝えに行ったのだそうです。その時は自分の名前を名乗らなかったので、とよ田さんも「言ってよ~~!」と笑ってました。

その後の質疑応答では、泥ノ田さんが「コミティアにサークル参加していて、編集さんにスカウトされたのがきっかけ」とプロデビューの経緯を話されていたので、私の方から「同人誌と商業誌の作品の創り方の違い」を尋ねてみました。
泥ノ田さんによると、商業誌で描くようになり、編集さんの客観的な視点が入ることでより分かりやすく、エンターテイメントとして幅広い読者に向けて描けるようになった、とのこと。一方で同人誌は全て一人で描くので内省的(自傷的?)になりがちだけれど、それでもコミティアでしか発表できない作品もあるので、またぜひコミティアに出たい、と力強く語ってくれました。

受賞を機にこの素敵な作品が注目されて、泥ノ田犬彦さんのさらなる活躍に期待すると共に、またコミティアへのご参加も楽しみにしていたいと思います。

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