COMITIA122 アフターレポート

いよいよ寒さが厳しくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。11月23日に行われたコミティア122のアフターレポートをお送りします。

今回は週中の祝日の開催で、前日の土曜休みの無い分、厳しい日程です。その上、いつもは前日の夜に会場設営をするところ、会場の都合で早朝からの設営に切り替えることになってしまいました。

何しろ過去に経験のない5000サークル規模を朝の限られた時間で設営するのですから、計画も一から作ることになります。それでも心強かったのが一般の協力者を募集したところ200人(!)もの人たちが登録してくれたこと。結果としてこの協力のおかげで当初の見込よりも30分も早く設営を終わらせて、朝9時からのサークル入場を迎えることが出来ました。あらためて朝早く集まってくれた皆さんに心より感謝します。

早朝設営終了後に会場の壁に貼り出した協力者御礼ポスター

さて、もう一つの難題は当日の午前中に降り続いた雨。会場との契約により入場待機列は屋外の駐車場に指定されていて寒い雨の中を、一般参加者を長時間待たせることになり、場外の担当スタッフもずぶ濡れで奮闘してくれました。それでも昼過ぎからは雨も上がり、来場者もぐんぐん増えて、秋の開催としては過去最大の規模となりました。

また、天気の影響は館内にもあり、どうしても行列対策などで各館のシャッターを開けるため、冷たい外気が吹き込んで周辺のサークルさんには寒い思いをさせてしまいます。こればかりは運営上避けられず、自衛策をお願いするしかありません。どうぞ冬の回は防寒の備えをご用意ください。

さらに一方で来場者増は人気サークルの行列にも直結します。最近はSNSなどで情報がアッという間に拡散し、こちらが想定していない突発的な行列ができることが増えています。限られた人数のスタッフでは対応しきれない場合もあり、サークルさんや来場者の方にも、通行整理やなるべく早い列の解消のために出来るだけ協力をお願いします。

今回の会場内トピックは、例年秋の回に併催される「海外マンガフェスタ」。たくさんの海外の作家が来日し、普段目にしない他国のマンガ文化に触れる数少ない機会です。同時にサークルアンケートを見ていても「外国の人が本を買ってくれた」という声がちらほら見えます。こうして作家間の国際交流が生まれ、育っていくのを楽しみにしたいと思います。

さて、いろいろ大変な回でしたが、今年のコミティアはこれで無事終了。あらためて多数のご来場有難うございました。また来年、会場にてお会いしましょう。

コミティア実行委員会代表 中村公彦
(広報ティアズ122より)

『広報ティアズ』とは
コミティア開催後に発行し、その回の参加サークル宛に送付されるコミティアのレポートです。当日の全体の様子をお伝えする「アフターレポート」、参加サークルの方に描いていただいた「ヒトコマレポート」等で構成されています。この回の『広報ティアズ』を読みたい方は下記ボタンからご覧ください(PDFファイルです)。 広報ティアズ122