サークルインタビュー FrontView

おーみやHappa

『チラウラ』
B5/22P/500円/ギャグ
趣味……サーフィン
職業…漫画家
コミティア歴…コミティア84から
http://happa.moo.jp/
「余命100コマ」を初めて読んだときの衝撃は忘れられない。冒頭から「あなたの寿命はあと100コマです」と宣告される少女、コマ数というマンガのメタな要素を巧みにネタとして昇華させた展開、そして驚愕のラスト──。
作者のおーみやさんは、高校を卒業する頃よりイラストを描き始め、時期を同じくして始めた個人WEBサイトでイラスト仲間の輪を広げていった。同人活動も最初はイラストジャンルでの参加がメインだったが、「周囲の知り合いが何人もマンガでデビューしていくのを見て、自分もマンガを描くぞって気持ちが強くなりました」と話してくれた。
コミティア100にちなんで描いた「余命100コマ」は、初めて作った長編マンガ同人誌だった。その同人誌ならではの斬新な表現がネットの情報サイトや個人サイトを通じて口コミで広まり、同人誌ショップに委託しては完売を繰り返すほどの大きな反響を得た。しかしおーみやさん自身は「その本もこれまで作ってきたものと同じように、自分が面白いと思う本を作っただけなんですけどね。ただ、今まで描いていなかったシリアスな部分も好評で、気持ちの幅は広がりました」とストイックに語る。マンガ表現という技法とおーみやさんのセンスが見事な化学反応を起こした結果が、この反響に繋がったのではないだろうか。
1冊の本として面白いもの、満足度の高いものを作ることにこだわり続け、例えばイラスト本を作るにしても、ただイラストを描いて纏めるだけではなく、マンガのページを加えて読み応えのあるものにするなど工夫を凝らしてきたという。「自分の本はまず自分が第一の読者。自分が読んだときに面白いと思うものを作りたいですね」
2012年より角川書店の雑誌『4コマnanoエース』にて「地獄恋すてふ」を連載中だが、商業誌には商業誌の、同人誌には同人誌ならではの魅力があると話すおーみやさん。「同人誌だと一発ネタだったり装丁だったり自分で自由に作れる所が面白い」コミティア102で発表した「チラウラ」は、そんな装丁の自由さを最大限に生かした作品だ。(※上部カットを参照)
今までの作風はギャグがメインであったが、シリアスな要素も入れていきたいと語る。「絵柄そのままのことはあまりやりたくないですね。どうせふわふわして可愛いだけの話なんだろ、とは思われたくない(笑)」今後もどのようなこだわりの一冊で読者をあっと言わせてくれるのか、もうHappaが見せるマンガの魔術から目が離せない。

