秋から冬に向けて日毎寒さが増してきましたが、いかがお過ごしでしょうか。11月15日に行われたコミティア114のアフターレポートをお送りします。
この日の天気は、前日から降り続いた雨が朝方まで残っていましたが、開会時間に向けて次第に止み、昼頃にはすっかり快晴に。まさに全参加者の祈りが通じたようでした。
ただ、今回から東7・8ホールの新設工事が始まった関係で、朝の一般待機列はさらに海側の臨時駐車場に移動。まだ雨が降る中、かなりの距離を歩かねばならず、誘導するスタッフの苦労も多かったようです。
開場してからは、天気の回復もあってか一般参加者の来場もぐんぐん伸び、午後1時40分頃には多めに用意したティアズマガジンも完売。場内は本当に人にあふれていました。
ティアズマガジンの「ごあいさつ」でもお知らせしたように、今回は申込サークルが募集数をオーバーして多数の落選が出るほど。それに伴い、展示参加ブースはお休みとし、見本誌コーナーは2階の商談室に移動しました。見本誌や机を2階に上げるのはかなりスタッフの負担が大きいのですが、何とか運用できたようです。出来れば今後はやらないで済むとよいのですが…。
会場内企画は、毎年この時期に併催される「海外マンガフェスタ2015」。みっちり組まれたステージイベントも充実しており、それぞれの出展ブースも大人気。世界各国から集まった参加者もみな目を輝かせて、様々な言語でコミュニケーションしていました。
思えば、いまの日本でこれだけの規模で、世界中からマンガ・イラストの「アーティスト」が集まる催しは他にないでしょう。サークルアンケートでも「楽しかった」「新鮮だった」という声が多く寄せられました。
なお、11時の開会アナウンス直前に、海外マンガフェスタのスペースから拍手が起こり、開会時に混乱がありました。これは2日前に起こったパリの無差別テロ事件の犠牲者への黙祷が行われ、その後の拍手だったようです。事情ご理解の上、どうかご容赦ください。
この他、今回は「部活」も5つ揃って充実。「神話部」「”セーラー服”部」といった、久々に50~80サークルの大規模な「部」も登場して盛り上がりました。
また有難かったのが、前夜の冷たい雨の中、会場設営に60人もの協力者が集まってくれたこと。こうした協力のおかげでスタッフの負担が軽減され、その分当日の作業に集中できます。いつも心より感謝しています。
そんな訳で今年最後のコミティアは大盛況に終わりました。次回は例年2月の予定が、会場の都合でだんだん早まり、遂に1月31日の開催です。また来年、会場にてお会いしましょう。
コミティア実行委員会代表 中村公彦
(広報ティアズ114より)