ティアズマガジン32 Push&Review全コメント
このアーカイブは、前回のコミティアで頒布された本に対する、
1.ティアズマガジンPush&Review用に送られたコメント
をすべてデータ入力したものです。書式は、
【本のタイトル/サークル名】
●コメント。
(投稿者の住所・ペンネーム)
となっています。掲載の順序は、サークル名が英字・ひらがな・カタカナ・漢字(コード順)となっていますが、編集の都合上順序が入れ替わっている所があります。あらかじめご了承下さい。
コメントがない葉書・イラスト主体の葉書は記載されていません。また、集計締め切り後に来たハガキも極力載せています。したがって、順位の票数と実際の掲載数が異なっていることがあります。
コミティア実行委員会
ハガキアンケート得票数
7 【アカフダ/卓上噴水】
7 【きろぽすとvol.2/年寄工房舎】
5 【JET STREAM ATTACK/EXPO】
5 【クズまんが2/Plantation】
5 【astrorama/夢貉】
4 【とりまんがこれで終わりだ/Plantation】
4 【光る星/渡辺博光】
4 【教えてあげよう/道楽者に月の冠】
4 【別冊ラディッシュ創廃刊号/別冊ラディッシュを発行する会】
3 【CHASING THE RAINBOW FRANCE/E.M.P.T】
3 【ねおお5号/つばめれーべる】
3 【ギアナ高地エンジェルフォール旅行記/グループ自由業】
3 【ブス/ユニーク学園マンガ部】
3 【君和晏ニ眠リヲリ/何賀屋NEN】
3 【CRESCENT MOON/水溟宮】
3 【COLLAGE2/二次元魔術館】
2 【学園大作戦FILE01.夏の狙撃者Vol.1/WeLFA】
2 【DODONPA7/どどんぱ】
2 【神秘の文鳥本/ななつのこ合唱団】
2 【我虚より現より/コダケ録音】
2 【PRETTY!3/パスカル企画】
2 【どーしちゃったの!?たにがわ君/駒里もちる&森山塔子】
2 【シアワセ行進曲1/山川直人】
2 【フリチン将棋道/少年ブッダバンド】
2 【大人生/人生】
2 【風と欅とかたつむり/道楽者に月の冠】
2 【犬缶/猫館】
2 【管制官の卵2/夢幻飛行】
2 【私という名の赤といる/薔薇とチョップ】
1 【そらそら/20世紀少年読本】
1 【BIRDY/A-BRAND】
1 【Heart's Deliveery/Az】
1 【ひらりんがいっぱい5.5/CLUB HOUSE COMPANY】
1 【ANGELO/COTTON ANGEL】
1 【DREAM INTO THE MACHINE/COTTON FIELD】
1 【CHIARA/COW GIRL'SWORKSHOP】
1 【HOMEWORK/DIAMOND EYE'S&三人だ企画】
1 【CHASING THE RAINBOW ROMEO/E.M.P.T】
1 【小悪魔刑事'95/E.M.P.T】
1 【CHRONZCLES記憶戦争/EMPIRE OF THE CHRONOS】
1 【HIGHLANDER2/F.A】
1 【地天哀歌/Grass Garden】
1 【へろへろ/HONEY STUDIO】
1 【DRAGON MASTER/IN道化師】
1 【POCKET WINE BOOK/KTK】
1 【PPP/LIFE-SYSTEM】
1 【GOODLUCK!2/M.R.S】
1 【making/MECHANISM OF VISION】
1 【KNOW RISK/Plantation】
1 【GARDEN/R&R(ライブアンドローム)】
1 【瞳の中の王国/STUDIO V・A・W】
1 【海の本/TEA-STORM】
1 【UP!/THINK】
1 【同人ボキャブラ天国/Virago】
1 【ノガレスに続く道/YENTL】
1 【Revoir-1961aParis-/ aVa】
1 【行くぞ!みんなで大決戦!3/O沢商店】
1 【P助くん家の猫おたく/あなたも猫が好き】
1 【あまね雑種園/あまね書房】
1 【あわたけCG集その4/あわたけ】
1 【南端/あわたけ】
1 【空の下の夢2/おおえす】
1 【聖域/おひさまレーベル】
1 【SpeedのおまけTALK本/くれすBOOKS】
1 【けだもののように3/ぐんたまカンパニー】
1 【つくりものがたり/つくりもの】
1 【あんず山短大寮事件簿/どりあんしすたーず】
1 【水無月娘/なやみのたね】
1 【エセティアズマガジン/ぱるぱらん】
1 【ジャポニガ学習帳/ひなたぼっこ】
1 【欧州彷徨記/びいどろ亭】
1 【santa wish Happy/ぷぷぺ堂】
1 【何も言わずに抱きしめてくれたら/ほわいとぱらだいす】
1 【ROUGEOEIL宸緋眼の魔女/まさ企画】
1 【おやじ猫/まじかる村】
1 【紅涙館/まろん】
1 【想い出になれない/まんまねえ屋】
1 【プリーズ/アートファクトリィ】
1 【スルメイカ和え焼売炒め/インクボトル】
1 【APPLAUSE/オーダーメイド】
1 【フェアリーでポン!!/オヤヂ紋次郎】
1 【君は僕のやわらかな星/カネハル】
1 【MARIA/サリーガーデンズ】
1 【魔法使いの弟子/スリーカード】
1 【素晴式ロマンツェ/ディーバ】
1 【黄昏の飛翔者/デウスエクスマキナ】
1 【鉛の飛行船'94/ハーベストホーム】
1 【パープルシャワー/パープルシャワー】
1 【GORGON/パープルブルーの水魚】
1 【さみしい手足/フラウ】
1 【風の末裔彩2/ブレークスルー】
1 【てるてるぼーずはキューピット/ペパーMintグリーン】
1 【小さい広島/ユメオルモリ・ニール】
1 【NEUTURAL/ルート】
1 【G/愛知青年画報】
1 【モウヒトツノ遅れたメッセージ/安紀良坐パート2】
1 【母よ、母よ、母よ…/宇都宮斎作品集】
1 【真夏/演習室B】
1 【ZIG-ZAG下/何賀屋NEN】
1 【好戦記下巻/喫呵亭】
1 【100の嘘とデタラメ・2/極楽主義】
1 【100の嘘とデタラメ/極楽主義】
1 【IMITATION PARADAISE DUSH/極東見聞舎】
1 【宵風白刃奇談/極東見聞舎】
1 【対局してもいい頃/駒里もちる&森山塔子】
1 【Cry Max Together/君は僕のもの!】
1 【夢の捕囚/月砂漠】
1 【Paradox holiday Sale vol.8/午後の紅茶】
1 【闘神荒国EINS/御船与市】
1 【白日夢現/工房人】
1 【BOB'S CLUB5/工房萬丈梅】
1 【チャイナホリック/紅屋】
1 【手作りのペンケース/紅茶うさぎ】
1 【Boy's Sick!!/荒武者堂】
1 【国家公務員公立探偵の日常3/国家公務員公立探偵事務所】
1 【シンガポールへ行こう/散歩舎】
1 【自己防衛プログラム/処女漫画入門】
1 【WINGS ON THE WINDS/新世界】
1 【売れたい教新聞/人生】
1 【黒騎士達の伝説/星海企業】
1 【Jutti Jrutti/千鳥画報】
1 【古い雨/脱線文庫】
1 【ラブレター/天野真歩】
1 【A DAY FLY/電気曲馬団】
1 【やあ、こんにちは/渡辺博光】
1 【Clock Work/東京自由自在】
1 【丘のお姫様/道楽者に月の冠】
1 【つれづれ猫日記2/猫おばさん】
1 【たたんたたんvol.3/年寄工房舎】
1 【OPEN SESAME4/播磨屋本舗】
1 【VAMPIRE KILLER/斑鳩】
1 【架空庭園/風のノスタルジア】
1 【ドラゴニュート/北島文子】
1 【君への手紙/満月小唄】
1 【UME3/夢気力】
1 【北のりゆき作品選集転向/遊撃隊と冥土出版】
1 【Strap Shoes/雷おこし】
1 【医学生の夜/理数館】
1 【砂漠-サハラ-2/旅は道づれ】
1 【MARS/陵王国】
1 【西遊記・五/歴史群像】
1 【STAND BY ME3/錬金術】
1 【さえずり/薔薇とチョップ】
1 【天上の約束/薔薇とチョップ】
P&R葉書全感想紹介
【BIRDY/A-BRAND】
●完成度の高いミュージカル仕立てのファンタジー作品。私のような擦れた人間には、予定調和的すぎるきらいはあるけれど、146ページという量の至る所から発散されている優しさは、やはり心地よいものでした。"コノ優シサ ハ ズイブン前ニ ドコカデ 経験シタコトガ アル ゾ"と、私の中でなにかが囁く。
そうだ! 書泉グランデの地下で何気なく手にしたふくやまジックヴックの"こゆびひめ"読んだ時感じた気持ちと同質のものだ。
残念ながら、作者の事は良く知らないが文川篤史さんは女性なのではないだろうか? そう思わせる母性的優しさ(自然や生き物に対する慈しみ)が、この作品にはあふれています。(東京都・遊び人(level30))
【Heart's Deliveery/Az】
●ミョーーーーーーーーーーに女の子少女マンガで、…いいです。セミプロに近いところにいる方のようで、読ませ方について悩んだり…のトークとかあったりで、今後もっと上手くなって、もっといつぱい読ませていただきたいお2人さまです。(東京都・若松和希子)
【ひらりんがいっぱい5.5/CLUB HOUSE COMPANY】
●ひらりんって、秘に描くのムズかしいんだぞおお~。水口さん「ひらりん」楽しみにしてるよ~ん(埼玉県・未由希ちゃんのママ)
【ANGELO/COTTON ANGEL】
●「天使」という生物(・・・と行ってしまって良いのだろうか?)の有り方を小説・漫画・イラストを通して描写している本です。私が「天使」好きだからなおの事この本には引かれてしまうのですが、ファンタジー小説・漫画としても一見の価値あり! だと思います。次回作も期待しています。(栃木県・葵翠羽)
【DREAM INTO THE MACHINE/COTTON FIELD】
●COMITIAに出展される物は、同人誌や、グッズだけではないのだ!! 同人音楽テープ コンピューター等で作った曲をテープにおさめてある物です。原稿描く時のBGMにピッタリです。(神奈川県・赤坂素人)
【HOME WORK/DIAMOND EYE'S & 三人だ企画】
●初めて買わせていただきました。バッチリハマリましたね。これからもがんばって下さい。(静岡県・水口美保)
【KASAR2,3/DRUG STORE】
●KASARを初めて読んで。作者の人とは顔馴じみでありつつも天野邪鬼な性格が災いして流行っているにも関わらず敢えて手をつけないでいたのでした。…結局周りにさとされて読んでみようということになりましたが…
ひゃー。こりゃ騒がれるワケだよ。一通りクリアしてるし。読者に一切の気苦労をかけさせずに読ませる力はメジャーになる為の必須条件な気もしますが、バッチシ。