TEXT / KOUHEI SAKUMA ティアズマガジン105に収録

そそざぐり

『洗濯屋のユーリ』
B5/28P/300円/少年
生年月日…5月24日
職業…漫画家
趣味…化石標本の整理
コミティア歴…コミティア80から
http://www.sunfield.ne.jp/~sosoz24/
面白みがどこにも無い作品など存在しないし、才能は誰にでもある、とは思う。だが、小さな輝きに過ぎなかった才能が回数と年月を重ねるごとに光を増し、気が付いたら——という人がいる。彼もそんな作家の一人だ。
「マンガのイロハが解ってきたんでしょうね。どう読まれるかを考えられるようになったんだと思います。描きたい物を描くだけじゃなくて」
元・非常勤講師。本格的な同人活動は大学卒業後。「二足のわらじ」の解消を考えた時、彼はプロを目指す事を決断した。遅いスタートは普通なら不利、だが独学でコツコツと学習を繰り返し、連載を持つ所まで登ってきた。
「前回描いたものを越える。目に見える部分で、最低限一つ。でもそうすると今度は違う部分のアラが見えてくる、っていう事の繰り返しですね」
転機になった「洗濯屋のユーリ」は、どん底の境遇にいた少女が小さな努力を積み重ねて成長し、やがて一人立ちを果たすという、とても「いい話」。だがそれですらも「元々人情物は苦手だったんですよ」と言う。
「プロなら描けない物があっちゃいけないなって。じゃあ俺は何が描けないんだって考えたら、人情話が恥ずかしくて描けなかったんですよ。「恥ずかしい」は言い訳にならねえよなって、苦手潰しのために描いた面はあります」
そうして出てきたのが、損な立場に置かれがちな「地味ないい子」が報われてほし
い、という講師時代の体験を基にしたストーリー。かと思えば、その直後には画力の向上を目指して成人向けに挑戦したりもする。描く事でその経験から新たな引き出しを作り、また今の自分にある限りの引き出しを掘り起こしていく。階段を一歩一歩上るような地道な積み重ね。そんな彼だからこそ、まさにそんなマンガが生まれてきたのかも知れない。
「マンガ描いてメシ食うなんてありがたい仕事させてもらってるんだから、並じゃダメだというのは、常に」
自ら試行錯誤して身体で覚えた事は、誰かに教えられるよりもはるかによく身に付くものではないだろうか。そして彼はこれからも、一歩一歩飽くことなく試行錯誤を続けていくのだろう。
「上を目指すと切りが無いですよ。何年やろうが飽きないと思います」

TEXT / TERUO MIZUNO ティアズマガジン105に収録

詩原ヒロ炎色マッチ

『女愛中毒』
A5/36P/300円/青年
生年月日…1987年12月8日
趣味…ゲーム(アクション)
コミティア歴…コミティア96から
http://kbrain.uijin.com/
仲の良いクラスメイトの女の子に淡い恋心を抱きながらも、気持ちを告白できず、自分が同性愛者という事実をひた隠しにして苦悩する女生徒・山谷凸子。彼女を中心に、中学生の男女3人の報われない恋愛模様を描き出した『山谷さんのヒミツ』(コミティア99発行)ほか一作で、詩原ヒロさんは今年2月、「第一回月刊モーニング・ツー×ITAN即日新人賞」の大賞を獲得、「月刊モーニング・ツー」で商業デビューを果たした。
詩原さんは一貫して、「性にまつわる悩み」をテーマにした漫画を発表し続けている。性欲や生理的現象といった、下ネタを扱った作品はコメディ風に。一方、前述の『山谷さんのヒミツ』のような、同性愛を取り上げた作品はシリアスに、と話題によって、ガラリと作風を変えているのが特徴だ。ただ、どちらでも、根底にはある共通した想いがある。「色欲や恋心に気持ちが左右される子は描いていて面白いですね。性と世間体を見て、葛藤するキャラクターを描きたいといつも考えているんです」。
前回、コミティア104発行の最新作『女愛中毒』は、原田尚美さん(サークル「素路」)との合同誌だ。テーマは「レズビアン」。詩原さんは、ある社会人ペアのスペシャルな1日を描いている。
大学時代からなし崩し的に付き合い始め、同居生活3年目を迎えた駆け出しの小説家のサチとOLのユーカ。お互いの関係は至って良好だが、サチは常々、二人の未来に漠然とした不安を感じている。そんなある日、休日出勤と言って家を出ていったユーカが、街中で見知らぬ男性と一緒にいる場面を目撃してしまい、サチは激しく動揺してしまう……。
心ではユーカを信じながらも、彼女の嘘を疑い、変心を恐れ、恋のライバルと思しき「オトコ」の突然の出現に怯えるサチ。普段は表情を露わにしない彼女が不意に見せた泣き顔は、ユーカのみならず、読者のハートも同時に撃ち抜く。「女性同士、一緒にいる時は楽しくても、付き合っているうちに性別的な問題にぶち当たって、関係がうまくいかなくなることも多いのではないでしょうか」と語る詩原さん。「でも、それを承知の上で、大人同士がお互い覚悟を決めて付き合っている関係を描こうと思いました」。
なぜユーカはサチに嘘をついたのか? そして、二人の今後の関係はどうなってしまうのか? その答えは、実際に『女愛中毒』を読んで確かめて欲しい。読み手の貴方をニンマリと満足させる物語が、きっとそこにはあるはずだ。

