• 引き続き、会長・中村です。

    昨日はコロナ禍以来久しぶりのコミティアスタッフのお花見を行いました。
    週末は作業日程が入ることが多いため、だいぶ遅めのタイミングとなりましたが、ぎりぎり桜の花も残っていてくれました。
    好天にも恵まれ、最高のお花見(ピクニック?)日和でした。

    料理はみんなの持ち寄りで手料理も多く、私もよしながふみ「きのう何食べた」のレシピの豚の角煮を作って差し入れました。好評で良かったです。
    抜けるような青空の下、美味しいお酒や料理をつまみながら、おしゃべりしたり、ゲームに興じたり、お昼寝したりと、みなが思い思いにのどかな時間を過ごします。
    3年振りに平和が戻りつつあることをしみじみ噛みしめることができました。

    イベント当日は作業に集中して気が抜けないのですが、オフの日はこうしてみんなで集って楽しく息抜きをするのも、ボランティア団体に参加することの面白さだと思います。
    まだまだ油断はできないけれど、これからはこうしたリクリエーションを増やしてゆけたらと考えています。

    よかったらあなたも私たちの仲間(スタッフ)になりませんか?

    mosaic_20230410092632

  • 会長・中村です。
    遅くなりましたが3月26日に開催された名古屋コミティア62のレポートをお送りします。
    会場はお馴染みの名古屋国際会議場の白鳥ホール。
    当日はあいにくの雨模様でしたが、来場者は多く、おかげ様で盛況でした。
    mosaic_20230410095124

    小さ目のホールを利用している都合でサークルの落選が多かったのは残念ですが、ここ数年のコロナ禍の影響を脱しつつあることを実感しました。
    東京コミティアの出張委託の売上も好調で、終日人が途切れない状態でした。

    次回は9月17日に同所にて。
    名古屋観光がてらの参加はいかがでしょうか。
    名古屋めしは美味しいですよ。

    さて引き続き、4月2日に開催されたJ.GARDEN53にコミティア出張委託のコーナーで参加しました。
    会場は東京ビッグサイトの西2ホール。
    コミティアも「イベント協力」という形で関わっているため、コミティアスタッフも多数参加しています。
    こちらも大盛況で、なんと開会時刻前にイベントパンフレットが売切れるという珍事?がありました(以降はリストバンド交換チケットの販売に切替)。
    出張委託コーナーも手応えが良く、コミティアの参加サークルのようなオリジナル同人誌に触れる機会が少ないためか、じっくり中身を確かめて購入してくれる人が多かったです。こういう反応も嬉しいですね。

    次回は10月8日に同所にて開催です。
    またJ.GARDENの参加者の皆さんに会えるのを楽しみにしています。

  • 83CAD6C8-D553-4C02-8E99-9240F915002E

    会長・中村です。
    本日はマンガ大賞2023の授賞式に行ってきました。
    私も同賞の選考員を務めさせてもらっているので、その一人としての参加でした。

    発表された今年の大賞は、とよ田みのるさんの「これ描いて死ね」(小学館)。

    高校生の女子たちが初めてマンガを描き、本を作って同人誌即売会に参加する本作品には、コミティアが重要な舞台として登場しており、作者のとよ田さんご自身も同人誌を作って何度もコミティアに参加されています。私も一ファンとして応援していたので、とてもうれしいです。

    授賞式の質疑応答で、とよ田さんがコミティアに初めて参加した時の印象を尋ねたところ、作中の主人公同様に、たくさんの創作者が「表現したい」という純粋な気持ちでここに参加していることに衝撃を受け、コミティアを好きになった、と答えてくれました。また、いま参加しているサークルの皆にも、これまで通り好き放題に描いて欲しい、とも。
    こうした部分はこれからの作品の展開にも重要なテーマとなるようです。

    あらためて、とよ田さん、「これ描いて死ね」のマンガ大賞2023大賞受賞おめでとうございます!

    この素敵な作品がさらにたくさんの読者に読まれることを心から願っています。

  • 代表の吉田です。
    5月5日に開催するCOMITIA144のサークル申込状況についてお知らせです。

    さて、今回は3500サークルの募集に対し、2020年以来最多となる4350を超える申込をいただきました。本当にたくさんのお申込ありがとうございます。
    前回から約1300サークル増という予想を多く超えた結果に驚きつつ、創作をする気持ちになった方が増えたことを嬉しく感じています。
    しかし当初の計画では多くの落選が発生してしまうことになります。そこで出来る限りサークルを受け入れる方向で調整を行うことにしました。

