はじめてのコミティア(サークル編)
「はじめてのコミティア(一般参加編)」はこちら!
コミティアに一般参加してみて、「自分も作品を発表してみたい!」と思ったら
ぜひサークルで参加してみてください!
コミティアや、同人誌即売会にサークル参加したことがない方も、このページを見て一歩を踏み出しましょう!
サークル参加とは?
コミティアに来場する方は、全員が次のいずれかの「参加者」に分類されます。
サークル参加するには、開催の数か月前までに設定されている締切までに申込が必要です。
締切を過ぎてからの申込や、飛び入りでのサークル参加はできません。
コミティアで発表できる作品は、基本的に「ご自身のオリジナル作品」のみです。既存の作品の二次創作(パロディ)は販売することができません。
いざサークル申込!
コミティアにサークルで参加したい!と思ったら、「サークル参加申込」の記載に従って申し込んでみましょう。
申込には郵送も利用できますが、外部サービス「Circle.ms 」経由でのオンライン申込が便利です!
『これ描いて死ね』番外編「コミティアに参加するには!!」
『ゲッサン』(小学館)で好評連載中の漫画浪漫成長譚『これ描いて死ね』の番外編を、
作者のとよ田みのるさんに描き下ろしていただきました!
申込の前に準備・確認
- 申込期間の確認
「開催スケジュール」を見て、自分が申し込みたい回の受付が始まっているか/終わっていないか確認してください。
「サークル参加申込」のページは、受付が始まった後に開設されます。 - 「配置希望ジャンル」の選定
コミティアでは、広い会場内でなるべく同じような作品を発表するサークルを並べるため、申込時に「配置希望ジャンル」を必ず1つ選んでもらっています。
※以下は、2025年11月開催「COMITIA154」のジャンル一覧です。変更がある場合がありますので、必ず申込回のジャンルを確認してください。
B…少年マンガ
G…少女マンガ
Y…青年マンガ
F…ファンタジー
Q…SF
J…JUNE・BL
R…百合・GL
U…ギャグ・コメディ
P…エッセイL1…イラスト(かわいい・おしゃれ)
L2…イラスト(萌え・美少女)
L3…イラスト(男性キャラ中心)
L4…イラスト(アナログ・手描き)
L9…イラスト(その他)
X…アート・デザイン・写真
N…文芸
C…評論・情報
M…音楽・映像・ゲームD…雑貨・アクセサリー
A1…アダルト(男性向け)
A2…アダルト(TL・創作男女)
A9…アダルト(その他)
W…人外・妖怪
Z…動物
H…歴史・時代もの
T…旅行記
E…その他・ノンジャンルなお、こちらはあくまで「どこに配置されたいか」という希望を聞くためのものです。
申込したジャンル以外の作品を販売しても大丈夫ですし、作品傾向と異なるジャンルを選んでも問題ありません。 - 責任者(代表者)の決定
申込後、コミティアより「参加案内書」などの郵送物が届きます。
そのため、複数人のサークルであっても誰か一人「責任者(代表者)」を決めてください。
なお、オンライン申込ではサークル責任者を14歳以下に設定することができません。14歳以下の方をサークル責任者にする場合、郵送申込のご利用をお願いします。 - サークル名・サークルPRカットの準備
サークル名・サークルPRカットはカタログ「ティアズマガジン」や、「コミティアWEBカタログ」(後述)などに掲載されます。
サークルPRカットは、幅638px・高さ945pxのスペースで自分のサークルをアピールする場となります。
何を販売するか、作風はどんな感じか…。いわば【お店の看板】です。この内容の分かりやすさだけでも、スペースに来てくれる人の数が変わります。以下の注意を守ったうえで、しっかり作成をお願いします!(※クリックで拡大します)
- 「合同参加」希望の有無
コミティアでは、隣どうしの配置で参加できる「合同参加」という仕組みがあります(サークルの間で「合体キー」を伝え合う必要があります)。
「配置希望ジャンル」が同じ場合のみ可能ですが、お友達のサークルと参加したい方はぜひ利用してみてください。
申込方法
オンライン申込には「Circle.ms 」という外部サービスを利用しています。
申込期間が始まると「イベントにサークル参加する」にページが出てきますので、そちらの案内に従ってお申込みください。
※操作上の質問については、「Circle.ms」までお問い合わせください。
毎回、期間内に申込が完了できなかったサークルが見受けられます。期間を過ぎての申込はできませんので、余裕をもって、お早めに!