TEXT / KENJI NAKAYAMA ティアズマガジン105に収録

西倉新久ABXXX

『199X年の論客たち』
A5/52P/400円/青年
生年月日…1月19日
趣味…野外フェス・イベント参加
コミティア歴…コミティア88から
http://a-b-x.sakura.ne.jp/
不慮の事故で将来を奪われた姉と、その償いに生きる弟の関係。完璧を好むロボットの評価に囚われ、自らもロボットになるピアニストの悲劇。重い話ばかりと思いきや、ゲームで繋がる爽やかな友情譚や、雅楽の授業で睡魔と闘う大学生を描いた、エッセイ風ショートストーリーも。再録集『ABMIX』を読むと、キャラクター造形から世界観、時には絵柄まで変えて繰り広げられるドラマの数々に驚かされる。この全方位的な制作スタイル、どこから来ているのだろう?
「次に何を描くかは、結構軽い気持ちで考え始めます。若い世代の主人公が続いたら、今度は年齢がもっと上のキャラクターで話を考えてみるとか。その時に描きたいものを描いてみようという感じです」そう淡々と語る作者の西倉さんは、やはり大のマンガ好き。インタビュー中にも黒田硫黄や内田善美などのマンガ家の名前が挙がったが、ジャンルに関係無く面白そうだと思ったマンガはとりあえず読んでみるのだという。制作における引出しが多いのも納得だ。コミティアに参加するようになったのも、知り合いの参加者に誘われたのに加えて、商業には無い独創性の広がりに惹かれたから。その魅力について尋ねると、「一人ひとりが自由に作品を作るのって、単純だけど創作の究極だと思うんです」と笑顔で答えてくれた。
自分が描きたいものを描きたいように作品へとぶつける楽しさ。その一方で、「他の人のそうした作品を見つけることも面白いです」と語る。コミティアへの参加を重ねるにつれ、周りのサークルとの交流も自然と生まれていった。自分と作風は違っていても、そこから互いに刺激を受けることも多い。プロアマ分け隔てなく作品が問われるから、コミティアでの発表は力試しでもあると西倉さんは語る。40ページ台に及ぶボリュームを毎回発表していることについて聞くと、「オフセット印刷だとある程度のページ数が無いと、後ろめたくて…何だかんだで毎回ページが増えて、気合で乗り切っています」とのこと。自分の作業量のキャパを見極めるためにも、そのペースを保つようにしているという。「毎回新しいことに挑戦したいという思いもあります。ジャンルも様々ですけど、自分の得意なものが何なのか、色々反応を見ながら考えていこうと思っています」ストイックな語り口の内に熱くマンガ愛を燃やす西倉さん。最新刊は登場人物4名の視点で綴られる群像劇で、やはり過去作とは異なる形式になっている。様々な広がりを見せるその作品世界を、これからも楽しみにしていきたい。