(その他あれこれあるけど今更なので割愛~)
「見物料」を取りたいなら、これ位は描いてくれなきゃとか何かに怒られたような気がしました。自分の本は、せいぜい「カンパ」しかとれません。いえ頂けません。えーいガンバロ~~~(東京都・直やん)
【CHASING THE RAINBOW FRANCE/E.M.P.T】
●あの、"フランセ"がさらにグレードアップして帰って来た!! と、言えばきこえが良いが、作者の(T)さんが"SUPER FRANCE"(新刊)を出してくれるのを期待していた私はちょっと悲しかった。が、フランはかわいいので許してしまおう。この本は以前(T)さんが出した本に加筆訂正をされたもので、前の本より少し話をわかりやすく描いてらっしゃるようです。フランとトニオそして今回(前回は私はレギュラーとして認めていなかった)から仲間に加わったサライの3人の行く末は・・・。毎回、ドキドキ、ワクワクしながら読んでいます。これからもがんばって描いてほしいです。(東京都・相本弥美)
●再録本だけど、追加の部分が面白いから一票。はやく、続きを書いてくださいね。フランも、サライ君という子分が増えて(一人目はトニオ)、ますますにぎやか。(東京都・たからしゆたか)
●半分再録本ですが、残り半分で少し新展開があったのと、フランセがあまりにも愉快なので紹介してしまいます。パワー全開、もう誰にも止められない!! という彼女でした。本当に、お笑いもシリアスも、こんなに気合いの入るシリーズはなかなかないと思います。"TONIO"の発行が楽しみです。この3人はどこへ行くんでしょう。(埼玉県・小田丸実)
【CHASING THE RAINBOW ROMEO/E.M.P.T】
●このシリーズには以前から興味があったので、今回のサークルカットの"再販のお知らせ"を見て、「こりゃいいタイミングだ」と、本を開いたら。…なあんてこったい! もっと早く読んでいればよかったあああ!! こんなに面白かったとは。
"Frace""France2"も抜群に面白くて、どれに票を入れるかとても迷いましたが、成長した今でも(そしておそらく一生)トニオの指標である、ココロやさしきお兄さんに敬意を表して、この"Romio"を選びました。(神奈川県・末吉薫)
【小悪魔刑事'95/E.M.P.T】
●小悪魔刑事'95、おもしろかったのでPush&Reviewにハガキを送りました。毎回、コミティアのたびに"EDSAC"というコピー本をKOGAさんと(T)さんは描かれています。
お二人の個人誌も、それはそれはすばらしいものですが、毎回、このコピー本も楽しみの一つにさせていただいてます。内容としては、個人誌の"売り込み"や最近読まれた本の紹介や、4コママンガやパロディ、ギャグなど涙あり、笑いありの感動(?)の
一冊です。個人誌を買われている方! "EDSAC"も買ってあげて下さい。(東京都・相本弥美)
【CHRONZCLES 記憶戦争/EMPIRE OF THE CHRONOS】
●何故、私が一般参加という地獄を承知で、コミケットに参加し続けるかといえば、「創作(少年)」のサークルの多くが、他の即売会にあまり参加しないから、というのが大きな理由の1つである。その中でも、この熊谷 直キさんは、ずっと追いかけてきた人のひとりなので、昨年は彼の個人誌が2冊も拝読でいた事で、また特別の1年となった『-記憶戦争』は、彼の比較的眺めの作品を中心に収められた再録短編集で、あまりにも多くのサークルの本に発表されてきた、彼の魅力的な作品世界を一望できるという訳だ。彼の作品の多くに共通しているモチーフは、人の<想い>に閉ざされ歪められた「永劫回帰」-あ、少し違うか(笑)。その辺をキチンと理解したい向きには、もう一つの個人誌、『CHRONICLES 時間帝国』を参照していただきたい。こちらには'90年前後に、ひとつの完成型に達したかに見えた熊谷さんが、その後、そこに留まるのを拒否すべく描き続けたかの如き掌品群が再録されている。彼の近作において、特に貴重なモチーフである「時間帝国」と「夢」を理解するには必読の書であろう。
-要するに2冊共、読んでいただきたいのである。そうして熊谷さんの作品に魅き込まれた方は、今度は私に、彼の作品の載っている新刊を教えて欲しい(笑)。誠にコミティアという場で、手軽に熊谷さんの本を手にすることの出来た人は幸運であると思う。(千葉県・佐藤和夫)
【JET STREAM ATTACK/EXPO】
●目玉もとびでるおもしろさ。中森さんサイコーっス。次回が楽しみ。(東京都・絹月光)
●はじめからおわりまでよかった…というわけではないけれど…
下ネタだ、下ネタだと思いつつも笑ってしまったのは事実!(埼玉県・世哉雅英)
●バレンタイン前なので、チョコを差し上げたら、何と、タダでいただいてしまった!!
「心意気ですから」とおっしゃられていましたが、いただいた御本は、渡したチョコの何万倍も価値のあるおもしろさでした。あいかわらずのパワーに圧倒されっぱなしです。(埼玉県・波垣伊織)
●前回と比べてちょこっとパワーダウンが感じられたけれど、それでもEXPOはEXPOだったそれにしても中森さんが描くまんがは、いつもどこからどこまでが本当の話なんだろうか・・・ナゾである。(千葉県・イタリアーナ冬生)
●毎度毎度になりますが面白いものは面白いと思うので。ま、面白いという言葉も不適当かもしれませんけど。
刺激になる、という部分ですか。EXPOの作品の最大の魅力は。じゃ、刺激を受けたお前は何か新しい事でも始めたのかって問われても、出来の良くない小中学生みたいに「今考え中です。」としか答えられないんですが。僕は。
誤解されるのを覚悟で言うとすれば、冷淡な部分があるような気がするんですよ。読み手にとっては。ついて来られないんだったら勝手にすればいい。そんな感触。商業努力のカケラも無い。EXPOのチラシ『駅スポ』にも「コンセプトはいつもの如く『なんでもアリ』」と謳ってあって、確かに何でもアリなんだけど、媚が無い。
一連のEXPOの本を読んで「乾いている。」 そう評した知人がいましたが、冷淡という言葉よりもこっちの方が相応しいのかもしれません。乾くためには熱が必要ですから。(東京都・植田成記)
【HIGHLANDER2/F.A】
●とにかく! さーくる名通りのエネルギッシュな作品。表紙の女のコのロリ&Hっぽさで"オカズ本か?"と思い手にとると、硬質なファンタジー世界が広がっている…この落差がたまらない!
ページをめくっていくとペンタッチは多少粗いながらも、構図のとり方とデザインセンスの良さが目にとまる。元ネタはピーターパンなのだろうが、たんなるスプリングボードでしかなく、多くの魅力的な設定とアイデアをぶち込んで語られていくストーリーは、完全に天風密成氏のオリジナルだ。
こういう素材(作家)に出会えるから同人誌(自主制作漫画誌)はやめられない。作者本人はプロを目指しているとの事。この新鮮な素材が、どう調理(上達、洗練)されて極上の料理(プロ作家)になるか、今から楽しみだ。(東京都・遊び人(level30))
【地天哀歌/Grass Garden】
●何時もの星月夜シリーズでは、鎌倉北条氏の話が中心なのですが。今回は、そのシリーズとは違う源氏のお話。主人公は、源義朝の長子であり、頼朝の兄である源義平こと悪源太。その彼と奥方のラブストーリー。毎回、名越さんのマンガというのは、歴史という大きなものを扱いつつもテンポ良く話が進んでいるなぁと感じます。だから、歴史ものといっても読みやすいのです。源氏の血というものに、しばられていた義平。何もいわない彼だけど理解していた奥方。言葉がなくたって結ばれていた2人。ラストでの、義平の首を抱いている姿には、女の強さ。時代の波の大きさというのが有るんだなぁという感じです。(東京都・鷹司りづ)
【へろへろ/HONEY STUDIO】
●いやあ、とにかく面白い。この単純な線での動きと、ぼやあ~っとした雰囲気が妙に気に入っています
ちょっと疲れた時にはおススメ!! (神奈川県・楠生霞)
【DRAGON MASTER/IN道化師】
●あまりにも「あるある!」ストーリーをまとめてキャラが生き生きとしていて3拍子どころか4、5、6、7・・・・ええい全部持ってけ! と叫びたくなるお手本のような面白い本です。長編が2作目(?)だそうですがこれからもっといい作品がでることまちがいなし!上下左右どこから見てもきっちりしてるのですがストーリー重視でトーンも少なくというのに華やかな雰囲気があるのはうなります。これからももっと作品を描いてさらに多くの人をうならせて下 さい。(神奈川県・伊藤誠)
【POCKET WINE BOOK/KTK】
●濃いです。WINEは全然くわしくないのですごく参考になる。丁寧な本の作り方してるし、ぜひ一家に一冊という本です。
創作とははずれるけど、おすすめです(WINEが好きならね!!) (東京都・森山元嗣)
【PPP/LIFE-SYSTEM】
●てんさいは、忘れた頃にやって来る。憶えていても、来る時は来る。
私のごとき凡人には、彼らの才能をうらやむ事は出来ても、その苦脳…もとい、苦悩を理解することはかなわない。
勝手に悩めよ。
下界に降りてくるなら、私もつきあってあげるから。(神奈川県・立方みすと)
【GOOD LUCK!2/M.R.S】
●カワイイ顔して、結構積極的、でもちょっといぢわるかもしれない塔谷君に、いささか振り回されている感もある少し鈍感な、元気一杯熱血少年戸ノ塚君。今回この新刊では、少ーし関係が進んだ様な、そうでない様な…。戸ノ塚君の思考回路は、ソチラ方面にはまったく繋がってない様で、塔谷君の想いはいまだ届いておりません。毎回が短い読み切りになっているので、次号が待ち遠しいシリーズです。でも、なかなか進展しないこのふたりに、ヤキモキしながら、次回のCOMITIAを待つのも楽しいかも(栃木県・吉田あゆみ)
【making/MECHANISM OF VISION】
●思いがけなくみつかった秀作です。ティアズマガジンで紹介してもっと多くの人に読んでほしい。詩的で奇妙な感触がなんともたまらない。堀だしものですね。わたしはやはり表題作の「making」がよかったです。これでチェックするサークルがひとつ増えました。(不明・あちゃらこちゃら)
【とりまんが これで終わりだ/Plantation】
●"とりまんが―"は、九官鳥本でした。おおのさとしさんがかっていた鳥のレポートまんがかなと私は思ってたのですが、おもしろかった。鳥を擬人化させて鳥のくろちゃんがおじょー様というとってもおもしろい本でした。
自分が飼っている様な錯覚もあじわえますよ、おーげさかなあ?