当落発表
申込サークル数が募集数より上回った場合は、基本的に抽選を行います。
当選/落選の発表は、コミティアHP「参加サークルリスト」の公開をもって行います。たとえば2025年9月開催・COMITIA153の「参加サークルリスト」はこちらです。
この「参加サークルリスト」にサークル名が掲載されていれば当選となります。
残念ながら落選となった場合は、後日「落選のお知らせ」が届きます。案内に従って返金の手続きをお願いします。
(「参加サークルリスト」の公開時期は、申込サークルに一斉送信される「メールニュース」でお知らせします)
抽選を行わない場合でも、申込内容に何らかの不備があると「不備落選」となる可能性があります。 余裕をもって申込を行い、不備がないように確認しましょう!
当日までの準備
当選したら、いよいよ当日に向けて準備を進めましょう!
書類一式の確認
「参加サークルリスト」公開の後、「参加案内書」一式が責任者宛てに郵送されます。
中に入っているものは、どれも大切なものばかりです。中を熟読し、当日まで大切に保管してください。
「参加案内書」を紛失しないために…
参加案内書一式には、早く会場内に入るための「サークル通行証」等、無くすと面倒なものが含まれています。
参加案内書は薄いため、チラシの隙間に挟まったり、間違えて捨ててしまうこともあります。
- 届いたらすぐに、目立つ場所に置き場を決めておきましょう。
- (家族と一緒に住んでいる場合)ポストに「COMITIA」から封筒が投函されることを知らせておきましょう。
新刊の準備
同人誌即売会に参加するからには、ぜひ新刊を準備したいところです。
コミティアで発表できるのはマンガに限りません。オリジナル作品であればマンガ以外の表現、イラスト、小説、評論、音楽、グッズなどの販売もできます。
同人誌の形態も、印刷所に頼む「オフセット印刷」や「オンデマンド印刷」で無くても大丈夫です!
コピー機で刷った紙を綴じれば、それは立派な「コピー誌」と呼ばれる同人誌になります。
ただし、コミティアではいわゆる二次創作(ファン・フィクション/パロディ)は販売することができません。
「これって二次創作?」「発表していいの?」と思ったら、「FAQ > サークル販売物規定」を参照してください。
- 見本誌提出の準備
新刊が準備できたら、「見本誌」の提出準備を事前に行っておくと当日の「サークル巡回受付」がスムーズです。
※「東京開催のコミティアで初めて販売する作品」は、原則として見本誌を1部提出する必要があります。詳しくはこちら。参加案内書一式に「見本誌シール」が入っていますので、以下のように準備して貼り付けておいてください。
初めての同人誌を作る時は、技術的に拙いところ・自分でも納得できないところがあるかもしれません。
ですが、作品は作家の想いの結晶です。ぜひあなたの情熱を作品にぶつけて、コミティアで発表してみてください!
WEBでの宣伝
作品を制作することはもちろんですが、事前にWEBで宣伝しておくと、自分の作品を見てもらえる機会が広がるかもしれません!
- SNSの利用
開催が近づいたら、X(Twitter)やpixivといったSNSに「当日のおしながき」や「新刊のサンプル」を上げてアピールしましょう。
「#COMITIA●●(開催回)」などのハッシュタグを利用すると見てもらえる可能性が高まります。どんな作品を出しているか分からないと、スペースに来てもらうチャンスを逃してしまうことに繋がってしまいます。特に初めて参加する方は、新刊のあらすじを書いたり、作品の雰囲気が分かるサンプルをアップしてアピールすることをおすすめします。
- 「コミティアWEBカタログ」の活用
開催2~4週間前にカタログ「ティアズマガジン」が発売されますが、同じタイミングで「コミティアWEBカタログ 」が公開されます。
参加サークル情報の閲覧・検索、チェックリスト作成や印刷、会場図の表示・印刷などを行うことができるサービスです。サークル参加者は、1スペースにつき1つ付属するサークル専用の「アカウント作成コード」で、「WEBカタログ」を無料で利用することができます。
さらに、任意のタイミングで自分のサークル情報の変更が可能です。●WEBカタログ用のサークルPRカット(カラー画像もOK)のアップロード
●URL情報の編集
●作品傾向をアピールしつつ、ユーザーの検索性を高めることが出来る「タグ」編集これらを活用することで、サークルチェックする参加者に対して効果的にアピールすることが可能です!
ぜひ利用してみてください!
