COMITIA62 アフターレポート

師走の頃、日々寒さがつのる毎日ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか。11月17日に東京ビッグサイトにて行なわれたコミティア62のアフターレポートをお送りします。
半年振りの東京ビッグサイト開催。まずは前夜の会場設営から始まります。夜6時半にホール前にスタッフ10数人と一般協力者の方10数人が集合し、その場で配られるレイアウト図に沿って約900本の机を立て、椅子を置いていきます。作業時間は約1時間半。8時半には協力者の方にささやかなお礼と缶ジュースを配って解散。みんな慣れたのかスムーズに作業が進みました。
しかし設営人数の半分近くがスタッフではない、参加者の協力で成り立っているのも事実。この人たちが居なければ倍の時間がかかっていたかもしれません。会場設営は特別な技能は必要なく、人数が多いほど負担も減り早く終わる集団作業です。次回もぜひ多くの方の協力をお願いします。
さて当日。今回は同日に他のイベントがあった影響でティアズマガジンの売れ数から推測すると一般参加者が約1割減。全体の販売数の動向はアンケートの集計待ちですが気になるところです。
もっとも当日の会場風景は、朝の混雑が緩和され、サークルの人達がスペースを離れて会場を回り始める昼頃からはいつもののんびりした雰囲気。一日を和やかなペースで過ごすことが出来ました。
アンケートでも「遅い時間まで本を手に取ってもらえて嬉しい」という声がありました。時間一杯スペースを回る熱心な読者が多いのがコミティアの特徴。1600サークルをきちんと回れば時間はいくらあっても足りないでしょう(見本誌読書会では10時間あっても全部は読み切れないという声があります)。こうしたコミティアの良い部分は大切にしていきたいと思います。
ところが最後に起こった大事件が宅配便の大行列。原因は、前回の5月のビッグサイト使用時より搬出量が増えていたこと、さらに宅配便を出す人が閉会時刻の3時半前後に集中したこと、の2点が上げられます。これは予想もしなかった事態でしたが今後に影響がありえますので早急に対応策を協議しました。具体的には計量作業を簡便化したり、早く処理できる「着払い」を奨励し、混雑時にはコミティアスタッフが臨時に「着払い」専用窓口を開設するなどの手段を取る予定です。
以上の変更により受付時間が集中することによるある程度の混雑は仕方が無いとしても、長時間待たされることは避けられると思います。
今回のことで一番恐れるのは、サークルに「待つのが嫌だから早めに宅配便を出して帰ろう」という気分が生まれること。これはコミティア全体のムードに大きな影響がありますので、それだけは避けたいのです。
次回以降、今回の反省を活かしヤマト運輸との連絡も密にして対応してゆきますので、サークルの方にはどうぞ今まで通り、なるべくゆっくり会場に残ってコミティアの一日を楽しんでいってもらえるようにお願い致します。
さて年3回をビッグサイトで開催した2002年。これからはこの会場をホームグラウンドにしてゆかねばなりません。12月からはりんかい線が埼京線に乗り入れ、だいぶ便利にもなりました。会場の使い勝手は参加者とスタッフが一緒に経験を積み上げて行くもの。どうぞよろしくお付き合いをお願いします。
では良いお年をお過ごし下さい。

コミティア実行委員会代表 中村公彦

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