COMITIA70 アフターレポート

2004年もそろそろ押し詰まってまいりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか? 11月21日に行われたコミティア70のアフターレポートをお送りします。
今年はコミティア20周年YEARということで、この11月がちょうど記念の回。スタッフ手作りの飾り付けでにぎにぎしく盛り上がりました。スペースNo.シールに金のお祝いシールを貼ったり、入場ゲートに電燈を仕込んだちょうちんを吊ったり、柱に紅白幕を巻いたり。展示ゾーンでは過去のティアズマガジンやパーソナルコミックスの全展示、コミティア年表、スタッフ全図鑑などなど。募集していたおめでとうメッセージハガキもなんと200枚を越えました。
イベントの最後を〆たのは、会場撤収を手伝ってくれた人達が300人以上集まっての樽酒の鏡開き! うれしそうな皆さんの顔を壇上で見ているとちょっと感極まりました。多くの人に祝ってもらえて本当にコミティアは幸せなイベントです。
サークルアンケートに「マンガってすごいんだなーと思った」というコメントがありましたが、確かにコミティアがここまで頑張ってしまうのも、まさにマンガの力ゆえ。もっともっと面白いマンガが読めるのを楽しみに、これからもコミティアを続けてゆきたいと思います。
この他の会場企画として岩田次夫読書会メモリアルを開催しました。1年前に企画されながら、岩田氏の急病により中止になり、そのままこの3月に亡くなった氏の蔵書約1200冊の読書会。パロディも含んだオールジャンルで普段のコミティアでは見れない本も読めるということで本当にたくさんの人が見ていってくれました。20年前はコミティアスタッフでもあった彼に少しだけ恩返しが出来たような気がします。
定着してきた出張マンガ編集部持込受付は「鋼の錬金術師」で大人気のスクウェア・エニックス編。同作品の人気キャラクター・アルフォンスのなんと2メートルを越える等身大フィギュアが展示されるなど、大いに目立っていました。持込み者もトータルで150人を超え、手応え充分。ここから活躍してくれる人が出るのが楽しみです。
また、ティアズマガジン表紙記念ということで「ビッグコミックスピリッツ」で活躍中の小田扉さん(「みりめとる」で参加中)のグッズも作りました。Tシャツ、犬像フィギュア、手ぬぐい、と小田扉作品ならではのビミョーなラインナップ。近々net通販などもはじめますので、会場で手に入れ損ねた人はぜひご利用ください。
コミティアパーソナルコミックスも新刊が出ました。俊英・松本藍さん(「サンタロー」で参加中)の「セルフポートレート」。ぜひ注目してください。
そんな訳で、ちょっと盛り沢山過ぎ、という声さえあったコミティア70。何とか無事終わりました。
今年はコミティアにとって良い一年ではありましたが、ちょっと企画を頑張り過ぎた気がするので、来年はもう少しペースを考えながら、運営してゆきたいと思います。
21年目からのコミティアもどうぞよろしくお願いします。
それでは皆様、良いお年を。

コミティア実行委員会代表 中村公彦
(広報ティアズより)