今回は直接参加が前年比で約360サークル増と大幅な伸びを見せました。去年はサンシャインクリエイションと日程が被った影響もありましたが、今回はティアズマガジンも1時頃には売切れ、2月としては驚異的な動員となりました。
サークルアンケートを読んでいて感じるのは、初参加の若い層が増えていること。データ集計が終わっていないのではっきりした数字は出せませんが、20歳前後の世代が大きく増えています。次回5月には「平成部」という平成生まれの参加者限定の「部活動」も行われますし、描き手として伸び盛りの彼らの成長を楽しみにしたいと思います。
そして同時に、初参加の人が多いということは、これまで当然と思っていた即売会内のルールがきちんと伝わらないということでもあります。
「声高な呼び込み禁止」「通路にはみ出しての販売・配布は禁止」といったルールは、参加案内書などに書いてあっても、見過ごされたり、うっかり忘れたりするかもしれません。
「声高な呼び込み」は一日中同じ口上を大声で聞かされる回りのサークルには迷惑ですし、「通路にはみ出しての販売・配布」も割り振られたサークルスペースをはみ出すのはルール違反です。そして、それらを敬遠して人が寄り付かなくなり、周りのサークルの迷惑になることもあるのです。
それらに気が付いた方も、やんわり注意してもらうか、本部までお知らせください。たいがいはルール違反に気づいていない・知らないケースが多く、その場で注意すると判って止めてくれる人がほとんどです。今後、コミティアとしても、初参加者が増えつつある状況に対応して、ルールや注意事項をきちんと伝える努力をしていかなければと考えています。
アフターレポートとしてはちょっと耳障りのよくない話になりましたが、即売会の基本は常に人と人とのコミュニケーション。その場のルールを醸成してゆくのはやはり参加者一人一人の自覚です。どうぞ、ご理解とご協力をお願い致します。
さて、当日の模様に話を戻すと、天気は久しぶりに快晴。2月はとくに年によって変動が激しく、シャッターを開けて換気をしたくても、寒風が吹き込んだりと加減が難しいのですが、今回は比較的過ごしやすかったと思います。
会場のレイアウトも、島ふたの机をなくす一方、センター通路を2本通して、全サークルに参加してもらうことができました。見本誌コーナーもやはり2階です。東ホールの場合はこれがほぼ規定のレイアウトになってゆくと思います。
前日設営参加者も昨年の約1・5倍の人数が参加してくれ、スムーズに終了。新グッズの「きみぴこ軍手」は前日の先行発売ではきみぴこ本人が販売しました。おかげで当日持込分はほぼ完売。次回も是非よろしくお願い致します。
ということで、非常に盛り上がりつつ、概ね平和に終了した今回のコミティア。次回5月の2ホール拡大開催に向けて、良い弾みになりました。さらにたくさんの人と会場で出会えるよう、大いに楽しみにしています!
コミティア実行委員会代表 中村公彦
(広報ティアズより)