おおのさんの"クズまんが1、2"もお進めですよ。(群馬県・柊)
●「とりまんが」のヒロインくろちゃんのお姿を見れるのがこの本で最後になってしまったのが非常に寂しい限りです。今までくろちゃんことお嬢様の愛らしい奇妙な行動に笑いと感動を抱いた読者の方は多いと思います。日常の中の安らぎを求めたい時にこの「とりまんが」を読むと最高だと思う。とてもおかしくて妙に元気がでてくる。作者であり飼主のおおのさんと御友人のみのおさんの飼鳥に対する愛情が伝わってきます。
何だか鳥を飼いたくなってしまう、そんな気持ちにさせてくれる本です。
願わくばくろちゃんの魂に平安を-らぶりーくろちゃんフォーエバー(東京都・頻田桂)
【クズまんが2/Plantation】
●いやあ、もう、何てったって キッチンホラーで腹痛おこすほど笑いました
「クズまんが」の有名な「ぱあん」ですが、あれ、昔私もやってました。あれって楽でいいんですよ。共感しました(笑) あつかってるモノがちょっとすごかったけど 私の場合 (埼玉県・シマさんと7匹の猫)
●オオノさん ホレました。結婚して下さい。(静岡県・美少年)
●クズまんがにくらべ「2」はさらに楽しんで描いているらしい。だから、自然とテンポも、絵も、流れもいいほうに向かっていく。
問題があるとすればマトモなのが書けなくなるかもしれない点だが、まあ平気だろ。(埼玉県・Gori)
●超ーっ笑った!! もう私、かき氷と串あげは点検しないと食べられない(東京都・北島智香)
【GARDEN/R&R(ライブアンドローム)】
●R&Rのナカガワタマキチさんの描く男の子がスゴくカッコイイ。スマートで、オシャレで、作者の強烈な個性でつくられているから、絵のうまさとあわさって、印象に強く残る。
どうして、こんなにシャープでキレイなものがつくれるんだろう。私は、いいものを見つけたな、と思いました。同時に、ナカガワさん自身にも魅力を感じます。フリートークのページが楽しい。
作品は、全体として、光沢があって、つかみどころがなくて、冷たくて、それでも、その魅力が見る人の目を引きつけてはなさない、というような感じです。これは、私の理想です。同じようなタイプの漫画をかいている私としては、是非ご教授願いたい。
最後に、ナカガワさん、これからも魅力溢れる作品を期待してます。頑張ってください。(東京都・ミキ)
【瞳の中の王国/STUDIO V・A・W】
●作者のみどる☆ぽいんと氏はこの本を称して「メカニカル少女マンガ」などと言っているが、まさにその通りだと思う。まず表紙のミスマッチがすごい。ごついロボット兵器と、ロリ系の・・・いや失礼、本当に幼い女の子の組み合わせ。これだけなら、「メカと美少女、10年前の同人誌にあったような感じ」といえるかも知れない。でも内容を見れば、決してそんなありきたりなものではなく、真の意味で良質の少女マンガなんだなあということがわかる。戦いで死ぬかも知れないということよりも、自分が実験台ににされているということよりも、ある男の子のまなざしの方が大事だと思えてしまう、という発想。それを「瞳のなかの王国」というタイトルと考え合わせた時、ちょっと感動した。
それからもうひとつ。ロボットが攻撃されて落ちていくシーンを「白い闇の中で、自由にはばたいていた翼は折られてただ堕ちていく。行きばのない瞳はどこへ行けばいいの。向をうつしだすの・・・」などと描写するセンスはすごい!ちくしょーぼくは小説書きなのに、マンガ屋の文章に負けてしあむとは! きーっくやしいっ。(東京都・ペンネームC)
【海の本/TEA-STORM】
●待って、待って、やっと出た「海の本」。でも、今は2月ですよ? 「寒中水泳ということにしときましょう」 でも、本の中は常夏です。それぞれの漫画が個性的で、なおかつクオリティが高い。表紙を開けたらとび出してくるアリスちゃんもぷりちーです。(茨城県・甲斐路梓)
【UP!/THINK】
●これはおすすめです。本当に。サイズが小さい本なのですが、中身はちょっと重い感じでした。精神的にタイトなトークのあとで、なんだかかわいらしい本文がはじまるんです。その文がまた2人の呼吸の一瞬すら、とじこめたみたいな永遠性を秘めているんです。ラストは、えっ! ずるい、ここで終わり!? みたいに引いていってしまうのですが、それもまた、つづきを自分に任されたような、ドキドキな楽しさを、生んでくれちゃいます。おさいふにも入ってしまうこのちっちゃい本。ぜひぜひ、みんな、読んで下さいっ! (和歌山県・しょうこ)
【学園大作戦FILE01. 夏の狙撃者Vol.1/WeLFA】
●実は、前回のコミティアで無料配布のパイロット版を読んだときから気になってました。何がすごいかって、やはり世界設定でしょう。どのくらいキているかというと、二つのイデオロギーの違う高校生による巨大勢力が命懸けの謀略戦を繰り広げている府中市に、片方の勢力が相手の生徒会長を暗殺するためにコロンビアの麻薬組織からヒットマンを送り込む、っていう世界です。裏で世界を操る高校生たち、彼らにとって政治家は駒であり国家は玩具に過ぎない。そのアイディアというか、そこまでの世界観を構築された義忠さんにはただただ脱帽するばかりです。高校内部に情報局はある、SWATはいる、攻撃ヘリの部隊はある、挙句に生徒会長は完全防弾仕様のセルシオ送迎でSP付きと、常識を嘲笑うような痛快さがそこにはあります。そしてその設定の"無茶さ"を感じさせない(忘れさせる)淡々と続く乾いた文体。"そんな無茶な"と思いつつもついつい読み進まずにいられないスピード感。膨大な資料とそれに裏付けられた確固たる世界観がなければここまでリアルな物語を構築することは不可能でしょう。恐ろしく現実的な虚構。これは理屈抜きに楽しめる冒険小説だと思います。後はここまで大きくしてしまった物語をどう収束させるのか、次巻以降も期待ですね。(群馬県・硝子玲)
●私なんかが紹介しなくったって売れまくるはずの本です。絶対おもしろいからです。特に巨大学園もの系ヤングアダルト小説読者に大おすすめ。舞台は一応現代、現役高校生の二大組組織が正義でもなく悪でもなく(てわけでもないのか?)対立して戦争状態にあるという、要するに冒険小説の世界を学園モノにもってきているような具合なんですが、漫画並にふざけた世界設定を大真面目に、それもリアルに描きだすためのディテールの処理が精密なまでになされていてすごい。加えて、出てくるキャラクターが皆個性を持ってて生き生きしているのです。硬く、あるいは冷たく、あるいは明るく、あるいは伸びやかにとそれぞれに「らしい」キャラクター達がもー飛び回る飛び回る。
卓越した技術と、物語に対する溢れるほどの情熱とを、二つながらに合わせ持ってるって一体どーゆーこと?というわけで、まだ未完だけど、この作者さんなら最後まで魅せてくれるはずだと確信してしまってます。唯一この本の中で良くないところがあるとすれば、あとがきで、いつか人が本気で感動してたのを「多分に社交辞令かも知れない」などとお書きになっている部分。勘弁して下さいよ、本気で面白いんだから! (千葉県・岩倉遼子)
【ノガレスに続く道/YENTL】
●この本は見本誌読書会で見つけました。(神奈川県・末吉薫)
【瑠璃/?】
●「瑠璃」を出された藤本恭子さーん! 頂いたペーパーにサークル名が入ってなくて判んないんですう!! すごくきれいでうっとりしたからプッシュしようとしたのに困りますう!!(神奈川県・佐藤絵里)
【Revoir-1961 a Paris-/CaVa】
●マンガにおいて正確に描かれる事の少ないヴァイオリン族の楽器を、その演奏フォームに至るまで丁寧に描写したこだわりの一冊。自己回復というささやかな救いさえ打ち消されてしまう程切ない物語ですが、ぜいたくを言えば、もう少しゆるやかに、P数も増やして描いて欲しかった。CaVaというサークル名が読めなかったがために手に入れるのに5ヶ月待ってしまったこの本、価値ある一冊です。クラッシックを聴く人にも聴かない人にも読んで欲しいな。(千葉県・篠崎夏樹)
【行くぞ!みんなで大決戦!3/O沢商店】
●廃刊になった、アニパロコミックスで書いていらした方達で出した本。さすがに皆様うまいし、それぞれ個性的で、バラエティに富んでいて、楽しい。対談もおもしろかった(埼玉県・清水悦子)
【P助くん家の猫おたく/あなたも猫が好き】
●「あなたも猫が好き」の本はいっつもGood! かわいいし、お手ごろな値段だし、いいですよ~~(神奈川県・斉藤美保)
【あまね雑種園/あまね書房】
●ちょぴりシニカルにとぼけている、河秋強さんのショートショート7編。つい顔がニヤけてしまった。特に、ワープロの機能をフル活用した(?)作品『死んだらどうなる?!』は、「小説」という一言では片付けられないタイポグラフィの世界。私はこういう作品を待っていた!!
とにかく、とぼけ方のセンスがいい。活字嫌いな方にもぜひおすすめ。目からウロコが落ちる…かもしれない。(埼玉県・小田丸実)
【あわたけCG集その4/あわたけ】
●JPEG画像が10枚。主にファンタジーSF系の絵です。淡い色使いで非常に落ち着いた絵に仕上がっています。皆様のCRTにいかがでしょうか?(千葉県・m)
【空の下の夢 2/おおえす】
●今回は「おおえす」さんは委託されていたようでしたが、みっけられてよかったです。「空の下の夢」はこれで終わりということなので残念。もう少しエアとティオを見た かったです。のんびりした世界ですがせつなかったりして、ドラマチックで好きです。「続編ものをおわらせていかなくちゃ」と書いてあったので次が楽しみですけど、ちょっと心配です。(神奈川県・きなえ)
【聖域/おひさまレーベル】
●もうずっとずっと長網さんのファンなのですが、いつもいつもステキな本です!何だか言葉で言い表せない感動がいつもあります。今回は会場でお言葉がかわせて「やったー!」と思ってしまった私です。何てことはない年賀状のお礼ですが。いつもていねいな作品づくりをされていて、セリフ1つとってもセンスの光るお話です。ボキャブラリーぎりぎり、私も見習って素敵なお話が書きたいです。これからも応援しよう。頑張って下さい! (神奈川県・市川薫)
【SpeedのおまけTALK本/くれすBOOKS】
●僕は、保守的な大人と同じで、自分の命をかけてまで何かを夢中になる事、なってる人について疑問詞をつけて見ていました。
でも、そうでなく夢中になれる何かってやつは、その人によってちがって、命をかけてもいいくらいのものだってある。(あいかわらず僕は、命はかけられないが)
夢中になるエネルギーをもってるのが大事なんだって、あたりまえの事を考え直すきっかけを、この本のおまけ本のTALKで、あたえられました。(東京都・来生愛四段)
【けだもののように3/ぐんたまカンパニー】
●1巻を友人に見せてもらってそのしなやかな描写に心ひかれ自分の分も1巻を買ってきてもらって半年。
現在3巻目にしてオフからコピーになって、内容的にも息切れしてらっしゃるように見受けられるのであわてて1票入れさせてもらいます。
この作者の方の最大の魅力は、上記のとおり絵です。1巻に1回は性交シーンがあるのですが、肌の肌理もわかりそうな匂いのある絵で非常に私は好きなのです。お話はまだまだ謎が多いので書きませんが、3巻。今出ている巻までは中学生の主人公が、不思議なまでに奔放な転校生より子に心ひかれていく様子が、田舎の風景や大気ごと描かれています。
はたして「けだもの」とは誰を指すのか、又は何を指すのか。まだ間に合うから、読もう。(大阪府・大岡田徹)
【ねおお5号/つばめれーべる】
●この本の印象を一言で表すと「普通じゃない!」です。本のサイズも普通じゃなければ、中に入っている作品も普通じゃない。スゴイとか変わっているとか、そんな普通の言葉じゃ表現しきれません。
私はこの本を2度読みました。一度目はぱらぱら見ながら気がむいた作品から読んでいき、二度目は前から順番に。そして気がつきました。この本は、順序よく読むように作られている…と。最初はゆるやかに、だんだん迫力を増していき、最後はきりっとひきしめ、余韻を残す。そんなつばめさんの編集能力も普通じゃありません。
「ねおおは5号でおわり」なんて言わないで、何冊でも作ってくださいね。そういえば、「ねおお」というタイトルも普通じゃないですよね。(神奈川県・月恵野みいや)
●私も参加しとけばよかった!! ムリしてでも、一人だけ下手っぴでも
この企画、はじめから知ってたのに、自分の本とかあるからってあきらめたのこと、後悔している。想像以上にスバラシイ出来!!