備品の準備
同人誌を直接机に並べて販売しても大丈夫ですが、多くのサークルがある程度ディスプレイにこだわっています。
とはいえ、最初から大きなポスターなどを準備するのも難しいはず。まずは最低限の物から準備して、参加者の目に止まりやすいサークルを目指していきましょう。
- 値札/おしながき
一般参加の時にも、「この本いくらで買えるのかな?」というのが気になったはず。
値札のかわりに「おしながき」を用意して、卓上のポスタースタンドに掛けておくのも分かりやすくてGOODです。さらに「スペースNo」を書いておくと、場所に迷いがちな参加者の助けになります。 - 敷布/ポスター
敷布は単にテーブルの上を華やかにするだけではなく、机の下に置いた荷物を隠せる役割もあります。
ポスターは何よりも目立ちます。離れた場所からでも、自分の作品をアピールすることができます。
ただし、大きすぎるものはNGです! こちらも参考に、サイズにはお気をつけください。 - お釣り
100円玉、500円玉、千円札はある程度準備しておきましょう。両替はゲームセンター等ではなく、銀行といった金融機関でお願いします!
特に、販売物が「100円」や「600円」といった価格だと、100円玉のお釣りが減っていきます(千円札で払った場合、100円玉が4枚お釣りとして発生します)。自分の価格設定も参考に、無理のない範囲で用意してください。
備品の準備については、サークル参加経験者がいろんなWEBページで解説しています。検索して、自分のスタイルに合うものを参考にしてみてください。
コミティアからの情報をチェック
コミティアから、開催前に知っておいてほしい情報をお知らせしています。都度チェックするようにお願いします。
- 公式HP
コミティアの基本的な情報が網羅されている公式サイトです。
特にトップページの「告知イラスト」を押すと開く「開催情報」は、参加するうえで役に立つ情報がまとまった便利なページです。 よくある質問をまとめた「FAQ」なども含めて、ぜひ活用してください。 - メールニュース
参加サークル向けに送信される、サークル参加に特化した情報を案内するメールです。
「公式HP」ではお知らせしていない内容も、時期に沿ってお伝えしています。 - SNS(公式X ・公式Bluesky )
カタログ「ティアズマガジン」の販売情報や、当日の入場方法など幅広くお知らせしています。
それぞれのSNSアカウントをお持ちの方はフォローしておくと便利です!
荷物の会場搬入
販売物や備品が少ない方は、鞄や台車などを利用して自分で荷物を搬入する「手搬入(自力搬入)」を行う場合が多いです。事前の手続きなども必要ありません。
ただし、宅配便によって事前に指定の方法で搬入する「宅配搬入」、一部の同人誌印刷会社などが行っている「直接搬入」といった方法もあります。
詳しくは参加案内書を参照してください。「宅配搬入」は、指定の方法・期間以外で送ると搬入されませんので注意です!
体調管理
開催日前は睡眠、休息をしっかり取り、体調を整えてください。
季節に応じた暑さ対策・防寒対策も忘れずに!
37.5度以上の熱がある方、体調が悪い方は、残念ですが無理して来場しないようにお願いします。
欠席する際、コミティアへの連絡は不要です(参加費の返金はできません)。
開催日の過ごし方
タイムスケジュール
コミティア開催日の一日は、大体以下のように進んでいきます。
| 9:00 ~ 10:30 | サークル参加者入場 |
|---|---|
| 9:00 ~ 10:40 | 宅配便荷物展開 |
| 9:00 ~ 10:45 | 追加イスの貸出 |
| 9:30 ~ 10:40 | 巡回受付(見本誌回収) |
| 11:00 | 開会(一般参加者入場) |
| 11:00 ~ 16:00 | 開催中 |
| 12:00 ~ 16:00 | 見本誌コーナーOPEN |
| 13:00 ~ | 宅配便搬出受付開始 |
| 16:00 | 閉会 |
| 16:00 ~ | 会場撤収 |
入場するまで
- 東京ビッグサイトに来場
来場には、公共交通機関を利用してください。
やむを得ず自家用車で来場する場合、会場および周辺の有料駐車場を利用することになりますが、確実に駐車できるかは保証できません。東京ビッグサイトの入口から、コミティアが開催されるホールまでは数分~十数分かかります。交通機関の遅延や思わぬトラブルに備えて、時間に余裕をもった来場をおすすめします。
- 入場
サークル参加者は準備のため、開場時刻よりも早く入場することができます。
入場の前に、あらかじめ「サークル参加情報」(参加案内書の封筒に同封)から「サークル通行証」を切り離して、1人1枚手に持つようにしてください。
COMITIA152「サークル参加情報」用紙
開場前(サークルの準備)
サークル入場したら、まず自分のサークルの準備(設営)を行います。
最初に、お隣や近くのサークルに事前に「今日はよろしくお願いします!」と挨拶しておきましょう。気持ちよく一日を過ごせるはずです!
