COMITIA124 アフターレポート

今年も暑さが気になる時期となりました。いかがお過ごしでしょうか。5月5日に行われたコミティア124のアフターレポートをお送りします。

参加5674サークルと過去最大の規模になった今回。以前の記録が6年前の100回記念回(5609サークル)ですから、あの時のお祭り騒ぎ状態ではなく、いつも通りの開催ペースで増え続けてこの規模になったわけで、なんとも感慨深い気持ちになります。

多めに刷ったティアズマガジンも12時43分に完売。その後も一般参加者はぞくぞくと来場し、これはサークル数だけでなく、総来場者も過去最大であったと思われます。嬉しいことではありますが、同時に会場の混雑状態を体感していると、そのキャパシティが限界に来ていることもヒシヒシと感じました。

サークルアンケートでは、「人が多かった」「暑かった」という声は多いものの、これだけの人口密度で、外周だけでなく各所で行列が発生しても、不満を訴える報告がほとんど無いのも驚くべきことです。これも参加者がみなで譲りあい、協力しあう雰囲気があってのことでしょう。今のコミティアはそうした参加者の「やさしさ」で何とかしのげている状態だと思います。

とは言え、これまでは可能な限り申込サークルを受け入れる方針でいましたが、今後は安全対策として一般参加者用の通路幅を確保するために、サークルの落選を出すことも考えねばならないかもしれません。

2019年4月からは東京ビッグサイトの東展示場が、東京オリンピック・パラリンピックのための工事で使えなくなり、代替に新しく出来る青海展示場や南展示場も使ってゆく予定です。これらはまだ建設中なのでどのような使い勝手になるかも判りません。ホール構成も大きく変わってくるので、サークル参加費の見直しも含めて、検討することになります。どうぞご理解とご協力をお願いします。

さて、当日のレポートに戻りましょう。会場内企画は「百合展2018」と「作画グループの歴史」展。どちらもそれぞれのコアなファン層が集まり、盛況となりました。これもコミティア参加者の嗜好や年齢層の幅広さを感じさせてくれます。

そして、前日設営に集まってくれた協力者は約100人、閉会後の会場撤収に協力してくれたのは約50人。おかげさまで過去最大の物量にも関わらず、スムーズに終了しました。これらの作業は限られたスタッフの人数ではとても回せないもの。協力者の皆さんにはいつも本当に感謝しています。

また一方で、増え続ける全体の来場者数に対して、ボランティアスタッフの人数は増えておらず、こちらの危機感も深刻です。いまのコミティアのゆるやかな雰囲気を保ちつつ、継続して開催してゆくためにも、スタッフとして参加してくれる人を募集しています。詳細はスタッフ募集をご覧ください。

ということで、過去最大規模のコミティアは何とか無事終了しました。ただ、これに安心せず、今後は新しい参加者へのアピールも含めて、これまでの運営を見直していこうと考えています。参加者の皆さんにも時々で協力をお願いすると思いますが、どうぞよろしくお願い致します。

コミティア実行委員会代表 中村公彦
(広報ティアズ124より)

『広報ティアズ』とは
コミティア開催後に発行し、その回の参加サークル宛に送付されるコミティアのレポートです。当日の全体の様子をお伝えする「アフターレポート」、参加サークルの方に描いていただいた「ヒトコマレポート」等で構成されています。この回の『広報ティアズ』を読みたい方は下記ボタンからご覧ください(PDFファイルです)。 広報ティアズ124