又、企画してくれないかな? つばめさん。武田氏と、つばめさんと、けいこちゃんのが良かった。(神奈川県・ねここ)
●ねおおを持っていったら、友人に「お絵描き帳持ってるの?」と言われました。扉の女の子がとてもかわいい。B4版横開きの大きな同人誌で人目を引きます。14人の個性的なクリエイターが又興味深く、それぞれの世界が光っています。参加者全員テーマカットはさらに作者そのものが出ているようでおもしろかったです。この本を作った一見、サラリーマン風のまじめそうな(真面目なのでしょうが・・・・・)つばめさんの気持ちの中にどれだけのエネルギーがひしめいているのか、私はとっても興味があり、素敵な人だなっと、思ってしまうのです。(東京都・池沢妙子)
【DODONPA7/どどんぱ】
●時 すばるさん。最近めっきり「すけべ」ですね。でも好きです(何が?)(東京都・浅茅原和幸)
●祝!! リック君再登場!! 「リック」って名前だったんですね!! リック君ファンの私としてはうれしい~~っ!! だって色紙かざってあるんだもん!! (時さん。ありがとうございます・・・)しかし、これでますますサタン君の影がうすくなっていきますね・・・このシリーズ中に、彼(サタン君)の出番はあるのでせうか・・? (東京都・仙波菜莉子)
【あんず山短大寮事件簿/どりあんしすたーず】
●オモシロイのだ。理屈抜きに楽しめるのだ。感動したり、考えさせられたり、不思議な気分にさせられたり…それはそれでもちろんいいことなのだけど、こういった手放しで楽しめる作品、ケラケラと笑いながら読める作品に出会えると、なんだかとてもうれしくなってしまう。
短大女子寮を舞台にお元気少女とその仲間、そして妖しげな坊さんがからんで、突っ走るストーリー。ストーリーの中身がどうのこうのとは言わない。ただ一言、読め!そして笑え!! (埼玉県・角川正恭)
【水無月娘/なやみのたね】
●ふっ…惚れたぜ… しかし水無月娘=JUNE・GIRLとはまいっちまったぜ… でも俺はどっちもOKだぜ!! (埼玉県・驢馬)
【エセティアズマガジン/ぱるぱらん】
●「ティアズマガジン」のニセモノで、「ティアズマガジン」表紙祝いに友人が作ってくれた本です。「創作」というのも違うし、身内受けとも言えるのかも知れませんが、「身内受け」というのもそれなりに発行部数の少ない同人誌の醍醐味かなという気がします。この本のように、見知らぬ読者を拒んでいない作りであるならなおさらに。
また同人誌が即売会という場所で主に売買される以上、その即売会にあわせたタイムリーなお遊びというのも同人誌の楽しみの一つだと思います。そんなコリクツはともかくとして、今回のコミティアで私にとって一番嬉しかった本だし、このほんの読者の中で一番楽しんだのも私だと思います。ありがとう。(千葉県・山名沢湖)
【欧州彷徨記/びいどろ亭】
●私は夏コミのコピー本しか購入しなかったのですが、何というか、旅好きの私としては、このミョーなノリの欧州マップ+旅行記が便利かつ楽しくて。海外に多少あこがれてしまうのでありました。(東京都・若松和希子)
【santa wish Happy/ぷぷぺ堂】
●同人誌とのつき合いも今年で6年目ですがこの本で3冊目です。何がというと、自分の体質にあった本がです(笑)何百何万という本の中からこの本にめぐり合えた幸せをかみしめながら、たぶんそんなに多くはないだろうけど、私と同じ幸せを味わえる人達がいることを信じてみたいと思います。真夏にクリスマスソングを聞きながら車を走らせる、あの海岸線の風の気持ちよさを伝えてくれるのが『Santa wish Happy』です。(茨城県・佐藤浩)
【何も言わずに抱きしめてくれたら/ほわいとぱらだいす】
●女性なら誰でも一度は、男性でも一部の人なら、空想したことがあるはずの甘々な恋愛。ロマンチストな彼女と現実主義者の彼は、正反対な考え方なのに、自然とうまくいってます。この2人は嫉妬よりむしろ、応援してあげたくなるカップルなので、少しの幸せには浸れることと思います。
ただ4コマで6本とは、少しもの足りなさを感じますが、次回のタイトルがもう決まっているようなので、楽しみな限りです。
蛇足ですがこの彼女、前作で筆者の聖乃さんは否定していましたが、かなりご自身に近い存在だと思われます(?)(栃木県・丹野雅之)
【ROUGEOEIL宸緋眼の魔女/まさ企画】
●久遠先生! 相変わらずカッコ良すぎる!!! オリンピアもーっ(千葉県・谷崎荒一郎)
【おやじ猫/まじかる村】
●猫(キジ猫、12才のメス)と同居する私としてはこの本を推薦せざるを得ない! 製本の良さ、写真からあふれる作者の愛情、太郎の可愛さ、そして本篇最後の「親父 いつでも帰って来いよ 待っているからね 家族一同」の一文。何回読んでもグッとくるものがあるぜ! (東京都・西田好伸)
【紅涙館/まろん】
●「ここは『紅涙館』。歓喜の紅い涙となるか、苦痛の血の涙となるか。すべてはお前達の心根しだい…」 こうして少年らは大人になって行く。
深山奥に集められた少年達は男娼に育てられていく。皇(ウォン)もその中にいた。殺し屋"皇"の少年時代のストーリーです。まだシリーズ1弾目ですが、がんばっている1冊です。(東京都・どおる)
【想い出になれない/まんまねえ屋】
●この本を読み終わって、とてもせつない気持ちになった。読んでて、自分がこの男だったらこういう発言ができるかなとか、この女の子は自分がしている事に対する罪悪感でつらいだろうなと感情移入するくらい、良かったです!! 人を好きになる気持ちって、自分でもよく分からないところがあるし、ただ単にあこがれの気持ちを、勘違いしてたということもあると思う。この本を読んでいろいろと考えさせられました。自分はこの本がとっても、とっても好きです!! (千葉県・宮野栄貴)
【プリーズ/アートファクトリィ】
●ずっと心まちにしていて来たいがおお~きくなっていたのを裏切らない一冊です。あ~しあわせ でも、でも…とってもとってもせつなくて読んだあと何もしたくないって思っちゃいました。これから読まれる方はご用心を なんて、ね。ちゃんちゃん。(東京都・Aoi)
【フェアリーでポン!!/オヤヂ紋次郎】
●あーもう本当は誰にもおしえないで私だけのヒミツにしておこうと思っていたんですがー、今日読み返してもうあまりのレベルの高さにクラクラしてしまったので出してしまいました。すごいんです! レベルが!! 絵もストーリー(?)も!!! どうすごいかは読んで下さいとしか言えないけど!(群馬県・霞目翔)
【君は僕のやわらかな星/カネハル】
●猫と人の生活が視点を変えるとこんなにおもしろい作品に、生まれ変われるんですね。かずかずの短いストーリーの中に猫があふれていて、猫に対する愛があふれています。でも、あふれる愛は、人間からの一方的な押し付けでは無く猫の人格(猫格かな? あは)を尊重しているちょっと理想的な関係です。絵の方もどうして、こんなに、余白もさりげなくすっと引かれた線も美しいのでしょう。さすが、プロの、(『ぶ~け』その他でお描きになられてます。)なせる技なのでしょうか? かなわぬ思いだけれど、いつか私も漫画虎の穴にでも篭もって、磨きたい技のかずかずを、しっかりとおしゃれな、この本で、楽しませていただきました。一読の価値のあり過ぎる一冊です。(東京都・野島ひろみ)
【ギアナ高地エンジェルフォール旅行記/グループ自由業】
●謎だ。なぜ行ったのだ。ギアナ高地なんていうほとんど無謀ともいえるあんな大秘境へ。普通は行かない。だいたい命知らずにもほどがある。恐怖心とか不安というものが無いのか? 絶対普通じゃない。しかも彼女は笑っているのだ。うれしそうにギアナの魔界からこちらに向けて手を振っているのだ。愕然ものである。何というか煩悩や恐れを越えた者だけがたどり着ける安らかな場所をとうにこの作者は知っている。私がどんなにあがいたって決して追いつくことの出来ない力をエンジェル・フォールの水量のごとくなみなみとその心にたたえ、未開のインディオたちとずっと昔から友達だったように時空を越え次元を越えて、戯れ遊んでいる。ギアナを愛する作者を通してあの場所は、雲の上のナントカではなくなった。(少なくとも私にとって) 普段見慣れた日常と同列に、異界の世界も又当り前のようにそこに存在している。気付いていてもそれをなかなか実感する事はできなかったが、この本から何らかのヒントをもらった気がして、ちょっとうれしい。そして、夢に忙しい日々や時間をこの作者のように私も過ごしてみたくなった。(埼玉県・三頭火)
●とにかく「すごい」の一語につきます。想像を絶するとはこのことでしょう。今回はサークル展示で、実写版の写真をたくさん見せていただきました。展示を見てから本を読みかえすと、ますますこの旅行のスケールの大きさがわかってきて、CATさんの行動力に感動しました。この後、アマゾンまで行らしたそうで、ますますすごいと思いますアマゾン旅行記が楽しみです。(埼玉県・清水悦子)
●楽しい! こんな旅行記があるなんて・・・こんな旅をしている人がいたなんて。強烈なまでのインパクトでギアナ高地を語るこの本は全ページ3色刷りという他に類をみない仕上がりになっていて、驚かされます・・・。また、旅先でのエピソードを立派に作品化し、4コマギャグとしてより娯楽性を高め、しっかりオチもつけてしまったというあたりには、まさに単なる旅行記本としての域を超えていると言ってもいいでしょう。
とにかく、子供から大人まで即売会やマンガを知らない人にまで自信をもって進められるこうしたものにはめったにお目にかかれません。一般客の増員を計ろうとしているコミティアにとってもこのほんの存在は貴重なのではないでしょうか・・!? (埼玉県・川村恵子)
【われ虚より現より/コダケ録音】
●いままでのコダケさんのCDにしては重い音が少なく聞きやすかった。あとはじめとおわりにコダケさんの歌が入っていてよかった。(京都府・溝口健次)
【我虚より現より/コダケ録音】
●若さとは必ずしも美しいものではない。時として先人の過去の醜さや激しさを映し、いらだたせる。そして悲しいほど柔弱で、潔癖で、残酷である。春の花の装丁に作曲家は問う。君の望みは何なのかと。(山口県・原田みどり)
【瞳の彼方/サークル名不明】
●この本は今手元にありません。見本誌のシンプルながらきれいな絵にひかれてぱらぱらめくって気に入ってすぐそのスペースに行きましたが、本はとうにありませんでした。あわただしく見本誌を見ただけなのですが、描かれてある絵とそこにただよう空気がとてもここちよかったので一票を投じました。次回は必ず手に入れたい本です。(ひさしぶりに欲しい!! と強く思わせてくれた本でした。)(埼玉県・紫月巡禮)
【MARIA/サリーガーデンズ】
●就寝前。紺野さんの『MARIA』を手に取り、ぱらぱらと頁を繰る。指の中を通りすぎていくその中に一瞬、印象的な少女の瞳が私を見返す。慌ててもう一度、こんどはゆっくりと頁を探すが、もうその少女の姿は見出せない。印刷された頁の、どこにもその少女はいない。
---これが紺野さんの<魔法>。本を閉じ、灯りを消し褥に入り、ふと考える。"あの少女はどこへ去ったのだろう?"(神奈川県・佐藤和夫)
【素晴式ロマンツェ/ディーバ】
●ごめんなさい、臆面もなく自分トコの発行物に票入れたりして・・。前回コミティア30にてスタートしたばかりのサークルなので、とりあえず、名刺にかえての無料配布本です。無料という事には甘えず、無差別に配ってしまうからこそ、良いものを作りたい! と思って作りました。オリジナルJUNEの小説が2本入ってて「ヤル気」のつまった名刺だ! と言っておきましょう。(京都府・すはら七生)
【鉛の飛行船'94/ハーベスト ホーム】
●6人の作家さんが、それぞれ頑張って作り上げてようやく出来上がった本、そんな感じがした、年1回発行している本です。それぞれ、個性が出ていた作品ばかりでしたが、今回は「西遊真栓3」が特におもしろかったです。キャラクターの表情の良さもいいけど、やっぱり戦いの場面が私は良かったな、スピード感があって。それでいて最後の師匠の表情・台詞には何だか重いものを感じてしまった。うう。
