エアコミティアレポート

季節の変わり目か、不安定な天気が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
5月17日に行われたエアコミティアのアフターレポートをお送りします。

コロナ禍で中止になったCOMITIA132extraの代替として企画されたエアコミティア。
ツイッターのハッシュタグ「#エアコミティア」を利用したオンラインイベントですが、本当にたくさんの方が参加してくれて、一時はツイッターのトレンド2位までいきました。
またツイッター公式でも、エアコミティアのイベントページを作ってくれました。

何よりうれしかったのは、企画した私たちが願ったとおり、リアルなコミティア会場と同様に、たくさんの作品が発表され、多くの人に読まれたこと。

この日に合わせて新作を描いてくれた人、過去作品を公開してくれた人、ライブドローイングを配信してくれた人、コミティアの思い出話を描いてくれた人、「#エアPandR」のハッシュタグで作品の感想を書いてくれた人、同人書店で通販してくれた人、電子書店でDL購入してくれた人、…。本当に数えきれないほどの描き手と読み手の交流がここから生まれました。

中にはコミティア初参加の作品を公開してくれた人もいて、白井弓子(@yumish)さんの30年以上前の作品などとても懐かしく読みました。「処女作にはその作家の全てが詰まっている」というのはまさに至言ですね。

また一方では、読者の「いいね」が数万もついた作品がありました。このエアコミティアがきっかけで初めてその作家・作品と出会う人も多かったのでしょう。

エアコミティアが盛り上がったことで、はじめてコミティアを知り、次に開催される時には参加してみよう、という声もたくさんありました。

私たちスタッフも初めてのエア開催で暗中模索しながらも、この日に向けてさまざまな企画を用意し、「新しいイベントを作る」つもりで臨みましたが、大いにその甲斐があったと思います。

試験公開した「コミティアWEBカタログ」も好評でした。5月24日までは公開中ですので、あらためて、どんなサークルが参加していたか見返してみてください。次回9月にはさらにバージョンアップして登場予定です。

会期中のツイートも工夫しました。
開会閉会のアナウンスはいつもと同様、代表の私・中村の肉声で行いましたが、なんと合わせて10万回近く再生されたようです。
またコミティア会場名物の「オムそばのレシピ」はバズって、実際にオムそばを作って報告してくれた人もたくさんいました。ちょっとだけ会場の雰囲気が味わえましたね。

いつも会場のBGMを選曲してもらっているSiTLs(@ProjectSiTLs)さんも、このエアコミティアに合わせて、新しくYouTube のエアコミティア会場BGM再生リストを用意してくれました。こちらもぜひ聴きながら、会場の雰囲気に浸ってもらいたいです。

各同人書店・電子書店が企画してくれた「エアコミティア応援フェア」は5月末まで続くところも多いので、今からでもいろいろ探してみてください。
とくに決済手数料と同額を寄付していただくことになったBOOTHさんには、あらためて心から御礼を申し上げます。こちらも5月末までですので、引き続きよろしくお願いします。

コミティア公式グッズについては、おかげ様で好評につき、販売期間を5月31日まで延長することにしました。

また、この公式グッズのラインナップの一人、青木俊直さんがエアコミティアに合わせて新作を発表しました。ご本人のグッズ・アクリルスマホスタンドの2人のキャラが登場します。


続きはこちらへ→青木俊直「So Far Away」(note)

素敵なお話なのでぜひ読んでみてください。
読んでから公式グッズのスマホスタンドを見ると、つい感情移入して思わず涙が…。

さて、5月17日の慌ただしさが過ぎ、いまはゆっくりエアコミティアの余韻を楽しんでいます。
もちろんハッシュタグ「#エアコミティア」「#エアPandR」はずっと残りますので、今度は焦ることなく好きな作品を探したり、感想を書いたりしてみてください。
時間を気にしないでよいのは、確かにエア開催の利点ですね。

けれど、やはり直接みんなと出会いたいという気持ちはますます強くなりました。
次回9月はきっと会場で会えますように。

それまで皆さん、どうぞ元気でお過ごしください。

コミティア実行委員会代表 中村公彦