    大きな変更点は次の2つになります。

    (1) サークルスペースの机と机に空けていたスペースを従来(コロナ禍以前)通りに詰めます。
    各サークルスペースの出入りなどが快適で継続の希望が多かったものですが、出来るだけ多くのサークルを受け入れるため、やむを得ず取りやめる判断を行いました。
    どうかご理解いただければ幸いです。

    (2) 会場を東456ホールから東123+8ホールに変更します。
    会場の東京ビッグサイトと調整の上、追加で東8ホールを借りることを決め、また予定していた東456ホールについても東8ホールと動線の相性が良い東123ホールに会場を変更しました。
    東8ホールは主に見本誌コーナーとして利用する方針で、サークルスペースや入場手続きなどは設置しません。

    この変更により、当初の計画よりも多くのサークルを受け入れる事が可能となりますが、それでも多少の落選が出てしまう見込みです。どうかご容赦ください。

    COMITIA144の当選サークルの速報となる「参加サークル50音リスト」は、3月24日(金)までに公式サイトで公開します。
    正式な当落通知となる「サークル参加案内書」(当選の場合)、または「返金のご案内」(落選の場合)は、3月27日(月)頃に発送を予定しています。
    お手元に届くまで、今しばらくお待ちください。
    発表までは当落に関する個別のお問い合わせにはお答えできません。
    今からのサークル申込辞退の連絡も事務作業が混乱するため、ご遠慮ください。

    お知らせは以上となります。
    引き続きよろしくお願いいたします。

  • 会長・中村です。
    昨日3月5日に開催された九州コミティア7のレポートをお送りします。

    会場はお馴染みのJR小倉駅徒歩5分の西日本総合展示場新館。
    IMG_2763

    小倉駅と言えば、先頃亡くなられた漫画家・松本零士先生の「銀河鉄道999」のメーテルや鉄郎、「宇宙海賊キャプテンハーロック」のハーロックの銅像が駅頭に置かれているので有名。私も暫しの間ですが祈りを捧げてきました。
    IMG_2755

    IMG_2756

    さて今年2023年から九州コミティアは春開催に移行しました。
    現在はまだ感染症対策により一机に一サークルの配置ですが、それでも今回は約340サークルの参加となり、コロナ禍以前に比べてもだいぶ回復してきた手応えがあります。
    またサークルスペースを回っていると、東京コミティアの常連サークルさんももちらほら見受けられました。全国的にも新型コロナの状況が落ち着く傾向にあり、それに伴い各地のコミティアに遠征する人も増えてきたようです。

    会場内では松本零士先生の追悼コーナーも設けられました。
    九州コミティア3の告知イラストでは、松本作品やご本人をモチーフとしたキャラが登場しており、掲載を問い合わせたところ快諾をいただいたとのことです。
    IMG_0443

    おかげ様で東京コミティアの出張委託コーナーも盛況。常に立ち寄る人が途切れない状態で売行きも好調でした。

    次回の九州コミティア8は来年2024年春の開催でまだ詳細は未定ですが、ぜひ各地からの遠征も含めて沢山のご参加をお待ちしています。

  • 会長・中村です。
    COMITIA143から1週間が経ってしまいましたが、当日の私の会長就任記念ブースでの様子をこちらで書かせてもらいます。
    (COMITIA143全体のアフターレポートは後日、代表の吉田より公開されますので暫くお待ちください。)

    まず、同じ同人誌即売会や関連業界、作家の皆さまより、私の会長就任と吉田の代表就任を祝う御花をたくさんお贈りいただき、出入口付近に飾らせてもらいました。皆様のご厚誼に厚く御礼を申し上げます。
    2023-02-19 08-34-03 DSCF3474

    そして、この記念に刊行した『コミティアの創り方』の販売ブースの立派さに驚かれた方も多かったでしょう。
    ……実は私もビックリしました。
    こちらは会場で利用するサークルさんの机・椅子などをレンタルしているイベント施工業者のFFKさんがなんと無償で提供してくださったもの。長年のお付き合いがあるとはいえ、こんな凄いブースを作ってもらい、恐縮すると共に心から感謝するばかりです。
    2023-02-19 11-37-18 DSCF3963

    そして、この本の装画・挿絵を描きおろしてくれた山川直人さんの原画もこちらで飾らせてもらいました。山川さんのアナログ原稿の美しさは誰もが認めるところ。この絵を楽しんでくれた方も多かったようです。
    2023-02-19 09-33-51 DSCF3748

    ▼ご本人のツイッターより。

    この豪華なブースのおかげか、『コミティアの創り方』の販売も好調で、気軽に立ち寄ってもらおうと私の在席時間を告知したら、サインを求める方の行列が出来てしまい慌てました。
    メッセージを入れてサインをさせてもらった人数はなんと約180人! 人生最初で最後?の大人数にサインを入れさせてもらいました。並んでくれた方々も有難うございました。
    mosaic_20230226182554