でもやっぱりおいらは「魔法使いは修行中!」のエルミーちゃんが好きなんだな。不謹慎ですねスミマセン(汗)(東京都・みすず翔)
【パープルシャワー/パープルシャワー】
●回を重ねるごとに洗練されていく感じがします。根っ子のポリシー…清らかでファンタジー、やさしさなどは変りませんが。作品の水準は高いと思います。大人のための、児童文学的マンガ、とでも言いましょうか。(千葉県・茜色のえんぴつ)
【GORGON/パープルブルーの水魚】
●当サークルで委託している、ギリシャ神話のファンタジー小説本です。ゴルゴン三姉妹の1人、メドゥサは元は人間の少女でした。それなのに何故その姿を見ると石化してしまう怪物、ゴルゴンになってしまったのかが克明に描写されている物語です。
涙なしには語れない彼女の運命・・・・。私は委託のお礼と言う事でこの本を無料で頂きましたが、1人の客としての立場でこの本とめぐり合っていても買った事でしょう。この本を発行したサークルさん曰く、「この本が完売したらギリシャ神話小説をまた書きたい!」との事で、今から発行が待ち遠しいです。(栃木県・葵翠羽)
【PRETTY!3/パスカル企画】
●前作の「PRETTY!2」ではかなりのインパクトを受けたので、期待に胸をふくらましつつ今回「PRETTY!3」を購入した。ヒロインの明るく健康的なエッチさ(?)は前作のままだが、よりハードさが加わって、これでもか、これでもかと押してくる作風になっている。読んだ後にはちょっと疲れたが、このヒロインに共感できる女の子も多いのでは?次作の展開にも大いに期待したい。(東京都・石井克彦)
●本当は「PRETTY!2」も含めて1票。「2」がティアズマガジンで、すごく明るくて健康的なH本」なんていう変な評価をされていたので、興味をひかれて買ってみた。すると!すごい本だったのだ。ぼくはよく友人から「お前は女性に幻想を持ちすぎている」「その年でよくそこまで夢を見れるよ。」とか、さんざん言われてきた。そんなことは全然ない。ぼくは女性を美化なんかしていない・・・そう思っていたんだけで。これを読んで頭を抱えてしまった。道の真ん中で堂々と「いますごくオナニーにこってる」なんて言える女の子、そしてそれがとても好ましく描かれているなんて・・・これを読むと、自分は確かに「女の子はもっと清純なもので・・・」みたいな妄想をもっていたんだなあ、ということがはっきり示されてしまう。とてもショックだ。さあ、みんなこれを見て寝こむんだ。それやこれやでこの本を使って抜く気にはなれなかった。H本としてもハイレベルだと思うけど。(東京都・ペンネームC)
【風の末裔 彩2/ブレークスルー】
●前回のコミティアで知った嶋田純子さん。文章のすばらしさに今回もヨロめいてしまった。すごい上手いなぁと感心していたら、プロの作家さんだった。商業誌(本編)も一気に読んで、楽しさが倍増。嶋田先生、ついていきます(笑)。
素敵な出会いを与えてくれたコミティアに感謝! (千葉県・松沢千英子)
【てるてるぼーずはキューピット/ペパーMintグリーン】
●かわいいのだ 絵がかわいい! ストーリーがかわいい! とってもよかったです。はい。(静岡県・遠野悠二)
【ブス/ユニーク学園マンガ部】
●いつもテープを聴く度にスゴイなと思っていたのですが、今回BOXということでまとめて聞いてみて、余りの恐いもの知らずっぷりに圧倒されました。解説本もタイトルから飛ばして面白かったです。BOXが「日本盛」の箱っていうのも格好よかったな。
(千葉県・ブス書×2)
●カセットテープとセットで5部限定だったようだが、4部をボクら(EXPO)が買った。のこりの1部は女のコが買ってったからって喜んじゃいかんよユ学。
あのコらはオレたちと赤テープ同志の卓上噴水だからな。これでユ学はボクらだけのものだ。誰にも渡さねぇ。(静岡県・こうのこういち)
●これで新刊? (不明・匿名希望)
【小さい広島/ユメオルモリ・ニール】
●「ユメオルモリ・ニール」の『小さい広島』はよい。広島出身の人は爆笑すること請け合いです。
さて、ここでQuestion。「たう」、「はせる」、「みやすい」。この3つの広島弁の意味が分かるあなたは非常に「通」であります。私も広島から出てきたときにはこの3語にはさんざん悩まされました。この『小さい広島』は、これらをコンパクトにまとめ、絵入りで解説したエッセイ集であります。一歩距離をおいて、広島を見ている所が良いです。広島出身の私としては、広島カープについて描かれていないのが少し残念ですが、ここは1つ続編に期待ということで。「広島出身の人も、広島出身じゃのーても、一度読んでみんなさいや。」(広島出身の人も広島出身じゃなくても、一度読んでみて下さい。という意味)(東京都・里埜元彰)
【モウヒトツノ遅れたメッセージ/安紀良坐パート2】
●話そのものはドライだけど主人公のホットなところとうまくからみあっておもしろいです。これからもがんばって下さい。ファイト! 安紀良坐パート2!! (神奈川県・梨里守)
【ZIG-ZAG下/何賀屋NEN】
●二人の過去がのぞけたので良かったです。続きもがんぱって下さい。カノサイト楽しみにしています。(静岡県・水口美保)
【君和晏ニ眠リヲリ/何賀屋NEN】
●「どうして見逃していたのっ!? 絶対欲しい!!」というのが、この本を読んでまず最初の感想です(笑)。見本誌読書会会場でふと何気なく手に取った一冊だったから……。
自分には何も出来る力がなくて、ただ待つしかなかったり、祈るしかなかったという経験が、皆さんもあると思うんです。(たとえば私は今度の阪神大震災がそうでした。黙祷することは所詮偽善行為だと言われて哀しかった)
この本も、自分の力でアトピーを克服する主人公と、彼のアトピーの肌を「きれいだ」と言ってはげましてくれる友人という構図で物語が展開していきます。
最後に主人公がガラスの球(=主人公がとらわれていたアトピーの世界)を空へ投げて割るのですが、その時の綺麗な輝きが、とても心に残りました。
祈ることも、待つことも何もしてあげられないかも知れないけれど、でもそれでも立派な力になれる、と私は強く感じました。少なくとも、このお話で私は救われた気がします。もちろん、祈る側とそれを受け取る側にはかなりの違いがあるのでしょうが…。
作者の方も病弱で、アトピーをもっていたという後書きにも考えさせられます。JUNEというジャンルでくくってしまっていいのかどうかわかりませんが…。
ごく普通の男性の方にも自信を持ってすすめられる本です。覚悟して読んでくださいね。(東京都・A子)
●この本を軽い気持ちで手にした私は、読み終えて放心するほどの衝撃を受けました。今まで全くといっていいほど病気や医療体制に関心を示さず生きてきた自分。優しさを偽善と感じてしまう主人公を追いつめているのがそんな無知な自分のような気がして辛かったです。
この本に関しては、何度読み返しても動揺してしまって上手く感想をまとめられないのですが、これまで無意識、もしくは意識的に目を背けてきた問題を真っ向から考えさせてくれたことに心から感謝しています。(東京都・北島智香)
【好戦記 下巻/喫呵亭】
●正直云って、読後しばらく呆然とした。これまでの上巻・中巻からは想像もできないハードな展開で、作者は登場人物達を激しく、鋭く、そして徹底的に追い詰めてゆく。
作品世界の整合性を少なからず犠牲にしながらも、決してその手を緩めようとはしないすべてはキャラクター達から叫びを、行動を、想いの迸りを引き出すために- だがここまでやるのか、ここまでやらねばならないのか。「物語」を「語る」とは、これほどの凄みを帯びた行為であったのか。その意味に於いて、この作品はひどく恐ろしい作品である。「物語」というものに対する認識を強く揺さぶられ、「語り部」としての在り方を真剣に考え直させられる作品である。小説でもマンガでも同じことだ。「物語」によって何かを語らんとする者にとって、目を逸らすことが許されない作品。この本はそんな本であるように、自分には思えてならない。(東京都・義忠)
【100の嘘とデタラメ・2/極楽主義】
●一瞬「これホントのコトでしょ」と思うような、よくできたウソが100ケ並んでいます。"2"ということはこれからも続いていくのかなーと楽しみなかぎり。
ぜひ"その8"まで出してください。そのあかつきには"嘘八百大全"という合本も作って欲しいぞーと希望しております。(東京都・斑めぐみ)
【100の嘘とデタラメ/極楽主義】
●大変、色々な意味で勉強になる本でした。あなたも一緒にウソつきになりましょう!! (埼玉県・遠藤 浩)
【IMITATION PARADAISE DUSH/極東見聞舎】
●まさに阪神大震災のど真ん中に住んでいらした方の意見というか報告がまざまざと伝わってきて良かったです。また、この本の売り上げが全て、義援金となったところも感心しました。(東京都・美樹麗)
【宵風白刃奇談/極東見聞舎】
●コミティアはいつもカタログを見ないで。ブラブラするようにしているのですが、今回は余り面白い所がなくて、いいかげんな所で切り上げようかと思っていた時に"ソレ"は見つかったのでした。表紙がキレーで好みだったのと、侍系だったので。鈴穂ちゃんのちょっとかげのある元気さがイイ。(東京都・櫻井薫)
【どーしちゃったの!? たにがわ君/駒里もちる&森山塔子】
●某マンガと(笑)羽生&谷川Fanは必読です。おもしろすぎるっっ!! 大好きになってしまいましたっ。(東京都・にせ子)
【対局してもいい頃/駒里もちる&森山塔子】
●駒里もちる&森山塔子(コミケでは「天地無用」)は、史上初の(推定)将棋のプロをネタにしているサークルだ。コミティアでどんな本を売っているかはここでは書けない。まあ、それはともかく、将棋ファンもそうでない人もだまされたと思って「プロパガンダユニオン」へGO!! (5年前のギャグを使ってしまった・・・・)(東京都・大野隆)
【Cry Max Together/君は僕のもの!or CARRERA】
●漫画がえっちだし、小説はかわいいし、読めた一冊でした。(千葉県・北原楓)
【夢の捕囚/月砂漠】
●灯露[HIRO]さんの書かれる異世界ものはいくつかあり、皆ファンタジーなんだけど魔法も妖精も剣も竜も出てこないんですよね。で、なんで異世界というフィールドを選んだのかというと、ひとつの「文化」を作り上げたかったのかなと思うのですが・・・・。その世界(文化)に共通するところは、人間たちがそれぞれ必死に生きている様が手にとるように解る、というところ。この作品は突発本として発行されたものですが、短編としてよくまとまっており、意識して書かれたのでしょうか、文章も読みやすくなっています。灯露さんの作品を知らない方はまずこれから読んでみては?さらりと描かれ、それでいてリアルさが根底にある重厚な世界は、きっと満足いくものだと思いますよ。
表紙のイラストがちょっとイッちゃってますが、モーホーものとは全然違いますので間違えないでくださいね。(埼玉県・ミハイル)
【Paradox holiday Sale vol.8/午後の紅茶】
●今回のコミティアでは、久しぶりに一般参加だったため、いつもより見て回る時間が多く、たくさん本を買ってしまいました。その中でも特に読みごたえがあり、楽しめたのが午後の紅茶さんの新刊でした。VOL.8では前号の「MOMO」の続きです。原作を読んだことがないので話の展開を素直に楽しんでいます。VOL.8では「MOMO」はまだ終わらず、つづきが非常に気になりますが原作は読まず、VOL.9が発行されるのを気長に待つつもりです。「ポップスラスト魔法店」の読切もあって、得した気分になる1冊でしたよ。(神奈川県・中山浩美)
【闘神荒国EINS/御船与市】
●私はつねづね絵で世界の書ける人を尊敬しておりますが、中西麻砥様もそんな独立した確固された世界を描かれる方です。この先も期待しております(東京都・一河弥生)
【白日夢現/工房人】
●とてもよい!!
