当日は天気には恵まれたものの、風が激しく、シャッターを開けると会場内を風が吹き抜けて、危険な状況に。本来は出展企業の都合でシャッターを開ける予定だったのですが、企業側と調整して急遽、閉鎖して対応しました。
参加サークル数は直接1781／委託110サークルと、前回より50サークル増。企画が多かった都合もあり、見本誌コーナーが2階の会議室に移りました。不便になりますが、これも落選サークルを出さないための処置ですのでご容赦ください。
今回の会場内企画はまず、新機軸の「出張ノベルス編集部イラスト持込受付」。全10編集部が出展し、イラストの持込で回転が速いためか、軒並み70～80件の持込があり、100件以上を受け付けた編集部もありました。それでも整理券配布待ちの長い行列が出来、最終的に持込が出来るまで2時間待ったという人もいて大人気コーナーでした。
もう一つは「『季刊エス』イラスト公開コンテスト」。私がこの雑誌の読者イラストの審査員をさせてもらっている関係で実現した企画ですが、こちらも500人からの投票があったとのこと。2階の会議室では「Sの部屋」というコミュニケーションスペースもあり、初めてコミティアに参加する『季刊エス』読者も多数来場してくれました。また、ちょうど出張編集部企画もあり、イラストを持込んで一石二鳥だった人も結構居たようでした。
そしてこれはシステムの問題ですが、この78よりオンライン申込が開始されました。初回の利用数はなんと356件。全体の申込件数が約1900件ですから、約2割がオンライン申込だったことになります。大きなトラブルもなく対応できたことで、今後はこの便利なシステムを利用する人が増えてゆくことが予想されます。内部的にもそれに応じて体制を変えてゆかねばなりません。ソフトの変化とハードの進化は車の両輪のようなもの。うまくバランスを取ってゆきたいものです。
さて、ついに来年5月はビッグサイト2ホール開催が決定しました。募集3000サークル！です。また現在、会場内企画も鋭意準備中です。多くの方の参加を心よりお待ちしています。なお急な規模拡大のためスタッフ体制が整わず、この回は委託参加がお休みになります。その点どうかご容赦ください。
今回のアンケートを読んでいて嬉しかったのが、あるサークルの「慌しくもなく、ゆっくりでもない、コミティアの速度が好き」という一言でした。
正直、内部的にはバタバタ、ギリギリで運営しているのが実情ですが、それでもこういう風に言ってもらえるのは何ものにも換え難い喜びです。この信頼を裏切らないようにこれからも活動してゆきたいと思います。
今年一年、ほんとうに有難うございました。そして来年もどうぞよろしくお願い致します。
コミティア実行委員会代表 中村公彦
（広報ティアズより）