今年の夏は長雨が続いたり、暑さがぶり返したり、落ち着かない天気が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。8月20日に行われたコミティア121のアフターレポートをお送りします。
前日設営は夕方、東京各所で雷を伴なうゲリラ豪雨に襲われ、波乱のスタート。しかしその荒天の中にも80人以上の一般協力者が集まってくれて、順調に作業ができました。毎年恒例となった広島の比治山大学短期大学部の皆さんは、サークル参加で上京するのに合わせて、20名以上が設営にも参加してくれて大活躍。いつも感謝しています。
明けて当日は終日の曇り空。夏のイベント時期としては気温が上がらず、雨の心配もあまりない、むしろ理想的な天気でした。サークルアンケートでも「涼しかった」という声が多く、勿論エアコンがフル稼働しているのもありますが、過ごしやすい一日だったと思います。
場内は何分夏のコミケットの1週間後ということもあり落ち着いた雰囲気。ただ一方で昼過ぎから来る一般参加者が多いのもコミティアの特徴。ティアズマガジンもコンスタントに売れ続けて15時前に完売しました。他の即売会に多い、お目当てのサークルの本だけを買いに来てすぐに帰ってしまう人よりも、一日ゆっくりコミティアの空間を楽しみに来る人が多いのが、何よりうれしいことです。
さて、今回はティアズマガジンの「ごあいさつ」で、コミティアがボランティア体制で運営されていることをあらためて書きました。同時に行ったサークルアンケートの質問でも、勿論ほとんどが「(ボランティア運営を)知っている」という回答でしたが、「読んで初めて知った」という人もいました。
当たり前のように年4回開催されるコミティアですが、イベントとイベントの間の期間には、たくさんのボランティアスタッフのみんなが、運営計画を立てたり、備品を準備したり、の慌ただしい日々があります。スタッフ希望者の面談でも、最初に言うことは「当日3割、事前準備7割」というスタッフ作業の心得です。そのことは折にふれ、伝えてゆきたいと思います。
そういう訳で色々なところで書いていますが、目の前の懸案は様々な悪条件が重なった結果による次回11月23日のコミティア122の早朝設営(朝6:30~)。ビッグサイト3ホール規模での朝設営は長いコミティアの歴史の中でもありませんし、他でも聞いたことがありません。スタッフの人数だけでは到底不可能なミッションで、たくさんの一般協力者の参加が不可欠です。無謀な計画かも知れませんが、こうした緊急時にはきっとみんなが協力してくれるという参加者への信頼もベースにあります。集合時間が早いのでけして無理にとは言えないのですが参加可能な人はぜひご協力ください。
詳細はこちら→COMITIA122早朝設営への協力者募集
ということで話を戻して、この夏のコミティアもたくさんのご参加ありがとうございました。また次回11月に無事設営できた会場でお会いしましょう。
コミティア実行委員会代表 中村公彦
(広報ティアズ121より)