いろんなタイプの話が「福袋」よろしく入ってます。
ギリギリ、ほのぼの、ミステリー…。ひとつはあるはず、あなたの趣味。今回見逃したついてねー皆さん、コミティア32ではもー、買うしか。売り子さんも良し。(あ、次も出ますよね!!?)(東京都・大地実)
【BOB'S CLUB 5/工房萬丈梅】
●「なぜ、女の子はチョコを貰えないのだ。不公平だ。(葛飾区・24才・女性)」というフレーズが気に入ってしまいました。バレンタインのいろいろな想いがつまっていてよかったです。ここのサークルの本はみんなよかった。こういうの好きです。(東京都・春野蛍)
【手作りのペンケース(グッズ)/紅茶うさぎ】
●す…すごい。
かわいいイラストが印刷されてるファスナーで開閉「紅茶うさぎ」製作の「ビニール製ペンケース」はビニール地に印刷したものを、なんとご自分らで縫われていられるとか?!(本当) ほんと、びっくりです。(神奈川県・溝呂木桂子)
【Boy's Sick!!/荒武者堂】
●ちょっと古い本ですがpushします。絵・ストーリー共に「実用書」の域を脱してない面もありますが、筆者の女の子に対するイキゴミと愛に対して1票入れさせて頂きます。(東京都・三茶屋和尚)
【国家公務員 公立探偵の日常3/国家公務員公立探偵事務所】
●「私立探偵」が居るならば「公立探偵」が居ても良いじゃないか! といった理由で本を出してしまうセンスが好きだ。絵もつくりも全然未熟だが妙にズレた観点がイカス。「公衆電話の電話番号は114でもNTTでも教えてくれない」等勉強にもなる。(東京都・刈田もろ太)
【シアワセ行進曲1/山川直人】
●適齢期の話をしながら友人の女のコの結婚式でもらったパジャマを着て踊っちゃう彼女は彼でなくてもだきしめたくなるほどのケナゲさでした。
こういうお話を描けてしまう山川さんはきっときっと毎日の日常を抱きしめるようにいつくしんで暮らしてらっしゃるのではないかしら?(東京都・MALICO)
【シンガポールへ行こう/散歩舎(かぜのふね)】
●私は旅行記が大好きでよく買うのですが、中でも一番おもしろくためになるのが、イワミカイさんの本です。この方の本をよむと、今まで興味のなかった国に行きたい気分にさせられてしまいます。もう、この方にはこれからもどんどん色々な国へ行っていただいてどんどん旅行記をかいてもらいたいですね。次のスペイン旅行記も期待大!! (千葉県・しーのふゆみ)
【フリチン将棋道/少年ブッダバンド】
●「弱小将棋部復活のために部内対局最下位の者(毎回同じだが)に与えられる厳しいペナルティ! 昼休みのろうかをフリチンで走らねばならぬハメに陥いった主人公の運命は?」というストーリーは実はどうでも良くって、エスカレートするドライブ感に身をまかせるのが心地良い。サトケン氏のマンガは他でも読んだけど「ちょっとしたズレがページを追うにしたがって大きくなり、やがて暴走を始める」的展開が非常に上手いと思いマス。あと、自分のスペースでかったるそうにポケット将棋をしていたのもイイ味だしている。(東京都・横尾山憲一田)
●僕はサトケンさんのマンガは他のサークルの本で知ったんですけれども、なんかこの雰囲気が好きです。(東京都・絹月光)
【WINGS ON THE WINDS/新世界】
●実はこの本、私の友人が買ったものを、後で読ませてもらったのですが、すばらしい作品だと思いました。
私は文章を書くのが苦手ですので、余計なことを書くのはやめておきますが、一度、読んでみてください。きっと何か感じるものがあります。
(神奈川県・宍戸健太郎)
【大人生/人生】
●この本はお兄ちゃんが買ってきたんだけど、ぼくにはなんかよくわかんなかったんだけど、お兄ちゃんはやたらとすごい、すごいとゆっていて、まわりの人に
「ここには世紀末を生きる人間群像が、常ならぬ"笑い"をもって鮮烈なまでに描きだされている。加えて装丁、構成、トークコーナーに至るまで、作者2名の並々ならぬセンスに貫かれており、まさに次代を席巻する怪物の出現を予感させるものだ。とにかく"買い"である」
とかゆっていた。お父さんもひとこと
「こんな女王様なら、私も一度踏んでもらいたいものだね。あっはっは」
とほざいたので、お母さんにあごの骨を爆砕されました。
ぼくは、この本をもっている人は、こういうなんだかすごいことになるので、この本はやっぱり、すごいとおもいます。 おわり。(愛知県・犬少年)
●今まで何度か取り上げられている「人生」ですが、「大人生」は「人生」1~5の大総集編だ!これ一冊で「人生」ちゃんの全てが解るゾ!(?) 心から笑えるギャグが少ないとお嘆きの貴方にオススメです。今なら「えっ?こんな人が?!」というゴーガゲストによる人生パロディコミックと、業界初?同人誌内同人誌「ブルーベルベット」もついてとってもお得! 「人生ちゃん育ての親カード」も持ってるわ、という人生ちゃんフリークも大満足の一冊!(刺激物が多量に含まれておりますので、お子様はご遠慮ください)(神奈川県・花園もえみ)
【売れたい教新聞/人生】
●これ…いいのかねえ? だって見本誌なんて無いよ、きっと(笑)。でも、とにかく「これいい!」と思ったのでイチ押しです。
みんなが何となく解ってるつもりでいて、何となく放っておいて、それでも確実にお腹の中に溜まっている物を、「人生」は触れるどころか串刺しにして来ます。
この新聞はまさにその「人生」の、ほんの一つの、狙いすました一撃です。
もう、魂の続く限り付いていきますよ。もっともっと串刺しにして下さい。
さあ、みんなも「売れたい教」に入信するんだ! (埼玉県・水野輝夫)
【CRESCENTMOON/水溟宮】
●一見すると通り過ぎてしまいそうな昔の街にあるようなこっとう屋のようなスタイルの中に輝くクリスタルなきらめきが「CRESCENT MOON」にはあります。全体として暗さがあるのですがそこに月の光が差し込んでいるため精神的には暗くならず浄化されていく気がします。メリハリの効いた作品も絵の美しい作品も良く見かけますがそのどちらもある充実した内容は手に取って読むしかありません。
作者の鏡季さんを知っている方も知らない方もどうかお見逃しなく。ここまでスピリッツに訴える作品はそうありません!(と断言する。そこまで言う!)
この作品の中身の持つものはけっこうあります。読む前にくれぐれも油断せずに聞いて欲しい作品です(神奈川県・伊藤誠)
●本当に長く待った(笑;)、鏡季のりこサン「月」のアンソロジー集。とても美しい絵と、美しい言葉の数々に言葉をうしなってしまいましたよ私は。彼女の描く少女達は、とてもキレイで抱きしめたら本当に折れてしまいそうなくらい…。本の最後に御本人が書かれていましたが、本当に大切に大切に作りました-というのが、とても良ぉ~く伝わってくる本です。待ったかいがあったというものです(笑)! (東京都・鷹司りづ)
【黒騎士達の伝説/星海企業】
●ヒロイックファンタジーの小説本。ぼく自身小説書きで、「魔導士たちの伝説」という似たようなタイトルの話を書いたことがある。だからタイトルにひかれて「ん?」と思い、立ちどまった。作者らしい人と話をしてみると「自信作です!」と言わんばかりの気合いが入った話ぶりだ。「これはすごいかもしれない」そう感じて買ってみた。
自分とは方向性の違う小説書きだったので、う~んちょっとな~と思いながら読み進めた。「スピード」「エネルギー」「クーデター」「ファイア」などの、現実世界の感覚を引きずった言葉が次々と出てくる。「独特の異世界を創る」というファンタジーの力をこれらの安っぽい言葉が拍っているように思えた。この本の末尾にある解説には、「はやっているファンタジーとは異なる」などと書かれていたが、そんなことはないと思う。「獣化兵」という敵モンスターのネーミングにしても、必殺技や効果音が出てくることにしても、現在のアニメ調ゲーム調ファンタジーのカラを脱したものではないと思う。文体も、ぼくの好みからすればちょっと散文的すぎる。もっとロマン派というか、詩的な文章の方がいい。でも・・・これだけは断言できる。これは力作だ。意外なSF的側面もあるし。(東京都・ペンネームC)
【アカフダ/卓上噴水】
●最近やたらめったら好きです。買いに行くのが遅かったので、売り切れの本ばかりで残念でした。「総集本出して下さいっ」言ってこなかったのが心残り。(希望の方は言って下さいとか確か書いてあったから)買い物は女の子の永遠のテーマですよね。(東京都・天梨ぱるこ)
●Push&Reviewに「水素」が載っていて買いに行ったのですが完売でした。なのでこの「アカフダ」を買ってみたのですが、すごくよかったです。『世の中が全て商品』というのは初めて気付きました。絵柄もすごいかわいくて、オススメの1冊です。(東京都・西尾ちゃちゃ)
●超CUTE。私が書かなくてもきっと他の皆さんが沢山投票していると思いますが、やっぱり大スキなのでもう一票。山名さんの作品はいつも何か今まで自分が積み上げてきたものをガンガンぶっこわすような感じにさせる作品を描かれます。恐いけど気持ちいい。そんな感じです。カルピスも楽しみにしてます!!(千葉県・卯月蓮)
●絵柄が好みだったので(カタログの表紙でもあったし)読んでみたが、構成・センス共に他のサークルより半馬身ほど抜きんでてる。「全てのものが商品」…この感じ方がイイ。絵の背後に流れる空気がEXPOというサークルの持っている空気に似ているような感じもした。(東京都・三茶屋和尚)
●山名さんの漫画は、いつも明るい。たとえ扱われているテーマがどんなに深く難解で、ともすれば暗くなりがちな内容でも、爽快なほどに明るく楽しい漫画にしてしまいます。そんな彼女の漫画を一言で言い表すならば、それは「ユーモア」ではないでしょうか。
最近、巷では「ユーモア」が崩れてきているように感じます。人の苦しみや悲しみを逆手にとって、それを笑うブラックユーモア、なんの意味も意志もない絵をずらずらと並べたてるだけで、笑いをさそおうとする不条理漫画に見られるようなユーモア、これらは果たして本当に「ユーモア」と言えるでしょうか。「ユーモア」とは、もっと人の心を暖かく優しくするもののはずです。ブラックユーモアは、人々を笑わせることはできるかも知れませんが、その心を暖かく優しく優しくすることはできません。さて、こういう風に考えますと、山名さんの漫画には、純粋な「ユーモア」があると思うのです。例えば、この『アカフダ』は、お金とお買物をテーマにした漫画ですが、そこにはお金でみにくくなる人間の姿は描かれていません。お買物をして輝いて素敵な人間の姿が描かれているのです。心が暖かく優しくなれるユーモアリズムの原点、この漫画にはあると思います。読んで良かったです。(東京都・栗原若葉)
●読み終わって、「世の中全て商品」なのは、それに人の労力がかかっているからであり、その"労力"を一度、お金に変換して行う「お買物」が楽しいのは、他人が懸命に造ったモノを手に入れるから(同人誌もそう。)だ、と思って何だか楽しくなったのでPushします。「お買物」も人と人とのつながりなのだ。(埼玉県・ななせ)
【古い雨/脱線文庫】
●新刊ではなくこちらにしたのは、こちらの方がシンプルでわかりやすかったから。ともすればひとりよがりになりやすい文章系ながら、短く、なおかつわかりやすくまとまっている。
この作家(景洋子さん)は2ページから3ページの、とても短い文章での作品の方が仕上がりがきれいだ。(埼玉県・Gori)
【ラブレター/天野真歩】
●天野先生の描かれるキャラクターって皆生き生きしてるし、見てて楽しくなっちゃいます!
