今回は久し振りに東京ビッグサイトの西1ホール。会場の形がかぎ型でなかなか使いずらいホールです。柱が多く、取れるスペースが東ホールよりも減ってしまい、見本誌コーナーを場外に出すなど工夫はしたものの、残念ながら今回は直接参加でも落選を出す結果になってしまいました。
直接参加のサークル数は1787。落選分を合せると昨年同月より約130サークルの申込増がありました。5月の2ホール開催の余波があるとは言え、夏のコミケットが通常より1週間後倒しになり、間が1週間しかないにもかかわらずこの数字には驚かされます。
一方、一般参加者は完売したティアズマガジンの売れ数からすると昨年とほぼ同じ。ただ、昨年はフイギュア系のワンダーフェスティバルが同日開催だったり、目の前でオールジャンル大規模即売会のグッドコミックシティが開催されたりで、そこから流れてくる人も居ましたが、今回はそういった要素も少なく、ほぼコミティアのみの来場者ですから立派な数字だと思います。そのせいか、朝の開場前の一般待機列は大幅に膨れ上がり、スタッフがいつもよりかなりたいへんでした。
当日は天気も良く、気温は大分上がりましたが、空調はそこそこ効いてくれて場内は過ごしやすかったように思います。ただ、これも西ホールの特性で、場所によって空調の効き具合が違い、天井の照明を100%点灯できないなど悩ましい対応になりました。
ホールの割り振りは会場側が調整しており、こちらには選択肢が無いに等しいのですが、今後もなるべく西ホールは避けたいと思っています。
さてサークルさんの動向はというと、夏コミから1週間後というのにコミティア合せの新刊も多く、コピー誌でも何とか間に合わせようとしてくれる気持ちが嬉しかったです。夏の疲れもあり、今回は人の引けが早いのでは?と危惧していましたが、いつも通りの雰囲気で過ごすことが出来ました。みなさん、やはり1 週間前の夏コミの印象が強いようで、サークルアンケートでも「一日過ごしやすかった」との声が多数でした。
会場内企画は飛鳥新社「季刊スモールエス」イラスト展と出張マンガ編集部。イラスト展は昨年11月に好評だった姉妹誌「季刊エス」の展示と同様のコンテスト形式ですが、最近イラストジャンルのサークルが増えたこともあり、かなりの投票数があったようです。また、出張マンガ編集部もスペースの都合で出展数は減らさざるえませんでしたが、終日多数の持込で賑わいました。
そんなこんなで熱い夏も終わり。イレギュラーなこともありましたが、何より無事終了したことを喜びたいと思います。
さて、ここで発表があります。来年の5月5日開催のコミティア84が2ホール拡大開催になることが正式決定しました。一年でもっとも参加者が増える時期ですので、今年と同様、来年も大いに盛り上がりたいと思います。
ますます成長するコミティアにどうぞこれからも宜しくお付き合いください。
コミティア実行委員会代表 中村公彦
(広報ティアズより)