    なお、『コミティアの創り方』の通信販売も始まりましたので、購入希望の方はぜひご利用ください。

    ということで、個人的にはたいへん賑やかで晴れがましい一日となりました。
    お声がけくださった皆様、本当に有難うございました。

    これからもコミティアの会場には必ずおりますので、今後とも変わらぬお付き合いをお願い致します。

    余談ですが、開会前日に合わせてこきあいりんさんの公開した『ティアズマガジン』のFrontViewの取材に関するコミックエッセイにも私が登場しています。見た目がカッコよすぎという声も多いですが(笑)、よろしければ読んでみてください。

  • 会長・中村です。
    2月13日に亡くなられた松本零士先生の作品の思い出を少し書かせてください。

    氏の作品を初めて読んだのは小学生の頃。『週刊少年マガジン』で連載された「男おいどん」でした。
    大四畳半、ラーメンライス、サルマタケ、下宿館のバーサン、トリさん、といったユニークなモチーフとキャラクターは強烈で、幼い自分は主人公・大山昇太の抱える孤独感に、いつか成長する己の姿をダブらせていたように思います。

    そして、その後の氏の代表作である「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」といったロマン溢れるSF大作は、大いに胸を躍らせてくれました。

    けれど、もう一つここで紹介したいのは「戦場まんがシリーズ」(『週刊少年サンデー』ほか)のことです。
    読切シリーズの形で発表された本作は、戦場の過酷な状況下で必死に生き抜こうとする兵士たちの群像を描きます。同時にそこに登場する戦争兵器の数々もまた悲しい登場人物のように感じました。

    また、毎回30P前後の短い枚数の一話完結で、それぞれシチュエーションが違う物語を描き、凝縮されたテーマを的確に伝える作劇の巧みさは、その演出手法の点でも多くのマンガ描きの皆さんに触れて欲しい傑作です。

    とくに画像を引用した「音速雷撃隊」(『オーロラの牙』収録)のエピソードは、10代半ばの自分に戦争の恐ろしさと愚かさの両方を心に深く刻みました。
    IMG_2735

    IMG_2734

    IMG_2733

    (作中の表現は現在の版では「大バカ」と変更されていますが、自分が読んだ当時の心象を伝えるために、旧版の画像を引用させていただきました。)

    今まさに戦時下にあるこの世界だからこそ、多くの人に読んで欲しい作品です。

    あらためて沢山の作品を遺された松本零士先生のご冥福を心から祈ります。

  • 会長・中村です。
    私がコミティア実行委員会代表時代に37年間書き続けた、
    カタログ『ティアズマガジン』の巻頭ごあいさつを集めた、
    『コミティアの創り方~ティアズマガジンのごあいさつ完全版』が遂に完成しました。

    自分の歴史がこの一冊にまるごと詰まっているようで、しみじみと愛しいです。
    IMG_2674

    2/19 COMITIA143当日は東5ホール本部横の『中村公彦会長就任記念ブース』にて販売します(1冊1000円)。
    付録で山川直人さんが描きおろしてくれた表紙イラストのカラー版のポストカードも付きます(枚数限定)。
    私・中村も10:30~12:0014:30~15:30の時間帯は販売ブースにおりますので、よろしければぜひお訪ねください。

  • 【2023年8月3日 追記】本規定の有効期限は2023年9月3日開催のCOMITIA145までとします。以降については【COMITIA146より】AI作品に関するサークル販売物規定についてをご参照ください。

    代表の吉田です。コミティアの販売物規定に関するお知らせです。

    1.はじめに。本エントリーの目的
    2023年2月6日より数件、コミティアのサークル販売物規定(以下、ガイドライン)で細かいルールを定めていない「AIによる技術を利用した作品」(以下、AI作品)について、お問い合わせをいただいています。
    本エントリーはそれらのお問い合わせに対する回答を兼ね、現在のコミティアの方針について周知することを目的として公開するものです。

    2.お問い合わせいただいている内容、懸念点
    個々の問い合わせの内容を公開、引用することはいたしませんが、概ね同内容であると認識しています。
    それらを統合しますと『著作権で保護されている他人のイラストを無断で学習させたAI作品をほぼ手を加えていないような状態で、オリジナルに限定したコミティアで販売されることに違和感がある。実行委員会の考えを教えて欲しい』といったものになるかと思います。

