COMITIA93 アフターレポート

いつになっても残暑の去る気配の無い日々が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。さる8月29日に行なわれたコミティア93のアフターレポートをお送りします。なお、今回の『広報ティアズ』は次回の申込〆切の都合でダイジェスト版になります。どうかご容赦ください。
まずスタートは前日設営の夜18時から。一般協力者もこの猛暑の中にもかかわらず40人近く集まってくれて、本当に有難かったです。作業はたいへんスムーズに約2時間で終了。今後は2ホール開催が多くなるので、ぜひこれからも協力者が増えてくれると助かります。
そして迎えた当日。サークルアンケートでもっとも多かった感想は「場内が涼しく、快適だった!」という声でした。2週間前の同所で行われたコミックマーケットが、人口密度も違う上、シャッターを開放するので空調も無く、地獄のような暑さ。それに比べるのも申し訳ないですが、空調の効いたコミティアの会場はとても過ごしやすい環境でした。逆に言うとその両方に参加する人の割合がいかに多いかの証明でもありますね。
さて、朝の一般待機列が思ったより短く、今回は一般参加者が少ないかも?と密かに心配していましたが、開場してから来場者がどんどん増え始め、ティアズマガジンも午後1時過ぎには完売。同日、東ホールで行われていた赤ブーブー通信社さんの「GOOD COMIC CITY」に参加してからこちらに来た人も多かったでしょうし、無理せずに外に並ばないで入れる時間帯に来てくれた人もかなり多かったようで、冷静な判断に拍手です。
会場内はやはりスペースがぎちぎちでもう少しゆとりが欲しいという声もある一方、落選がたくさん出るのも辛いという本音もあり(今回の落選は約450サークル)、かといって経費の問題もあっておいそれと2ホールにも出来ず、相変わらず悩ましい状態が続きます。今年から次の11月も2ホール開催になりましたが、こうして少しづつペースをあげてゆくしかないようです。
また、今回は「放送大学」の取材もあり、「コンテンツ産業論」というテーマの番組にコミティアも登場するようです(ただし放映は来年度)。こちらのコーディネーターは5月のティアズマガジンの記事「外から観たコミティア」に登場してくれた出口弘教授(東京工業大学)。どのような切り口で取り上げられるか楽しみにしていたいと思います。
そういう訳で、会場内では閉会の3時半まで、通路は常に人が行き交い、ゆっくりとコミティアの一日を楽しんでいました。アンケートでも「人は多かったけれど、雰囲気はあまり変わらない」という声が多数。こうした「コミティアらしさ」は失わずに、それでもたくさんの参加者の受け入れる方向を模索してゆかねばならないでしょう。まずは次回11月、今年2回目の2ホール拡大開催です。たくさんのご参加をお待ちしています。

コミティア実行委員会代表 中村公彦