次の突発本も期待してます!出来ればシリーズかしてほしいですーぅ(三重県・藤森ようこ)
【A DAY FLY/電気曲馬団】
●以前行った読書会で見て、「欲しい!」と思ったのですが、その時は誌名もサークル名も確認しなかったので、キャラクターの絵柄の記憶をたよりに、今回サークルカットから探し出しました。日本海軍の駆逐艦を守護精霊という形で擬人化した戦記もの!? 全20話完結はいつの日か? (東京都・SAC)
【やあ、こんにちは/渡辺博光】
●こんにちは。たくさんの荷物を背負ってますね。この箱にあてはまるものがいっぱいありました。大切なものを大切だと言い続けていくことはド根性が必要なんですね。あまり大切にしすぎても誰かに見つかって盗まれてしまう。大切にしないといつのまにか消えてしまう。バランスが難しく、けっこうつらい。でも、ありがとう。(静岡県・三杉想)
【光る星/渡辺博光】
●近くに誰もいなくても、光りつづけていれば、宇宙のどこかの誰かにとどく。ひとりぼっちに思えても、本当は誰もひとりじゃない。だから、さびしがっていないで輝こう。-この本はそういう本です。(神奈川県・ときたけいこ)
●やっぱりいいよーん(東京都・宮澤多鶴子)
●前作で『そろそろ次へ進もうじゃないか』といっていたけど、この本は今までと同じ事を繰り返しているだけじゃないか。期待はずれ、こういう顔つなぎみたいな本を出してちゃ未来がないぜ。この本も会社の上司や部下に見せて回ったが、反応は悪い、普段は漫画など見ない人達だがそういう人達にも、通用するものを描きたい。にしては漫画にかけてる時間が少ないか、うーむ。(群馬県・渡辺博光)
●渡辺氏の最新作であるこの本を読んで感じた。彼は今ノッている。以前まで時たまみられた力みがとれて、ひとまわり大きくなったように思える。(私は、そのに・木、そのよん・人の話が好きです。)今後、彼が何を描くのかとても楽しみです。
これからこの本を手に取るひと(たち)へ: どうか途中をとばさずに読んでください。そうでないと意味がなくなってしまうので…。(神奈川県・よーしー)
【教えてあげよう/道楽者に月の冠】
●「性」の問題について考えるのは非常に難しいことだと思います。なぜならばそこには本質的に「正解」ということがない(あるいはすべて正しい)からです。一人一人が自分の性およびジェンダー、そして性的指向を持っている中で 、わたし達が依り所にできるのは自分の考えだけです。ただ自分自身でどういう気持ちを持っているのかということ。
けれども、そんなことが本当にわたし達にはできるでしょうか。例えば前作『風と欅とかたつむり』の蒔や久凛のように、「私は何者でもないただの『私』だ」と言うことが。男女や世代、国籍などのラベルを取り払って、それでも他人に誇れる「私」を持つことができるほど強い人はとても少なく、麻美先生のようにそれを恥じて隠してしまうのがわたし達の大半だと思います。同性愛や性別の問題がまだ興味本位で論じられ、本当の理解が得られていない現在では「私」はなおさら内に閉じ込もってしまうでしょう。
だから。わたし達は「教えて」ほしいのです。別に隠す必要は何もない、おかしいこともない、こうやって生きてゆけるんだということを。わたし達が今まで家でも学校でも全く教わらなかったことを。ほんの少しの後押しでもいい、それでやっとわたし達は前に進めるんです。急いだりあせったりする必要はない、すぐに答えは出せなくても、少しずつ試行錯誤しながら「私」を語っていくことができれば-最後のページで麻美先生のみせた初めての笑顔を見て、わたしは思います、彼女が「教えて」もらったのはこの「笑顔」だったんだな、と。(東京都・堀 坂圭)
●キーになる登場人物の「社会の常識から完全に大はずれ」した考え。異端。それが「世間の常識的な人たち」とぶつかって苦しむ、…のかと思いきや、「さらさらさららっ」っと、とんでもないことをもうそれが当然のことであるかのようにやってのける。わからない人はわからないでいいよ、って感じで。
作者の描くマンガはいずれもそんな風だ。それは、憧れるんだけど、ちょっと物足りない気がする。もっと壁にぶつかった方が面白いマンガになるんじゃないか? 泣いたり努力したりさ。と、普通に考えると思ってしまうわけだ。が、しかし、しかし、そんなものなくてもイイのだスゴク。この作者のマンガもトークも。すごくイイのだ。共感するのだ。義理と人情の渦にぐるぐるもまれたスエット&ティアーズのドロドロに侵食されていない、新品同様のセンス(センス!)。
レズが異常だってことを「発見」する(うおぉ!)シーンや、校内裁判の法廷での応酬は(おおおお、なんてベリーベリーなの!)、内面の苦しみや人間の深みをもっと描き出した方がいいとかっていうアドバイス(そんなのが何になるっていうんだ?)、古い価値観はさらっと無視無視。その無視の仕方が、作者の特筆すべき価値なんだ。いづれは「ねばねば」に浸かってしまう(かもしれない、くそッ)前に(その方がもちろん、素晴らしいマンガになるだろう、だが)、この感覚(このセンスは、ほんと初めて見た。希少希少、保護だよ保護。だって他にいないじゃん)、で、生産だ(それ!)。わかつきめぐみの「不協和音ラプソディ」をホーフツと(雰囲気)させられたんだから。あたしはね(!)。(東京都・平岡也朋)
【風と欅とかたつむり/道楽者に月の冠】
●ティアズマガジンのP&Rの紹介を読んで「これは!」と思って買った本です。中身は予想通り、いや、予想以上。正直云って、この題材をこんなにさらりと描ける人がいるとは思わなかった。実はこれは、自分が描きたかった題材なのである。が、自分がこれを描こうとするとまず「女性」としての被差別意識から出発してしまうのでとても恨みがましい、男性のみに反省を求めるような 非常に読みづらい話になってしまう。・・・この本はそういった辺りを超越して、全く自由に、「男であること、女であることに縛られる必要はない」と教えてくれる。大袈裟を承知で云うが、この話はぜひ日本中、いや世界中の人に読んで欲しい。そして、世の中に蔓延している「男とはこうでなくては」「女とはこうあるべきだ」という常識がいかに無意味であるか、いかに人を苦しめているか、考えなおす手助けとなって欲しい。(「性差より個体差の方が大きい」というのは定説になっている・・・筈なのだが。)それにしても、この作者の自由さはどこから来るのか。全くうらやましい限りである。
余談だが・・・初対面の人にこの本一冊読ませて感想を聞くだけでその人の価値観が判ってしまいそうである。(特に相手が男性なら、つきあって女性が苦労させられる相手か否か。)これはコワイぞ。(神奈川県・なりたれーじ)
●この本を買ったのは11月のコミティアでの事。以来、全面的にYesとは言えぬにせよ、さりとて良い本だし、とぶらぶらしてました。それが、今は割と素直に受け取れるようになりました。けっこう、回り道の人生をやってますが、成長のスピードだとか、運不運だとか、そんなのは人それぞれ別々で、結局自分の納得の行くようにやるしかないと気付いたからでしょうか。この本で語られている性差という物はそうそう無くせるものでもないと思うのです。男性には陰茎があって、女性には子宮がある。ただそれだけの事ですが、少なくない差だと思えるからです。が、性差が無くなるとかなくならないとか、言いたいのはそういう事じゃないと理解してます。まずは、やってみよう。(どうでもいい事ですが、この本読んで生命倫理まで考えが及んだのは私だけだろうか?) (千葉県・篠崎夏樹)
【COLLAGE2/二次元魔術館】
●読めば分かる! (かもしれない)
Vol.1に比べてパワーダウンしてるような気はする。それは真実か否か?! Vol.1と合わせてお読みください(東京都・河秋強)
●たっぷり、おもしろかったですー
1巻とまたちがう方の作品がのってて、幅の広さがアキさせないポイントかな?
"ひとりよがりなモノは描きたくない""作品こそ命""買った人に得させてあげたい"なんて、サービスがうれしい。
熱意タップリなサークルさんの本は「次も楽しみ」な感じになりますよ。いいなー「サークル」=「輪」みんなの個性が1つの輪(本)になるって、読んでても楽しいんだから作るのも楽しそう。本当に次も楽しみなのです。(神奈川県・よこちゃん)
●なんて、よりどりみどりそろってるんでしょう! COLLAGEのタイトル通り、"異素材の組み合わせ"これは大勢の個性、センスが生きている!!
短いストーリーもきちんと読ませてくれて、ありがちな"わかりずらさ"、"いやらしさ"が無くて良い。絵がうまい!
シュールもギャグも、かわいいのも、ホラーも欲ばって、何でも好きなわたくしはすっかりファンです。(?・大橋真純)
【つれづれ猫日記2/猫おばさん】
●猫好きの猫好きによる猫好きのための猫まんがです。同人誌など全然知らない母が、大喜びで読んだ貴重な一冊です。もし、我が家の愛猫が文字を読めるようになったら、見せてあげたい一冊です。(笑)(埼玉県・のりぴょん)
【犬缶/猫館】
●犬を飼うのは常識で一軒家、それも広い庭と思うがこれはその常識をくつがえすもので少々おどろいたしだいであります。
話はその日常をサラット(本当に絵柄的にもサラット)書いてあるのだが…。本当ならこんな大きな犬と団地で暮らすなんてものすごく大変なことなのでは…と…でもごくあたり前の様に部屋の中を飛び跳ねている姿が書かれていてこれは一重に飼い主の心の広さをかいま見た気がしました。
(神奈川県・匿名希望)
●私自身団地に住んでて犬猫は飼えないんだけど…また飼ったとしても、猫か小型犬だと思うけど、まさか室内で、しかも団地・マンションで大型犬シベリアンハスキーを飼っている人がいるなんてちょっと驚きました。しかも犬のくせにドッグフードが嫌いだなんて本人(本犬?)は犬って思ってないみたいでかわいかった。しかしいくらなんでもワンルームマンションのうちでは飼えないわね シクシク。(東京都・まる子)
【きろぽすとvol.2/年寄工房舎】
●悲しい子には、ともみさんの漫画を見せよう!! (神奈川県・ときたけいこ)
●作中に出てくるディーゼル車両群といつも弁当食べてる沼川君がイイ味出してます。物語は平凡なのだが、鉄道に対する作者の思いは、いたいくらいにつたわってきます。鉄ちゃんならば必見の1冊。(静岡県・高橋大)
●まず好感を持ったのが、絵と話がお互いを裏切っていないことだ。カラー部分の色の使い方も上手い。60ページ余という長くも短くもないこの量を、きっちり終わらせているのも、なかなかすごい。
中は、長いものが一つ、短く二つというもの。
短いもの二つは、普通の仕上がりでスタンダードにまとめてる。
長い一つは詩的なものに恋愛の服を着せたもの。こういう題材はえてして中途半端に終わらせてしまいがちなのだが、ちゃんと物語として終わってるのがいい。
ちょっと評論くさくなってしまったが、とにかく一読をお勧めする。いい本であるには間違いはないぞ! 何より主人公がイイんだよ! これがっ! (埼玉県・2段拝領!)
