COMITIA149 レポート

アフターレポート

8月18日、東京ビッグサイト東4・5・6ホールで行われたコミティア149。開催2日前には台風7号が関東に最接近しヒヤヒヤしていましたが、迎えた当日の天気は曇のち晴れ。気温は27~33℃の真夏日となりました。

今年の夏の平均気温は全国的に高く、連日厳しい暑さが続く中、暑さ対策のためホール内の冷房は8時から16時までフル稼働。その効果もあってサークル参加者からは「涼しかった」という声が多数あがりました。心配していた熱中症その他による体調不良者は数人のみで、いずれも軽症でした。参加サークル数が3080と少なめだったこともあり、ホール内の通路幅は全体的に広くすることができました。空調の効きも相まって、会場内を回るには快適で、ストレスが少なかったのではないかと思います。

お盆休み・夏休み時期で一般参加者が増えるかにも注目していましたが、特段増えることはありませんでした。サークルデータからは20代の参加者の割合が増えているものの、30代40代や、遠方からの申込の減少が目立っており、一般参加者も同様だったような印象を感じています。参加サークル数をベースに部数を決めているカタログは完売しませんでした。前の週に開催されたコミックマーケットなど、いろいろな要因が重なったように思います。

今回から参加サークルの新ジャンルに「エッセイ」が採用されています。これは近年のエッセイマンガ作品の増加とサークルからの要望を受けてのもの。初回にも関わらず57サークルと予想以上にしっかりした数が集まりました。また、「ギャグ」ジャンルは「ギャグ・コメディ」に名称を改めています。これは「ギャグ」という言葉から連想する作品の幅が狭くなってきたことを受けてのニュアンスの調整。申込数も増え、ジャンルの可能性も広がったように感じています。

今回の会場内企画として実施した、まんが情報誌『ぱふ』50周年を記念した「みずき健『ぱふ』表紙原画展&サイン会」は熱気に溢れていました。従来からのファンから初めて見る方まで、その原画の美しさを堪能して貰えたと思います。元『ぱふ』編集長のコミティア実行委員会会長・中村をはじめ関係者・読者の方も多数集まり、旧交を温める良い機会になったようです。

もう一つの会場内企画、白泉社のコミックアンソロジー『楽園 Le Paradis』のトークショーには、同誌の作家である木尾士目さん、位置原光Zさん、編集人の飯田孝さんが出演。用意した席は早々に満席になり、立ち見が出るほど盛況でした。150ではこのトークショーの第二弾が開催されますのでお楽しみに。

新作の「コミティアてぬぐい」を始めとした40周年記念グッズも好評で、多くの方に手にとっていただきました。在庫が少なくなってきているグッズもありますので、気になる方は次回ぜひお求めください。

ということで40周年の3回目はつつがなく終了することが出来ました。次回はいよいよ40周年ラスト&150の記念回! たくさんの参加者の方とお祝いできればと思いますので、ぜひご来場いただければ幸いです。

コミティア実行委員会代表 吉田雄平

サークルヒトコマレポート

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