TEXT / BANRI BANNAI ティアズマガジン105に収録

缶乃・ねが・川内ハイパーケトルイエスタデイ

『ミス・パラレルワールド』
B5/108P/800円/百合
<缶乃>
生年月日…12月17日
職業…学生
趣味…祝杯
コミティア歴…コミティア100から
<ねが>
生年月日…1月22日
職業…学生
趣味…パントマイム
コミティア歴…コミティア100から
<川内>
生年月日…12月14日
職業…学生
趣味…因数分解
コミティア歴…コミティア100から
http://dshyper.xxxxxxxx.jp/hky/
ハイパーケトルイエスタデイは、ねがさん、缶乃さん、川内さんの3人からなる百合サークルだ。初参加はコミティア100とまだ一年ほど。住所も学校もバラバラな3人は、pixivの百合企画で出会い、意気投合したという。
彼女達の発行する合同誌の大きな魅力は不思議な一体感。これには2つの要因がある。まず作品ごとに「都市伝説」「SF」といったテーマが設けていること。もう1つは、幕間にあるショート漫画の存在だ。違う作品の登場人物達同士が出会い、次の物語へ橋渡しをしてくれるその内容は、バラバラの物語をリンクする小粋な演出になっている。
一方で、3人の作品には全く異なった魅力がある。ねがさんの描く主役二人の煮詰まった関係。缶乃さんが大コマで魅せる恋する少女の表情。川内さんが描く集団劇の中で自らの壁を乗り越えて成長する主人公。このバラエティ感と前述した一体感が、合同誌としての完成度を高める。
「百合」の魅力をねがさんは「中学生の少女が友情だか恋だか分からないまま思案する様がかわいい。面倒くさい事考えてる女子同士がワチャワチャしている構図を描きたくて話を作っている。たとえ恋愛ではなくてもその関係性を百合と呼びたい」と説明するが、3人の百合観も様々だ。「恋愛感情がある方が好み。友人が実は主人公が好きというシーンで感極まる」とは川内さん、缶乃さんは「恋人ではなく親友で終わっても、2人の感情の置き方が良かったら百合認定」と語る。
3人の予定が合わず個人誌発行になった事もあるが、合同誌には代え難い楽しさがあるという。「喜びは3倍に、悲しみは3分の1になります」とは川内さん。缶乃さんは「何か面白いネタを思いついた時に一緒に盛り上がる人が近くにいるのは有り難い」と醍醐味を話す。
川内さんが「『他の二人のマンガだけが読みたいのに』と読者に思われない様に気が抜けない」と言うとおり、楽しさだけではなく緊張感もある。技術を共有し、切磋琢磨する。その高いモチベーションは、一冊ごとに目に見えて上達している作品からも伝わってくる。
全力で楽しんで、描いた結晶。だからこそハイパーケトルイエスタデイの本は、眩しいくらいキラキラとしたパワーに溢れているのだろう。

TEXT / OKAMOTO SATOSHI ティアズマガジン105に収録

駆逐艦神風草壁正和

『BLUE NOTE』
B5/20P/300円/歴史
生年月日…10月24日
職業…雑貨屋店員
趣味…お巡りさん観察
コミティア歴…4年(2009年2月~)
http://inui.client.jp/
あさま山荘事件を総指揮した当時の警察庁長官の後藤田正晴をゴツイまま凛々しく、時にチャーミングに描く、恐ろしいサークルだ。1970年前後の学生運動を舞台に、警察側の主要人物だった後藤田や佐々淳行、凶弾に倒れた内田尚孝第二機動隊隊長、といった実在の警察官たちが人間味豊かに描かれる。基本ギャグ+シリアスだが、登場人物がどこまでも剛の者。読み終えても格好よさや恐ろしさは微塵も崩れないのが流石だ。
「制服がカッコいいので警察物は好きでした」という神風さん。男同士が信頼関係で仕事をしている場面や、汗水たらして流血事に立ち向かう姿にカッコよさを感じていた。警察ドラマを観るうち、映画『突入せよ!「あさま山荘」事件』にはまる。原作や資料を読み込むと、映画では主に警視庁(東京)側からの視点だが、地元警察の側にも様々なドラマがあるのに気付いた。画面には登場しないが事件に立ち向かった人物がちゃんといる。そうした有名無名な人々に感情移入して、史実をベースに想像逞しく描く、今の「史実ギャグ+シリアス」のスタイルができ上がった。
東大安田講堂事件では、取り囲んだ機動隊隊長それぞれの人物像が判るにつれ、平時と有事の人間臭い逸話が見えてきた。
「40数年前では歴史というには浅いかもしれないけど、あさま山荘も安田講堂も、今では想像できないような大事件。その正念場へ踏込み、行動した、本当の逸話を持っている人がいる。」こうして、様々な人間の視点から二つの事件を繰り返して描き、気づけば14冊。描きたいのは彼らの格好良さ。そして「やっぱり厳つくないとおまわりさんじゃないかなと(笑)」
内容が学生運動時代の警察のせいか、最初は男性のお客さんしか来なかったが、最近は女性読者も増えて、男女半分づつ位に。
「本職の方が買ってくれてたりします(笑)。自衛官の方は結構普通に名乗ってくれますけど、警官の方は名乗ってくれないんです。でも、話し方と仕草でなんとなく…(笑)。」
これからも二つの事件にはこだわり続ける。「本当にあったことを描きたいから、資料集めに励んでいます。関係者の大半が既に御高齢で、事件が風化しつつあるけれど、今だからこそ話してくださる方もいらっしゃるので」
今後はオリジナル設定にも挑戦したいとのこと。「そもそもの警察装備の機能美とか、事件から見えてくる登場人物の生き様が好きなんですね。事件が起きたことに対して、その時、その人が、どう動いたのか、をこれからも描いて行きたいです」。
この胸熱感をさらに読めるのが楽しみだ。