机には自分のスペースNo、サークル名が書かれたシールが貼ってあります。
シールが貼ってある側、横幅90cm×縦幅45cmが自分のスペースの机です。真ん中に線など目印はありませんので、はみ出さないように気を付けてください。
ポスタースタンドを背面に設置する場合は、1サークルあたり横幅は90cm以内まで、床から2m以下の高さにしてください。
背面側に向けてポスターを掲示すると、真後ろに配置されているサークルのポスターと誤解される事があります。他のサークルに迷惑がかからないようご配慮ください。
販売物を並べるラックの高さは、卓上から80cm(床から150cm)までとし、通路側から出展者の顔が見えるようにしてください。
敷布等は床につかないようにしてください。
サークルの設営が終わったら、自分のスペースを撮影してSNSに「設営完了」を投稿するのも楽しいもの。
ですが、他の人・他のサークルが映り込んでしまうと思わぬトラブルに繋がります。撮影の規定を確認したうえで、周囲への配慮をお願いします。
コミティアでは、見本誌と「参加登録カード」を回収する「サークル巡回受付」を9:30~10:40に行っています。提出が間に合わなかったら会場内の「時間外受付」に提出してください(見本誌がない場合も「参加登録カード」はご提出ください)。
見本誌は返却されませんが、見本誌コーナーに展示されますので、参加者へのアピールになります!
開場中(販売)
11時になると開場、販売を開始できるようになります。(「販売」のことを「頒布(はんぷ)」と呼ぶことも多いです)
販売時、周囲の迷惑になる呼び込みは避けてください。買い物やお話ししている方が隣のスペースにはみ出さないようご注意ください。
挨拶回りなどで席を離れる際は必ず貴重品を携帯してください。隣のサークルに離席を伝えたり、販売物に布をかけておくとよいかもしれません。
他のサークルを回ったり、キッチンカーでお昼ご飯を食べたり(ちなみにコミティアでは「オムそば」が名物です)、出張マンガ編集部・会場内企画を見たりするのも楽しいはずです! 創作意欲がより刺激されるかもしれません。
困ったときは、開場中に本部か近くのスタッフにお知らせください。スタッフは「COMITIA」の腕章をしています。
後日のご連絡は状況の確認が難しいため、当日中のご連絡をお願いします!
帰宅(撤収)
コミティアの閉会は16時ですが、その前に帰っても(撤収しても)構いません。
ですが、コミティアの参加者は閉会間際まで面白い作品を探して残っていることが多いです。なるべく長くいることをおすすめします。
撤収する際は、机のスペースNoシールは剥がしてください。ゴミは会場内のゴミ箱に捨ててください。
イスは畳んでおいていただけると助かります。机に立てかけると危ないので、床に置くようにお願いします!
- 荷物の搬出
搬出時に宅配便を利用する方は、なるべく早めに利用することをおすすめします。 閉会間際・閉会後は待機列が大変混雑しますので、荷物は置き去りにならないようになるべく持参してください。
閉会後、会場の撤収はスムーズに進みます(大体1時間で会場が空になります)。すみやかな退出にご協力ください。
閉会15分後の宅配便搬出待ち列と、閉会30分後の会場撤収風景(COMITIA152)。
宅配便での搬出には時間がかかる一方で、会場の撤収はすばやく進みます。
開催後の過ごし方
「サークルアンケート」の提出
コミティアでは、当日の状況や感想をサークルの立場から教えていただくため、「サークルアンケート」を実施しています。
頂いた回答は運営の改善、カタログ「ティアズマガジン」の編集作業などに使われています。
「サークルアンケート」用紙のイメージです。
(一部ボカシを入れています)
参加案内書に用紙が同封されていますので、お帰りの際に出口のスタッフにご提出ください。
また「WEBフォーム」でも回答を受け付けています(URLは用紙に記載されています)。
開催日後、数日間は回答できますので、当日提出できなかった方もぜひご協力ください。
次回以降の申込
はじめてのサークル参加は、もしかしたら上手くいかなかったり、反省点が多かったりするかもしれません。
でも「またサークル参加してみたい!」「リベンジしたい!」と思ったら、ぜひまた申し込んでみてください!
コミティアは年4回開催されています。次の回の予定が合わなくても、またサークル参加するチャンスはすぐ訪れます。
長年参加しているサークルも、誰もが「はじめてのコミティア」を経験してきました。ぜひ継続して参加し、作品を発表していただけるとうれしいです。
『これ描いて死ね』番外編「コミティアに参加するには!!」
『ゲッサン』(小学館)で好評連載中の漫画浪漫成長譚『これ描いて死ね』の番外編を、作者のとよ田みのるさんに描き下ろしていただきました!
※コミティア公式Twitterに、2024年8月28日に掲載された作品の再掲です。
とよ田みのるさんご自身も、サークル「FUNUKE LABEL」で長年コミティアに参加されています。
ティアズマガジン124掲載の「FrontView」、ティアズマガジン144掲載の「Creator's Story」もぜひお読みください。

