ケロcomorebi notes
- 職業…エンジニア、デザイナー、作曲家、漫画家、etc...
- 趣味…人の期待を斜め上に裏切ること
- コミティア歴…コミティア138からX
- https://twitter.com/kero_BIRUGE
ある時は4コマ作家。ある時はストーリーマンガ作家。そしてある時はイラストを交えた同人音楽家…。「いろいろ作っている人だ、って思われたい。それが自分の強みです」と、ジャンルに捉われず活躍するケロさん。「今回はどんな作品を生み出せるのか、自分自身楽しみにしています」
絵を描くことには幼少期から親しんできた。「架空のRPGのスケッチや、自作のカードゲームを描くのが好きでした」。一方で作曲に興味を持ち出したのは20歳になる手前。「ちょうどその頃にボーカロイドを知ったのが大きかったです」。イラストと親和性が高いジャンルだったこともプラスに働いた。「自作の曲にイラストを付けて、ニコニコ動画に上げたら結構反応が良かったんです」。マンガを描き始めたのもその延長線上だった。「ボカロのオンリーイベントにサークル参加した時、曲と世界観がリンクしたマンガをセットで作りました。両方作っている人は珍しかったし、実際かなり手応えを感じましたね」
その後はしばらくネット上での作曲活動を中心としていたが、21年には「ボカロの熱も落ち着いたので、今度はマンガの方に腰を据えて取り組んでみよう」と、コミティアに参加し始めた。初参加ではRPG世界をモチーフにしたコメディ『剣と魔法とハローワーク』を発表する。「初めて原作無しで、一から話を作ったので苦労しました。知り合いもいないし売れないだろうな、と思ったら50部も売れて、『何かコミティアに恩返しがしたい』と思うほど嬉しかったです」。その想いが形になったのが、Twitter(現X)でアップしており、今では毎回恒例となっている『コミティアの申し込み〆切を忘れないための歌』だという。「初めは自分のための備忘録といった面もあったのですが、結構反響があったので自主的に作り続けています」。回ごとに異なる曲調で隠れた人気を博す、『非公式の風物詩』とでも言うべき名物作品となっている。
「マンガか音楽、どちらかを中心にやっているっていう意識は無くて、その時々作りたいものを作っている、というイメージです」。その言葉通り、コミティアでは『ネコとハコニワ』『畦道で会えたら』といったマンガ作品を相次いで発表する傍ら、パソコンでの作曲についてマンガ形式で紹介するコラム『漫画家ちゃんが作曲をするようです』をティアズマガジン143〜146で連載。「マンガでは、多くの人に面白いと思ってもらえるような正統派のストーリーを意識していますし、作曲でもシンプルなコード進行で気持ちよく最後まで聴ける曲を目指しています」と語るように、創作という点では相通ずる所も多いようだ。
「その時楽しいと思ったことを全力でやるタイプだったお陰で、音楽もマンガもやれている今があると思います。今後も新しい分野を見つけていきたい」と、持ち前の好奇心で活動を続けていく。「将来、人生のスキルとか作風が全部一つになった凄い作品を作ってみたいですね」。そんな野望も、ケロさんであればいつしか成就させているに違いない。
絵を描くことには幼少期から親しんできた。「架空のRPGのスケッチや、自作のカードゲームを描くのが好きでした」。一方で作曲に興味を持ち出したのは20歳になる手前。「ちょうどその頃にボーカロイドを知ったのが大きかったです」。イラストと親和性が高いジャンルだったこともプラスに働いた。「自作の曲にイラストを付けて、ニコニコ動画に上げたら結構反応が良かったんです」。マンガを描き始めたのもその延長線上だった。「ボカロのオンリーイベントにサークル参加した時、曲と世界観がリンクしたマンガをセットで作りました。両方作っている人は珍しかったし、実際かなり手応えを感じましたね」
その後はしばらくネット上での作曲活動を中心としていたが、21年には「ボカロの熱も落ち着いたので、今度はマンガの方に腰を据えて取り組んでみよう」と、コミティアに参加し始めた。初参加ではRPG世界をモチーフにしたコメディ『剣と魔法とハローワーク』を発表する。「初めて原作無しで、一から話を作ったので苦労しました。知り合いもいないし売れないだろうな、と思ったら50部も売れて、『何かコミティアに恩返しがしたい』と思うほど嬉しかったです」。その想いが形になったのが、Twitter(現X)でアップしており、今では毎回恒例となっている『コミティアの申し込み〆切を忘れないための歌』だという。「初めは自分のための備忘録といった面もあったのですが、結構反響があったので自主的に作り続けています」。回ごとに異なる曲調で隠れた人気を博す、『非公式の風物詩』とでも言うべき名物作品となっている。
「マンガか音楽、どちらかを中心にやっているっていう意識は無くて、その時々作りたいものを作っている、というイメージです」。その言葉通り、コミティアでは『ネコとハコニワ』『畦道で会えたら』といったマンガ作品を相次いで発表する傍ら、パソコンでの作曲についてマンガ形式で紹介するコラム『漫画家ちゃんが作曲をするようです』をティアズマガジン143〜146で連載。「マンガでは、多くの人に面白いと思ってもらえるような正統派のストーリーを意識していますし、作曲でもシンプルなコード進行で気持ちよく最後まで聴ける曲を目指しています」と語るように、創作という点では相通ずる所も多いようだ。
「その時楽しいと思ったことを全力でやるタイプだったお陰で、音楽もマンガもやれている今があると思います。今後も新しい分野を見つけていきたい」と、持ち前の好奇心で活動を続けていく。「将来、人生のスキルとか作風が全部一つになった凄い作品を作ってみたいですね」。そんな野望も、ケロさんであればいつしか成就させているに違いない。
TEXT / HIROYUKI KUROSU ティアズマガジン148に収録