TEXT / RYOKO SUGAYA ティアズマガジン105に収録

payjamapayjama

『エスパー・エトセトラ・エトセトラ』
B5/32P/200円/その他
趣味…読書
コミティア歴…payjamaではコミティア94から
http://www.pixiv.net/member.php?id=51363
ほのぼのした絵柄でありながら、シニカルでダークな短編を多く発表しているpayjamaさん。
彼の作品の中で目を引くのが、ヒトコマ漫画のシリーズ。最新の選集「ヒトコマ漫画よ永遠に」は100本のヒトコマ漫画を集めた本。得意の刑務所ネタで量子力学を持ち出してきたり、プッチンプリンネタが出てきたり、古臭いと思われがちなヒトコマ漫画に現代感覚が融合した作品群です。
ヒトコマ漫画を描いたきっかけは、以前所属していたサークル「良識派」での企画。お寺のフリーマーケットに出品し、メインの参加者である年配の方でも楽しめる同人誌というコンセプトで描いた時でした。星新一さんがアメリカのヒトコマ漫画を紹介した『進化した猿たち』を参考にしたこのシリーズは、老若男女どころか外国人でも楽しめる作品。「時事ネタやパロディ、流行りものも入れた方が作品は豊かになると思うのですが、描き方やタイミングをとらえられなくて、なかなか作品に入れられずにいます」と言いますが、風化しやすいネタを避けて描くことによって、10年後、20年後にも読み返したくなる様な普遍的な面白さが生まれているのでしょう。
また、大学漫研からの知り合いとのサークル「ガセネタ」で出しているのが『壱大漫研部員の生態』シリーズ。これは、あらかじめ設定が決まっているキャラクターたちを登場させるというルールで、毎号「大雨で部室から帰り損なった」「部室に来たら、みかんの山が」などのテーマで描かれるアンソロジー形式の合同誌です。『豪雨編』では、差すと晴れ、閉じると豪雨になる奇妙な折りたたみ傘を巡る、コメディ色の強い短編を披露。4ページの作品ながら、最後のすっきりとしたオチは見事です。
他にも『集合住宅』を始めとして、ネットで知り合った方々との合同誌にも参加しています。ネタ調整やアイデア出しの打ち合わせは主にチャット。「ログを簡単に確認出来るのはいいですね。真剣な方が多いので刺激を受けて、同タイトルで別バージョンはどうだろうとか、実験的なマンガにしてみようとか。工夫をすごく考えます」
伝統的な手法と新しい感性。可愛いけれど洗練された絵。和やかで不条理な雰囲気。そして、短い中に満載の切れ味鋭いネタ。一筋縄ではいかないpayjamaさんの作品は、まさにセンス・オブ・ワンダーと言えます。一度読めばきっと貴方も魅了されることでしょう。

TEXT / TAKEMASA AOKI ティアズマガジン105に収録