    3.現時点でのルール、および今後のガイドライン更新予定
    2023年2月時点でコミティアではAI作品に関するガイドラインはまだありませんし、現時点でAI作品であることのみを理由として販売・頒布を禁止するというようなルールはありません。
    ただし、使用するAIの利用規約を守っていないもの、明確な法令違反と判断できるものについては既存のガイドラインから考えて不可と考えます。
    これがコミティアでの現時点でのルールとなりますが、このような回答が、「2.」で書いた問い合わせ内容をお寄せいただいたことへのお答えとしては不十分であることも認識しています。
    このように既存のガイドラインを当てはめて考えることが難しい新しい技術や表現手段については、実際に発表される作品傾向を確認しながらガイドラインの整備を行っています。
    AI作品については、世界的にも適切な使い方について議論が進んでいる最中と認識しています。社会通念上のルールも曖昧であり、コミティアで的確なルールを決めるには、判断材料が不足していると考えます。そのため、ガイドラインの策定には今しばらくお時間を頂戴できれば幸いです。
    ただし、本件は参加者の関心の強い事柄と認識しています。出来るだけ早い時期、できれば2023年中には方針を固めて発表できればと考えています。

    4.ガイドライン策定に向けた問題点の整理
    懸念されているのはAI技術を「好ましくない形」で利用した場合ですので、AIの利用自体を制限することは現実的ではないと考えます。出力された「AI作品」から得たインスピレーションやアイデアを元に、自身で新しい作品を作り上げる方もいるかもしれません。
    問題はこうした技術が適切に使用されるかどうかでしょう。ここで言う「適切」とは、使用する側のモラルに依存するもので、問題を複雑にしている原因です。
    AI作品のデータ学習や生成の中で特定の個人に対し不利益が発生しないようにすることは、コミティアのガイドライン以前に人としてのマナーであるようにも思います。
    そもそも個々の作品がAI作品なのかどうか、作者側が明言しなければ判断する手段がないことも念頭に置く必要があります。
    果たしてどのような場合がコミティアとして「好ましくない形」と考えるべきかは悩ましいです。

    5.ガイドライン策定までの対応方針
    提出される見本誌をベースに、個々のケースについての都度、対応や可否を検討します。
    なお当日の開会前に大量に提出される見本誌全てに対して正確な判断を行うことはできません。
    会期中、あるいは開催終了後、見本誌を確認し、明確な問題が確認できた場合は今後の販売をご遠慮いただくことも含め、対応に関し個別にご連絡します。
    過去に販売が可能だったことは、今後の販売が可能であることを保証するものではありません。その点も誤解ないようお願いいたします。
    コミティアとしてはどんな作品でもしっかりと内容を確認した上で、評価を行いたいと考えています。
    そのためサークルカットや、販売物の告知については参考情報として取り扱います。

    6.まとめ
    ・AI作品の販売・頒布を禁止するルールや、AI作品に関する細かいルールは現状ありません。
    ・個々のAIの利用規約や、法令の遵守は必須です。何より良識を守って使うことが大事だと思います。
    ・2023年中に、もう少し踏み込んだ方針を出せたらと考えています。それまでは個々に対応を行います。

    以上です。

    《更新履歴》
    2023年2月9日 本エントリー公開
    2023年8月3日 本規定の有効期限をCOMITIA145までとし、COMITIA146以降の規定についてのリンクを本ページ先頭に記載しました。

  • 会長・中村です。
    米沢嘉博記念図書館で開催中の「矢口高雄展 夢を見て 描き続けて」に行ってきました。

    氏の代表作「釣りキチ三平」(週刊少年マガジン連載)を読んでいたのは、私が10代の頃。あらためて往時の画稿を観ていると、その自然描写の美しさ、躍動的な構図にため息が出ます。原画展のキービジュアルの絵も素晴らしいですね。この密度の仕事を週刊連載でしていたのかと思うと、あらためてその偉業に感服しました。
    IMG_2704IMG_2705

    平日のことでしたが、若い層の来館者も多く、50年近く前の原稿用紙にペンで描かれた作品が、今のデジタル世代の表現者に刺激を与えているのも興味深いです。
    会場では矢口先生本人のインタビュー映像も流れていましたが、「漫画界で生き抜くには自分にしか描けない物を持たねばならない。自分の場合は幼い頃より自然の中で生きてきたことだった。それなら手塚治虫先生にも負けない」という言葉に、強い自負と共に、先達からの後進への熱いエールを感じました。
    IMG_2706

    会期は2月13日(月)までと残り少ないですが、この週末にでもお時間がある方はぜひ観に行ってみてください。

    —————————————-
    矢口高雄展 夢を見て 描き続けて
    《入場無料》
    会 場:明治大学 米沢嘉博記念図書館・現代マンガ図書館 1階
    会 期:2022年10月14日(金) ~ 2023年2月13日(月)
    開館日:月・金14:00~20:00、土・日・祝12:00~18:00
    休館日:火・水・木(ただし祝日の場合は開館)、12月25日(日)~2023年1月7日(土)
    —————————————-

2024年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
最新記事