【たたんたたん vol.3/年寄工房舎】
●こういうのは好きです。(埼玉県・武田五条)
【OPEN SESAME4/播磨屋本舗】
●このサークルさんはまだ2度目なのですが、頂いたペーパーにあった卒論(涙)とか口頭試問(涙々)とかが私にとってもタイムリーな話題でした。絵と小説とかがありますが、画力とか世界設定とかがしっかりしているので注目しています。今後の展開が楽しみ。それから再生紙の使用はうれしいです。資源のこともありますが何より軽いってことが助かるのです。同人誌って全般的に重いからいえの床が心配で・・・。これからも頑張って下さい。(埼玉県・SAIKE)
【VAMPIRE KILLER/斑鳩】
●今回の斑鳩さんの新刊は、待ってました! のヴァンパイア・シリーズ総集編、第1巻です。
92年からコピー本で続いているこのシリーズの最初の3本をまとめた再録本ですが、作者、谷崎荒一郎さんの思い入れが伝わって来る、読みごたえのある一冊です。
大吸血鬼である実父を倒すべく、長い長い旅を続けるヴァンパイア・ダオ。不死の彼の前を通り過ぎていく生身の人間たちへの、また同族への想い。
ヴァンパイアとして、ヴァンパイアを狩る使命を持つダオの瞳は、時折とても寂しい色をうつします。
良質の古い映画の様な、重圧な雰囲気の漂う本編に加えて、普段修道士として教会に仕えるダオの日常を描いた、明るくカワイイ番外編のオマケ付き。
この先、まだまだダオの旅は続きそうです。(栃木県・吉田あゆみ)
【架空庭園/風のノスタルジア】
●「現代を舞台にしたSFファンタジー」「16P以上が原則」「人脈傾向がばらばら」と書かれていますが、安易な合同誌が氾濫する中、本づくりの姿勢に感心しました。実際、内容も濃く、質も高くてさすがだと思います。特に鳥野そらねさん、松平一流さんとの出会いが収穫でした。こういった「新しい出会い」が合同誌の持つ利点ですね。(大阪府・TOKOMO)
【別冊ラディッシュ創廃刊号/別冊ラディッシュを発行する会】
●ちらしに魅かれて買いました。牧歌的だけど精密な優しい絵と、まじめすぎるくらいまじめな執筆者達の「創作魂」に衝撃を受けました。この本のために、一頁一頁に、どれだけの愛情と手間がかかっているかは察するに余りあり、頭の下がる思いです。分厚くて「濃い」のにさわやかで、なかなか出会えない一冊です。(神奈川県・原田みどり)
●やはり、たてに立てても立つあつさのこの本が一冊500円で売っていた点が一番。さらに内容も、マンガ2本、小説3本+座談会と読みごたえもあり、お買い得な一冊です。ただ、この一冊で別冊ラディッシュを発行する会が終わってしまうのはとてもざんねん。(京都府・ミゾケン)
●なんなんだ、これは! およそ同人誌らしくない同人誌だ。とは言っても、それ は「現在の」ということで、かつての同人誌はこんなノリだったのかも・・・あえて現在らしくして出した本。まるで「ごっちゃ煮」のようでいて、不思議とバランスが取れている。今回見つけた同人誌の中でも特に異色の一冊でした。こういう同人誌があってもいーんでない?もっと。(大阪府・はしけん)
●(チラシを見て買いに行きました。すごくどんな本なのか気になって・・けど本をみてびっくり! みごとに裏切られた(いい意味で)!)ジャンルの幅が広くて同人の個性に枠をはめていないと思った。自由な創作で良い部分を持つとともに統一性がちょっと少ないのでは、と初めは思えてしまう。けど、読んでいるうちにそうではなく、何かすごくしっかりした考えにつらぬかれているのではと思えてくる本。それに、この本は実験的意欲が強く力を感じる。そのさいたる物はやはり「MiRAi」か?一度目は、何がしたいのかわからなかった。話が進むにつれて同じようなコマが多くなっていく、ところが、みんなの感想を読んでから見ると、まったく違う作品を見ている気分になった。そう、これはまさに映画感覚!!コマの外までも空間があるようにひろがってくる。おなじようなコマは手抜きではなく必然だった。おそるべし~! (大阪府・せんちゃん)
【ドラゴニュート/北島文子】
●まず、本の作り方が好きです。80P近くの本文は、全部漫画だし、作者さんの「あとがき」とか「いいわけ」とかいっさい載ってないし…。「漫画本」の王道って感じですね。内容は各国の伝説や神話が合体したような感じですが、それもまた私好みです。特に「わびる事さえ許されず…」がよかった。バハムートのキャラクター(デザイン、性格共)好きなのと、お話の基にあるのが日本のヤマタイ国の世界なのがおもしろいと思いました。(東京都・河村晴美)
【君への手紙/満月小唄】
●「幸せになりたい」だけど決して現在が不幸なわけではない。「幸せになりたい」だけどそれは他人に与えられるものではなく自分自身で見つけるものなのだ。彼女はたぶん多くの人に愛されてきたのだろう。彼女はその愛を素直に受け取め、増幅し、より多くの人にそれを分けている。この本は彼女の生き方そのものなのか。『幸せ』について、もう一度考えさせられ、そして私をとりまく全ての人に感謝しなければいけないと思った。(茨城県・岩田真美也)
【UME3/夢気力】
●私は見た。コピー誌の底力。モノクロ表紙はハンデじゃない。(東京都・岡井啓子)
【管制官の卵2/夢幻飛行】
●その名のとおり、航空管制官(の卵)の職場本ですが4コマ中心で飛行機に乗ったことのない人にも十分に楽しめる内容になっていて、読んでいるうちに自分も管制塔の中にいるような感覚になります。「これはサイコー面白い!」というようなネタに限って専門的すぎたり、危なすぎたりして使えず、口惜しいということは、私も職場本を作っているのでよく分かります。コミティアにはこうした職場本を出しているサークルさんがいくつかあり、それぞれに面白いのですが、このように「新しい発見」があると、来た甲斐があったなあ、という気持ちになれます。(埼玉県・里尾栃)
●私も航空マニアの一人としてこの本はとても楽しく読ませていただきました。この方のマンガをみていると管制塔の中で起こっていることが実際の航空無線を聞いているときでも瞼の裏に浮かんできて、とっても笑わせてくれます。しっかし、沖縄から東京まででてこられてこのようなネタ本を売ってくださるのは我々はとっても嬉しいです。
これからもがんばって下さい。名古屋空港の管制エリアは混んでいてやりがいがありますよ。(東京都・GZ)
【astrorama/夢貉】
●待ちに待った皿屋うづきさんの個人誌「astrorama」
皿屋さんの本当に美少年たちへの愛がこもってて…
絵や装丁、全てが目の保養になります。私のおススメの1冊です(埼玉県・タジマノリコ)
●良さはその目で確かめて欲しい。やさしいのに、狎れ合いは一切なくて。こんな話が描けたら素敵ですね。次回も楽しみです。(東京都・千葉朋子)
●キャラクターの表情・動き・描線の美しさ・画面のセンス・ストーリーの悲しさ、透明感全てに憧れます。好きな作家さんがいるというのはいいものですね。(読みたいものが読める幸せ)(東京都・あい)
●見本誌コーナーでチェックして早急に買いに走りました。"少年"をテーマにした、すごくビジュアルな1冊だと思います。誌名と同じタイトルのマンガは、長期休暇の前の嬉しさと不安さの入り混じった微妙な感情も上手く出ているし、読んでいて気分がその季節に飛んでしまいました。そんな風に読み手を取り込んでしまうストーリーってあまりお目にかかれないので、この本はおススメ!! (東京都・杉原宏樹)
●前作レッドヒルロードも良かったが、今作はさらに良い。
洗練された装丁と画風。クールなネーム。練られたストーリー。まさに完璧。
この人にかぎらずこのサークルの他の人のマンガも個性があって楽しい。当面このレベルを目指してガンバりたいと思うけど…ダメだな。良すぎる。(?・クラウス)
カッコイイ。
「こういう本」を作りたいと思う人は多いけど、ここまでの完成度で作りあげる人はいなかったと思います。前回のコミティアNo.1の同人誌。何故、この人の本をみんな買わないのだ。(?・リユカ)
【北のりゆき作品選集 転向/遊撃隊と冥土出版】
●特にその中のアウシュビッツ少女レニちゃん大手柄は全ての人に一読していただきたい。他のはね、とりあえずアブなの大好きって人だけ読めばよい。しかしこの短編だけは別だ。私も出そう出そうとして出ないハゲシい風シがキキまくっている! マンガの「感動」とは何か? 信じたかったものが打ちくだかれるだろう!! 宮崎ファンは特に!! (笑)(東京都・江露巣主人)
【Strap Shoes/雷おこし】
●4コマストーリー「真冬の動物園」が面白かったです。
病弱で学校を休んでいるサトコに家庭教師についた主人公。金持ちは嫌いと言いながらなんだかんだ世話を焼く主人公に対して、何をされても仏頂面なクセに動物には優しい教え子のサトコ。そのやりとりにクスクス笑いながら読んでいたら、最後の土壇場になって急にサトコが主人公を離さなくなってしまって、その時この本のテーマが百合であることを思い出して改めてニンマリしてしまいました。
惜しむらくは、載っている他の普通のマンガよりもこの4コマストーリーの方がきちんと「ストーリー」ができているという事かなぁ。(埼玉県・河村崇)
【医学生の夜/理数館】
●描かれる人物の高揚、著者の情熱的な展開を目にするたびに、漫画という表現媒体の難しさを感じてしまう。信じるに値する絵でも信じられる話となるかは別問題だからだ。リアリティーと嘘臭さは紙一重だ。彼女の作品は読者の感じ方でどちらにもなれるのだろう。
また、登場人物の情報をどの時点でどこまで明らかにしながら展開していくか、は本当に難しい。セリフ一つ一つ、シークエンス、アングル一つ一つに人物の心理状態、性格からくる必然性があり、それを伝える著者の選択と情があるのだと改めて感じた作品だった。(京都府・荒木仁)
【砂漠-サハラ-2/旅は道づれ】
●同じ地球上にこんなに違った世界があるなんて…と感じてしまうほど何もない砂漠。でも、だからこそ砂漠でしかお目にかかれない光景がたくさんある。この本にはその砂漠の魅力がたくさんつめ込まれていて興味深かった。それと同時に、その魅力にとりつかれ砂漠に足を踏み入れた旅行者の苦労も分かって面白かった。でも無数のハエは怖いな…(東京都・北島智香)
【MARS/陵王国】
●迷いの森に侵入した勇者たち-生まれ変わりというだけで勝手に勇者にされた主人公が仲間に"勇者"として認められるまでのお話。絵柄も可愛いくて私ごのみ。心暖まるものがあります。誰が何を云おうと私はこの一冊が好きです。(埼玉県・乃神ゆい)
【西遊記・五/歴史群像】
●「西遊記」をここまでおもしろくするとは…。(東京都・押切十三日)
【STAND BY ME3/錬金術(ASIA)】
●バイクが好きだ。その思いが誌面より伝わってくる。変にストイックにも、また求道的にもならず(バイクマンガには多いんだ、これが)実生活の中で、バイクとの一体感…とも違うか? ともかく、作者のバイクライフが綴られる。
昔乗っていいて、今は乗れなくなってしまった私に、もう一度、なんとか乗りたいという思いを抱かせる。
感想はただ一言だ。
"いいな…乗りたいな!"
こういう思いを抱かせてくれる本に、会えた。(東京都・井原実)
【さえずり/薔薇とチョップ】
●久しぶりに、本当に久しぶりに自分の最初の本を読んだら「…なんかいいよな。」と思った。想いが伝わるのだ。この頃の自分がどう考えてこの話を作ったのか…わからないが今のより情熱を感じる。今は第三者のことをチラと考えてしまうからか…この時の情熱ほどのものを感じない。と思う。
あの頃の自分は…今は見つけるのもむずかしいけど…とりあえず…つかまえたい…情熱も、心も。(群馬県・やじか)
【私という名の赤といる/薔薇とチョップ】
●こんな悲しい人間ドラマの感想はむづかしい。私には文才がないからよく言えないんだ。どこが良かったなんて読んで感じなきゃわからないよ。頼まれて愛されて傷ついて愛して憎んで…そしてその憎しみさえ包み込む愛ですくわれる。私は読み終わってしばらくの間、しかめっつらだった。この作品のような血ぬられたことはないが、17年1人で暮らしているせいか、家族のきずなや愛情についてどうしても考え込んでしまう。だから読みかえすたびにしかめっつらになってしまうんだ。この作品はいい意味で苦手です。(愛知県・森淳司)
●拝啓 針矢様。自制心の足りないあなたが好きです。 敬具
追伸:この、雪の白と赤の美しい思い出の中の登場人物のこと。(静岡県・三杉想)
【天上の約束/薔薇とチョップ】
●絵も話も荒削りですがとても惹きつけられました。(第二話では泣いちゃいました)帰る寸前にみつけたこの本に一票入れます。(神奈川県・よーしー)